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医療BL。
BLの恋愛小説としては、面白みが乏しいかもしれない。
エロス少な目。
恋人が、相談なく海外留学を志願していた。
留学に反対をするけれど、恋人は反対を押し切っていってしまう。
反対する理由は、「海外留学が医療界ではキャリアにならない」から。
行ったら、元のポジションに戻ることが難しい。
・・担当医が英国に留学し、帰国後大学病院に戻れずいまだに地方の治療所に勤務している訳が分からず、不思議に思っていたのですけど、この作品で病院の仕組みを知って納得。
日本の医療界、改善が必要ですね。
どうやって海外の最先端を学ぶんだろう?
医療従事者である著者の作品を追って読んでいるのですが、
著者のTLやBLのストーリーは、ほぼ定番型で必ずハピエン。
それより、医療界の不思議を知ることができるのでとても楽しい。
★著者の作品には香水が良く登場します。ストレスが多い人は無意識に香りで癒しを求めるらしいです。
作中に出ていた水仙の香りの香水。
オーデ・ロシャス:
1970年発売のフレグランス。「ロシャスの水」はシプレー・ノートの傑作 と言われている。
トップ:マンダリン,グレープフルーツ,ピーチ,アプリコット
ミドル:ナルシス,ワイルドローズ,バーベナ,シナモン
ラスト:サンダルウッド,バニラ,アンバー
それぞれ医師としての実力を持った二人の男の物語。元は90年代に出版された作品の新装版になるようです。
同級生でもある内科医の橋場と外科医の桐原は、医師として忙しく働きつつ互いに相手を大切な人だと認識しています。しかし、どちらかが女々しくなりすぎることもなく、自分のプライドを持って対峙している様がとても好きでした。お互い自立した関係だからこそ、素直になれなかったり相手の気持ちを慮って余計なことを考えてしまったりすることってありますもんね。
少しだけ出てきた桐原の兄も気になる人物でした。
対等な関係性の恋人たちがお好きな方にオススメです。