日本最大級のハイブリッド書店
表紙のいかにも美人メガネが攻められてる感じに惹かれて読んでみました。
結果、攻めの方がいろいろ個性的でレビュー投稿に至っております。
美人✕美人のオフィスものかなーなんて思いながら読んだら、執着ストーカー素質もりもりの年下攻めじゃん君……(表紙、よく見りゃ制服だった……!)
いやね、年下攻めも大好物なので嬉しい誤算ですが!!笑
まさしく何でも揃った家に生まれたイケメンの攻め様、学校の調理実習で悔しい思いをしたのをきっかけにリッチな金持ち向けの料理教室に通います。そこで美人の年上の受け様に出会うわけなんですね。受け様は美人すぎて恋人と長続きせず、恋愛に対してだいぶ割り切った感情で過ごしてらっしゃいます(真意は違うかもだけど、表面的には)。「もう恋愛でそんなに過熱できない」と斜に構えている受け様に、水をいくら掛けても冷めないアッツアツの情熱を持ってアプローチを仕掛けてくる攻め様……ヤケドだ寸前だよ
年の差や社会的弊害が頭によぎりつつも惹かれる受け様、煮えきらない感じで相手をしていたら暴走した攻め様による事件が……!
このお話で良かったのが、恋愛の感性が未発達だっただろう攻め様がどんどん変態ストーカー風に開花していくとこですよね。
最初は普通に異性愛者自覚のあるイケメン高校生だったろうに……
まだまだ純粋な執着ゆえの行動なので微笑ましい(?)ものですが、なかなかな素質だよと思いながら読みました……
勝手に靴下持って帰ってくるなーーー!笑
イケメンスパダリ攻めに成長するのかなと思ってたので、ひんまがってて良かったです笑
「表では超イケメンのスパダリだけど実際は犯罪者寸前の執着攻め」みたいなやつ、あんまり読んだことないのですが、これ読んで執着攻めの息吹を感じましたね……
そうかこういうのが……笑
美人✕美人はあまりヒットしなかったですが攻めの変態さに一気に読んでしまいました……
攻めが傷害事件(事件化はせず)を起こしますが、最後まで二人の固き恋情でハピエンに走りきってくれました!よかった!
unlimi
2016/02発刊の犬飼先生の初期作品。小山田先生のイラストが素敵。
関連作は、『料理男子の愛情レシピ』と、
小山田先生挿絵の『 愛煉の檻 紫乃太夫の初恋』と、あとがき。
●住之江遥:25才 会員制の高級料理学校の講師兼アシスタント。
地味で面白みに欠けると8回恋愛に失敗
中肉中背の儚げ美貌・・本人は好きではないので伊達メガネで隠す
糖質制限の肉食。
●徳澤琉貴:15才、健康的で小柄な美少年。
病院の跡取り息子、料理教室オーナー徳澤 英二の甥。
家庭料理 基本 コースを受講。初恋が暴走。
先生には珍しい年下攻
ヤンデレと言うか犯罪の域まで行く今だと企画通ったかなと不安になる題材でしたが面白かったです
出会った時は攻の方が小さくてかなりのストーカー気質で狂犬君でしたが
待てができる狂犬君になるまでのお話でした
(待てができても狂犬なのにはきっと変わりがないだろう)
ただこのカップル苦労は続きそうな気もします
でもなぜ今まで積んでたんだろうと思う位闇攻めが好きな私には好きな要素が詰まった攻君でした
評価に悩む作品ですが、ページ数の割に萌えも切なさも葛藤も無くて、うーん私にはイマイチでした。
攻めのキャラは子供らしい短慮さと狡猾さがあってブレてないので良かったのですが、受けがブレブレで駄目でした。。。
25歳のわりに大人らしい落ち着きや思慮深さが無いですよね。
自分に好意を示す困った子を自室に誘っちゃうし、なんだかんだ簡単に付き合い始めるし、何のキッカケがあったのかいつの間にやら恋の炎がメラメラしてて、終始こっちが置いてけぼりでした。
あと、受けの言葉遣いが少し子供っぽいところもだめでした。
挿絵も攻めはイメージ通りなんだけど、受けに中性的な美しさ華奢さがなくて違うな〜と。
キャラの設定的には好みだっただけに残念です。
中学生の琉貴(攻め)が料理教室の先生の遥(受け)に恋してしまい暴走さてしまうお話
これはレビューが難しいです。
あらすじは他の方が書いておられるので、感想だけ。
私は一途な執着攻めが大好きで、愛があればちょっとくらい犯罪に走ってもOKなところがあるので(あくまでお話しの中だけですよ)全体的な内容は好みでした。
3年間の島流しの間、お互い一途に思い合ってよそ見しないところなんて最高です。
年下攻めは好きですが、中学生の攻めを読むのは初めてでちょっと新鮮でした。
ただ、感情がうまく制御できないところは中学生なんだろうけど、恋愛に関しての思い切りのよさというか激情にまかせて行動してしまうところは中学生というよりは高校生という感じがしました。自傷行為をすることは中学生でもありますが、嫉妬に駆られて下手すると殺人事件になってしまったかもしれない状況は、
私の想像の中では中学生が起こすにはちょっと無理があるように感じました。
そして、琉貴が何故遥を好きになったかというのもきっかけが薄いと思いました。あそこまでの執着をするならもう少し何かあってもよさそうなんだけど。
遥はどうみても流された感じがあるんだけど、いつ好きになったんだろう?全然わからなかった。自傷するような行為は自分の好みと違うって言ってたのに、どの辺が良かったのかな?自分がかつて欲しかったものをたくさん持っているのがよかったんだろうか?
それに当て馬の叔父さんは琉貴に甘すぎ。ちょっと同情しちゃいました。穏やかな人生を送りたかったら絶対叔父さん推しなんだけどな。
あと、二人が再会した直後になだれ込んだ濡れ場がお風呂場だけなんて寂しい。
中学生の時からずっとお預けでやっとやっとだったのに、え?それだけ?って感じでした。
後日談ともう一回くらい絡みがあったらよかったのに。
イラストにもちょっと違和感が。小山田先生のイラストは美麗で艶があって裸体とか大好きなんです。が、どちらかというとイケメン長身な男性のイメージが強いので、女性と見まごう中性的で綺麗で美人な遥と挿絵は文中からのイメージと違う気がしました。
好きなところより、気になったところばかり書いてしまいましたが、話の流れ自体は私にはとても好みだったので私は好きです。細かいところを気にしないで二人の(特に攻め)強烈な愛を堪能するには良い作品だと思います。