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表題作溺愛竜神と輪廻の恋

ヴリトラ、竜神
ロカ、聖娼ラジャマニの息子

その他の収録作品

  • リーアム
  • アンジェロ
  • 夏季

あらすじ

男に凌辱される淫花と、自分を抱いた者を死に追いやる呪。2つの呪いをかけられたロカは、人々に仇成す竜神を封じるため、水底の神殿へと落とされる。そこにはかつてロカを助けた優しき竜神ではなく、人に心を閉ざした竜神が居た。人間の傲慢さに怒る竜神に手酷く抱かれたロカ。けれど、慰み者になっても彼の傍に居たいと尽くす純真さに、竜神も次第に心を開き始める。そんなある日、2人を分かつ悲運が襲い…!?「何度生まれ変わってもおまえを探し出す」魂を求め合う、悠久転生ラブ。

作品情報

作品名
溺愛竜神と輪廻の恋
著者
かわい恋 
イラスト
えとう綺羅 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041032954
4

(30)

(12)

萌々

(9)

(7)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
118
評価数
30
平均
4 / 5
神率
40%

レビュー投稿数6

転生もの

正直な話、エロが読めればいいねん!
そんなノリでストーリーは期待してなかったというのが前提だったのですが
ストーリー構成がわりとしっかりしてて
素直に面白い!と言える作品でした
もちろんエロはつゆだく特盛。
オイシイヽ(=´▽`=)ノ

お話はと言いますと
不貞の子として産まれた受
いわれのない罪をきせられ
竜神の贄として献上されてしまう
あまつさえ竜神を殺すことをかせられて
しかし受は竜神に恩があり
竜神様を崇め慕っていた

竜神との出会い
どれだけ愛していますと伝えても
信じてくれず
これでもかと犯されても
受はひたむきだった
愛していますの言葉をひたすらに 
でも人は儚き生き物
愛していますの言葉を残して死んでしまう
その時初めて竜神は受の言葉が本物だったと気づき〜なお話。

輪廻転生を繰り返す受を探し
愛していると伝え続ける竜神がいい!
大事にしたいと思う心と裏腹に陵辱系多くね?
と。。おもわなくもないのですが
巡ってめぐって真実の愛をーな旅が
面白かったです。

輪廻転生するたびに
性格も立場も置かれている状況もかわるため
バラエティに富んでたのも飽きず読めたポイントかなと思います

めでたしめでたし
が似合うほっこり作品でした

2

5pではありません。

表紙からマルチ恋愛かなと思いましたが、そうではなくて、転生する毎に龍神(の化身である攻めだけが相手です。
かわい先生作品鉄板のエロエロだけでなく、生まれ変わる毎のストーリーや、カプとして愛を思い出すまでの紆余曲折も描かれていて、飽きることなく各転生を読めました。
総受けの並みの色香で周囲を魅了しまくりつつ、最後まで結ばれるのは龍神だけという一途な設定も好感をもてました。
読み終わったら純愛ものだったのですが、作中では受けちやんは一体どんな無体な目にあってしまうのか!とハラハラするような
描写もあって、かわい先生の構成の上手さにやられました。

かわい先生の作品の中でも読み返し度高くなりそうです。

0

一途で健気な竜神さまのストーキング愛

転生もの、竜神×生け贄の少年。
表紙を見たときは、受け1人に攻め4人の5Pモノなのかと思ってしまいました。これは竜神の生贄にされた少年が竜神と想い合うものの、想いを通じあわせることなく命を落とし、彼が転生するたび竜神さまが追いかけていくという話でして、表紙の攻めズはその時々の竜神さまの世を欺く仮の姿です。カップリングとしては、竜神×生け贄の少年、親衛隊長×王子、神父×暗殺者の男娼、社長×大学生という4組になります。
個人的に悲恋はあまり好きではありませんが、汚された受けが自害する展開萌えの属性を持っています。でも普通のBLで受けが自害しちゃったら話が終わってしまうのであまりそういう設定にお目にかかれず(そりゃそうだ)、今回図らずもそれが楽しめてちょっとうれしかったです。
私のイバラな萌え属性をさて置いても、一途で健気な竜神さまがとても萌えだったので、一般的にも楽しめると思います。受けは転生先それぞれでキャラが変わっちゃうのですが、最初の生贄・ロカくんが好みだったなぁ。

4

蛇が苦手な人はご注意を

大好きなファンタジー+『溺愛竜神』の題名に惹かれて、手に取りました。
題名通りの、輪廻転生モノです。帯に『エロはじめました。大人の~』とあるように、かなりエロエロです。おまけに最初の頃に、プレイの中で蛇を使うシーンがあるので苦手な人もいるかも…と思いました。
私は蛇は平気でしたが、その後の受けに襲いかかる不運の数々が辛くて、読み飛ばしたくなりました。

お話は、母親のせいで呪いをかけられた息子・ロカが竜神のヴリトラと愛し合うけど、呪いのせいで短命なロカを幸せにすべくヴリトラが追いかける…という感じです。

最初の呪いから理不尽さを感じてモヤモヤしました。母親が国王を誑かして逃亡したので、その罪を息子に償わせると、竜神の生贄にすることを決められるのです。それは、男を引き寄せる体にして、ロカを抱いた者は死ぬ(生まれ変わっても未来永劫続く)という呪いです。
そのロカを使って、天変地異を起こしている竜神を殺そうと目論むのです。
だけど、子供の頃竜神に助けてもらったロカは、ヴリトラを殺したくなくて…。ロカが呪われた体になって自分を殺しにきたことなどお見通しのヴリトラは、昔助けて気に入ってたロカに裏切られたと怒りや悲しみを露わにします。

ロカは誤解を解こうと努力するのですが、この時のすれ違いが切なくて。やっと2人の想いが通じ合いそうと思った時には、ロカに悲劇が襲うし。
人間に裏切られて、なかなかロカの愛情を信じられなかったヴリトラが、ロカを愛してロカの愛を信じられたのは、ロカが命を落とす時でした…。

その後ロカは3回輪廻転生をして、死ぬ時に飲まされたブリトラの鱗のおかげでブリトラに見付けてもらうんだけど、最後の日本人に生まれ変わるまで幸せになれなくて…。ブリトラへの愛情を自覚すると非業の死を遂げる…という過酷さが辛かったです。
でも、だからこそ、最後の転生の時の、夏季(ロカ)が全てを思い出してからの、全てのロカ(の生まれ変わり)が幸せになった姿を見れた時には感動しました。
4回目の人生で忌まわしい呪いを解くことができて、やっとやっと幸せになれた2人にキュンキュンしました。
題名の『溺愛』から想像した甘いモノじゃなかったけど、悲恋を乗り越えたからこそのハッピーエンドに萌える1冊でした。

12

何度も生まれ変わる

強い縁で結ばれた2人。現世で出会いながらも、いつも不幸な終わり方をしてしまいます。

お話は、転生して”再会”する2人を、設定を変えて何度も描くという形になっているので、短編を4つ読んだ印象です。そのせいか、1つのストーリーをがっつり読みたい人向きではないでしょう。1つの章が終わる度に、あ、また死んじゃうのね。。と段々読み疲れてきます。なんとなく3章で幸せになるのでは?と思っていた節があり、3回目に死んでしまったときはがっくりと膝をついてしまいました。。

しかし、神父と売りなど好みの設定はなかなかおいしかったです。

攻め様は竜神。強大な力を持っていますが、運命の相手をなかなか信じられず、ひどく接してしまう。最後にはハッピーになった2人ですが、ようやくか。。と若干おなかいっぱいでした。

1

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