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表題作片想いの子猫

羽野昴、サッカー部のエースストライカー高校3年
緒川千里、昴の親友で彼に片思いしている同級生

その他の収録作品

  • 両想いの子猫
  • あとがき

あらすじ

片想いの相手・昴が留学すると知った日、千里は事故にあい生死の境をさまよってしまう。でも、千里の意識は子猫の中に入っていて!?

作品情報

作品名
片想いの子猫
著者
御堂なな子 
イラスト
六芦かえで 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344835573
3.2

(8)

(0)

萌々

(4)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
24
評価数
8
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

強い気持ちが奇跡を起こします

ピュアな男の子たちが奏でる、日常系不思議ストーリーです。

両片思いな高校生のお互いを大事に想う気持ちと、今の関係を壊したくないと不安で臆病になる気持ちにキュンとなります。おまけに、子猫が可愛くて、しぐさの一つ一つに癒されます。

お話は、片思いしてる相手が翌日に留学するのを知って慌てて告白しに行こうとするも交通事故に遭い、気持ちを伝えないまま死ねないと強く思ったら、気付けば近くにいた子猫に意識が入っちゃていた…というものです。

そこから、子猫に入った受けの千里が攻めの昴の傍にいたいと頑張ったり、気持ちを伝えられないもどかしさに悲しんだりと、切なさが伝わってきます。一方の昴も、千里が事故に遭ったのは自分のせいだと自分を責めたり、意識不明で目を覚まさない千里のために留学を延期したりと、千里を大事に想うのが伝わって。
だけど、お互いに片思いだと思ってるけど、両思いなのが分かるので安心して読めます。

千里の入った子猫が珍しい三毛猫のオスということで、千里が事件に巻き込まれたりしそうになるけど、無事にハッピーエンドを迎えます。その終盤が、ちょっと駆け足で物足りなさを感じないでもなかったけど、ハッピーエンドが大好きなので満足です。
その後の描き下ろしも、昴が千里を溺愛してる様子の、甘々後日談が読めて嬉しかったです。

7

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