「下僕のクセに、俺を振り回すんじゃね――!!」

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表題作毒ある花にも愛はある

石塚斗十郎,社会人,慧介の下僕
砂島慧介,大学生

同時収録作品不実な俺に触れさせて

砂島 流衣,大学生
由間 衛,ゼミの准教授

その他の収録作品

  • カバー下漫画

あらすじ

高校時代、同級生の石塚斗十郎に「下僕になること」を条件に身体を許してやった俺、砂島慧介。
やがて進路が別れ自然消滅すると思ったら、ヤツは再び俺の前に現れた! しかも「慧介バカ」を一段とこじらせて…。
ところかまわずサカる下僕に振り回されっぱなし、なんて俺のプライドが許せねぇ――はずなのに…!?
コワ面純情男×ツンデレ女王様の焦れ焦れラブコメディ。
表題作ほか、飄々とした大学生が年上の男に囚われていく、アダルト&スリリングなスピンオフ作品、同時収録。

作品情報

作品名
毒ある花にも愛はある
著者
文日野ユミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
ISBN
9784801953451
3.8

(31)

(10)

萌々

(11)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
5
得点
114
評価数
31
平均
3.8 / 5
神率
32.3%

レビュー投稿数5

ツンデレにはラブコメがよく似合う

シリーズ前コミックス「可愛い花には毒がある」は短編集で、その一作品だったのですが、こちらの「毒ある花にも愛はある」ではスピンオフ一作品以外すべて斗十郎×慧介カプのお話しです。
受けの絆されていく過程が楽しめるので
できれば前作を読んでから読むことをおすすめします。

何が良かったって慧介のみごとなツンデレですよ!可愛い顔して本当にナチュラルつんけんボンボン野郎なのです。ですが!デレた時の可愛さはプライスレス!なのですよ…!
照れている表情が可愛すぎます!作家さんの表現力というやつですね。好きです!

攻めが賢いスマートな攻めじゃないので(ケンカは強いけど、どっちかといえばもっさり系)、もしかしたら好みが別れるところかもしれませんが、私はこの見た目クマのようなワンコ攻めが新鮮で良かったです。
たとえ受けの攻めへのあたりが強くても、攻めの天然さと寛容さガタイのよさで悲壮感がなく終始ラブコメとしてお話が安定していました。

受けがツンデレのケンカップルも好きですが、
果てしなく回復力&防御力の高い真性ワンコ攻め(しかも攻撃を受けていると認識しているのかすら怪しい時がある笑)VSツンデレの取り合わせもすごく好きです!
攻めの大きな体で大きな愛情を惜しげもなく注ぐさまにやられます!そのまま、この先もずっと受けをデロデロに甘やかしてあげてほしいと思いました。

あくまで私の感覚でなのですが、BLにおける萌えの基本を押さえているといいますか。基本がしっかりしているといいますか特にBL初心者さんにおすすめな作品かと思います。(エロはガッツリあるのでそこは注意ですが)
あと王道ラブコメ好きさんにもおすすめです!

3

デレが最高

高校時代に受けに一目惚れして下僕となり、身体の関係もできていた攻め。その後受けは大学に進学し、攻めは就職して一時は離れ離れになったのだが、転勤願いが無事受理されて上京が叶い、受けの元へまた足繁く通うようになる。
そのうち受けのマンションで同居することになり、下僕ワンコは性欲を抑えきれずに受けに手を出しては怒られる日々。そんなある日、決定的に受けを怒らせ、家を追い出された攻め。どうせすぐ泣きついてくるだろう、とタカをくくっていた受けだったが、予想に反して連絡が途絶え…という展開。

『可愛い花には毒がある』という作品の続編です。とは言え、前巻の説明もされているし、これ1冊で読んでも筋は理解できると思います。
受けのツンデレ具合と攻めのワンコ具合がもう絶妙で、すごく可愛い。
少々ウザめのツンと、少々ウザめのワンコなのですが、その2つが合わさるととても相性がいいかんじです。特に今回は受けのデレが素晴らしく、攻めでなくてもデロデロでした。
これで完結なんだと思いますが、大満足です。堪能しました。

受けの従兄弟の院生がとても重要な役割を果たしていました。
同時収録作がその院生×ゼミの准教授で、こっちはまた全然カラーが違いました。受けの准教授があまり好きになれなかったので、こちらは萌くらいかな。

1

前作よりもよい!!

前作である「可愛い花には毒がある」よりも話の長さ、えろさ、その他もろもろボリュームアップした作品になっていると思います!

ツンデレ&誘い受けの慧介のかわいさとえろさが胸をどっきゅーーんと貫いていきます。かわいい。
攻めの斗十郎も前作から変わらない天然?っぷりを発揮してくれていてとてもよかったです。

こんだけラブラブで斗十郎への気持ちに気付いてなかった慧介に驚きですが、それによって起こったごたごたも物語としてよかったのでありということにしておきます笑

ただ私は高校生のBLが好きなので、二人が学ランを脱ぎ、社会人と大学生という立場になってしまったことがとても残念でした。もっと高校生の時代の話が読みたかったな、という感じです。

ですが全体としてはおもしろく、話も重くないので楽しい気持ちで読むことができます。前作を読まなくても話はわかりますが、"萌"を求めるのなら前作から読むべきだと思います!

0

ラブコメのエンディングの定義

前作の「可愛い花には毒がある」は単行本に2話しか入ってなかったので物足りない!本作は全部が続編と従兄弟の兄ちゃんのスピンオフ1話と確認してから購入しました。

わー、浸れるぞーと思ったのですが、やっぱり当たり前なんですがエンディングが想像通りで。
そりゃそうだ、この手のラブコメはこういうエンディングしかない。
前作と本作の冒頭で斗十郎の嚙み合わなさ、斜め上で押しまくる様子に慣れてしまい、目新しいものがなく、後半は若干流し読み。
2人の思いが本当に通じ合ったあと、「お前なんか知るかー」的な言葉をケースケにツッコまれて、ズコーっ( ̄▽ ̄)で終わってて。

だんだん絆されてくケースケの様子も想像通りなので、 エロが前作より増えたと書いてあってもシラけた後なのでケースケの女の子化が激しいなぁとしか思えず。

何か、何か、一捻り欲しい。
でも本作は大喜利のようにチャンチャンで終われば御の字なのに〜と、自分、ずいぶんとワガママさんやね〜と首を捻ってたら、直前に村上キャンプ先生の「スクリーン」を読了してたのが原因とわかりました!

他作品を例にあげて説明するって本作にも他作品にもなんだか感じが悪いというか、いけずな事してますがあちらは本当に、最後の最後の欄外の観賞魚一匹アロワナでオチてました。

一捻りどころか、ふた捻りあったのでニヤニヤ笑いが止まりませんでした。

あ!ごめんなさい、あちらはラブコメではない。ラブややコメディくらいかな。
比べる私がおかしかったかー。
ゴメンナサイ。

余計ついでに書きますが、
私が面白かったラブコメは

・エンゾウ先生の「ドラックレス・セックス」に同時収録の「好きにしたいよ」
・蔓沢つた子先生「くさかんむりに化けると書いて」同時収録の「新妻くんと新夫くん」その続編の「新妻くんと新夫くん」

どちらもストーカー愛とそのストーカーが斜め上の発言をして女王さまにつきまとうというのがテーマなので本作と似通ってますので、もしもし、ご興味があればご一読下さいませませ( ´ ▽ ` )ノ。

1

受けが前作より可愛さアップ↑↑

※エラー?で評価が強制的に“しゅみじゃない”になりますが、本当は“神”評価です。
続編心待ちにしていました。女王様受け、ちょっとSっぽいような受けが好きなので満足です。
前作より、受けはデレとツンデレ度が増し、(?)…攻めはワンコ度が上がったような気がします。全体的に糖度が増しました。
大きな展開はなく、2人を中心に、和気藹々、一見下僕と女王さまのような関係ですが、いちゃいちゃしているように見えます(笑)
前作ハマった方は、主役2人のその後が垣間見れて良い作品かと思います。

受けは攻めに悪態をつきますが、攻めは始終一貫して受けにメロメロ 凝りません。受けも攻めに厳しいように見えて、ちゃんと好きっていう気持ちはあるし、攻めを振り回しているように見えて逆に振り回されています。

エロは少なめか、あっさり。
強気な受けが、ベッドの上では攻めに敵わない?トロトロになる姿は可愛いです。
お約束な展開で目新しさはないですが、多分 攻めが単純な性格だからか?先が読めるからこそとてもキュンキュンします。

4

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