ひみつの恋愛指導

受けも攻めもあまり好きになれず…

うーん…と、読後感としては微妙な感じになる1冊でした。

受けさんの和羽は、今は亡き父が本家筋の長男だったことから本家の血を継いでいて、それでも両親は夜逃げ同然のように本家から逃げたので、和羽自身としては本家に戻りたくないのですが逆らえない事情から勧められるお見合いをする事になる事から始まるお話で。
両親の介護と勉強ばかりをしていた為に女性との交際経験も無いことから、唯一親しくしていた先輩に『人との関わり方を教える講師』を紹介してもらうことになります。
そこで出会ったのが攻めさんでもあり売れっ子ホストの城沢さんで、最初は話術から次にキス、それからセックスと、有り得ない講義内容で話は展開されていくのですが…。

和羽は全くの経験もない割に流されやすいという事も、
講義と称して無知の和羽に色々しでかす城沢さんの行動も、
2人の過去が分かった後の強姦紛いの行為も、
先輩が居なかったら何も通じ合えなかった2人の関係も、
何もかもが私の好みから外れていたので、うーん…ともやもや感ばかり残りました。
話の始まりは好きな設定だったので、期待した分余計にかもしれませんが。

むしろ、先輩の岩井のお話がメインの前作を読みたくなるほど岩井が1番好きなキャラでした。
いつか読めたらいいな…( *´︶`*)