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表題作欲張りな男たち

井ノ原慶泰,カフェで声を掛けてきたリーマン
恒松圭一,26歳,内科医,重度のブラコン

その他の収録作品

  • その後の2人
  • それでも欲張りな男たち(描き下ろし)

あらすじ

内科医の圭一は、自他ともに認める重度のブラコン♡ 兄の日向も圭一を溺愛していて、なかなかイタイ兄弟…。ある日、コーヒーショップでやたら距離を詰めてくる変な(でもカッコイイ♡)男と出会った圭一。関わりたくなくて逃げ帰るものの、翌日職場でまさかの再会! 男から強引に誘われて、仕方なく夕食につきあうことになる。すると流されやすい圭一は、そのまま男の家に連れ込まれて──!?

作品情報

作品名
欲張りな男たち
著者
桜井りょう 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
発売日
ISBN
9784775524381
2.6

(11)

(0)

萌々

(0)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
25
評価数
11
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

3P本じゃないよ

表紙の絵と、帯の、
❝ 相思相愛ブラザーズに謎のイケメンが割り込んできてーーー ❞
という言葉を見て、ガチ兄弟+イケメンで3Pかな?って思ったのは、
きっと、わたしだけじゃない…はずw
でも、この本は3Pモノじゃありませんでしたー


受け(表紙の真ん中)と、
親の再婚で兄弟になった優しくドジな兄(表紙右のメガネくん)は、
ホントに相思相愛な仲良し~~同居してて帰宅したらハグは当たり前。
弟(受け)は、何より兄が大事なブラコンなゲイ。
だけど恋愛感情ではなくて…でも兄は実は弟に恋愛感情を持っている。

そんなふたりの間に、
イケメンの攻め(表紙左)が入ってきて~どうなる??
というエロシーンがわりと多めの、ラブコメ風の本でした☆

この攻め、なかなか策士っぽく、
初対面で受けにコーヒーをにこぼして印象を付け、
受けが内科医なのを知って仮病を使って再会、
強引に夕食に誘い、受けが猫好きと聞いて猫をダシにして家にも~
そしてあっという間にエッチまで!
(受けも、なんとも流されやすいw)

それでも受けは、攻めより兄の方が(恋愛感情ではないけど)大事。
だけど、
受けは兄から遂に告白されてしまって、
家に兄と一緒にいるのが気まずくて、攻めとの距離が縮まって…♡
でもその後、
兄が新しい恋に進もうとすると面白くなくて、
攻めと恋人になっても、やっぱり兄も大事で~~と、
ちょっと受けはどっちつかずで優柔不断?
その態度が好感を持ちづらくもあり~可笑しくもあり~~w

そんなブラコン受けを、
攻めは余裕をもって甘く、エロく、でも時には引いて……


最初は単なる軽い奴~って感じだった攻めですが、
意外と懐が深くて、でも子供っぽさもあって、なかなかいい恋人かも?
その攻めの視点で、
受けの可愛らしさを描き、母親と会わせる短いお話はよかったな。
あと、
攻めの家にいる猫がブサで、めちゃ可愛い~
冷めた目で空気を読んで、時にはアドバイスも~と味のある脇役でした。

萌え×2寄りです☆

5

一番欲張りなのは…

お互いが大好きな兄弟と、その弟の恋人のお話。
ドロドロのシリアスではなく、テイストはコメディーです。

ゆるい三角関係だと説明文にありますが、特に三角関係のお話というわけでなく、近親愛というお話でもなく、表紙から連想されるような3Pものでもありません。そもそも3人が一度にいるシーンはほとんどないです。
3P&兄弟モノを期待していたので残念!

じゃあどんなお話かというと、お兄ちゃん大好きな弟が、兄ばなれするために外に彼氏をつくるというお話。

個人的な感想をいうと、主人公・圭一の兄・日向に対する愛情と彼氏の井ノ原に対する愛情を同時に練り込んでいるので、ちょっとどっちも物足りないかな?
一つある愛を二分の一で割った分の萌えというか、何て言うんだろ…萌えや愛情が半分になってるのを二つ見たような感じというか^^;
わかりづらくてすみません。
全体的にちょっと物足りないです。

この兄弟、互いが互いを大好きなのはわかるけど、どちらかというと暴走しがちな圭一に対し、日向はまだ理性を残している感じです。
流されそうになるシーンはありますが、結局行き過ぎたブラコンとう感じで終わります。
途中でお兄ちゃんにも彼氏ができるのですが、その辺が曖昧すぎるのでどうせならはっきり日向の彼氏も出してほしかった。

日向のほうより、圭一のほうが兄にべたべたなんですね。
それに自分で踏ん切りをつけようとする…そのへんがセオリーと違いよかったです。彼氏の井ノ原が口は悪いけど非常にいいキャラです。
ちょっとイラっとくることばかり言うけど、皮肉でいい味を出している、イイ男です。

どどうせなら、井ノ原とのラブストーリーをもう少し重点的に読みたかった気もします。
それでも割りきって読んだら、なかなかいい歳した大人(しかもお医者さん)が彼氏そっちのけで兄弟に一喜一憂する様子がおかしくて笑える、かわいいお話でした。

3

予想していた切なさは、なかった

表紙に3人いると、購入を躊躇いませんか?
もしや3人で…とかあるんじゃないかとか、真ん中のドングリまなこが欲張りで、「どっちも選べない〜」っていう流れからの3人とか…。
わたしと同じ理由で購入を躊躇っている方、大丈夫です。
ただあらすじから予想する切なさ的なものもないので、そこもご理解の上で。

内科医の圭一は、血の繋がらない兄と2人暮らし。
お互いに世界の中心は「兄!」「弟!」な2人の間に、井ノ原という男が現れて…。

3人目が冒頭から登場です。
いやー、何か予想以上にあっさりと言うか、もだらなかったと言うか。
兄と弟の気持ちが思ってたのと違ったんですよね。
兄の方はちょっと「あ、その感じは!!」っていう場面もあったのですが、弟の方はサッパリで、「血は繋がっていなくても俺にとっては大事な兄貴!」みたいなのじゃなくて、「血も繋がってないんだから…、俺が弟/兄貴をしあわせにしたい…」という流れを期待したらガッカリします。

それと兄と弟が妙に逆に見えてしまうという現象が起きました。
BLの読みすぎなのか(読みすぎですが)、白髪で頼りなくて甘えん坊な兄と、黒髪でしっかりしてる弟という図式が当たり前になってしまったせいか、どうしても、何度頑張っても、兄が弟に、弟が兄に見えて仕方なくて。
そこはどっちが兄でも問題ないかとは思いますが、変な違和感が残ってしまったのが自分的に自分の固定観念が残念でした。

とにかく全体的にあっさりです。
心理描写よりもえろすにページを割いているせいか、兄がソファで眠っている弟にキスしようとした場面とか、全く消化されずに離ればなれになっていくのがなあ。
こんなことならストーリー自体に関係がない過去話も必要なかったし、血も繋がってた方が良かったんじゃないかと思いました。
血が繋がっていれば離れる方が正しいけど、血が繋がっていないなら兄弟でもいいじゃないかと。でもまあ、弟の気持ちは兄とは違う「好き」だったみたいだし…、うーん?その辺がものすごく物足りません。

兄弟のガチ恋からの脱出と思って読むと、消化不良を起こします。
ご注意を。

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