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表題作いつでもハネムーン

ちょっと意地悪で素直じゃない本当は次期社長
上がり症だけどけなげな受け

あらすじ

上がり症の僕は緊張するとアソコが勃っちゃうんだ。情けないことに、就職試験の面接の時にも勃っちゃって、エッチしたくなって、誰もいない応接室に忍び込んで一人Hしてたんだ。男の人がいることに気が付かずに_。そして無理やり犯られちゃった_。痛かったけど、でもすっこ゜くキモチよかったんだ。なんだかその人を好きになってしまったみたい!!

作品情報

作品名
いつでもハネムーン
著者
月野りんこ 
イラスト
滝りんが 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
HONEYアイスノベルズ
発売日
ISBN
9784872788501
1

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
0
評価数
1
平均
1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

実は本当に不器用なのは……?

 上がり症の邦夫は、就職試験の面接会場でがちがちに緊張していた。
 そして、邦夫には上がり症だけでないやっかいな癖があって……緊張すると、勃ってきちゃうのだ……。
 そうすると、どうしてもHしたくなっちゃって……
 だからこっそり人のいない応接室に忍び込んで一人Hしてたところを、先にいた男の人に見られてしまう。
 そして、そのまま犯られちゃって……
 でもおかげで、緊張せずに面接に臨めて、無事に合格。
 犯られちゃったことが嫌じゃないどころか気持ち良かった邦夫は、自分がその人を好きになったことに気づき、彼の姿を社内で探し始める。
 けれどどれだけ探しても見つからなかったのに……ある日、彼とそっくりな運転手、村岡直樹が現れる。
 その同じバスで客に近づかれて、緊張を強いられた邦夫はまた、勃ってしまって今度は直樹に犯られてしまう。

 実は直樹、次期社長の座を巡る中心人物で、現社長の息子、相手の不正のしっぽを捕まえるために運転手として、調査をしていたのだった。

 そんな感じで物語は進んでいくのですが。
 邦夫が直輝に惚れたのは、なんだか、若干の論理です。
 BL界の中によくある論理。
「Hなことされちゃった……でも、嫌じゃなかった」+「他の人にされたら気持ち悪い」=「もしかして好きなのかも!?」な話です。
 悪くない、悪くないと思うけど!
 さすがに、だんだんこの論理には、個人的に飽きてしまったような気がします。
 最初は、この論理が大好きだったんだけど。
 最近は、もう少し、深みのあるしっとりした感じの話が好きになってきました。

 でもまぁ、これは、あくまでも個人的な趣味の話なので。

「Hなことされちゃった……でも、嫌じゃなかった」+「他の人にされたら気持ち悪い」=「もしかして好きなのかも!?」な王道の感じが好きな人は読んでみてもいいかもしれません。

 途中、実は直輝の駆け引きが全て裏目に出て、うまくいってないのは、実は直輝も真面目で、恋愛経験少ないのか……? とか、思ってしまいました。立場的にはモテてもよさそうなのに……。
 もうちょっとうまく直輝が立ちまわっていれば、もうちょっとうまくいったような気もしますが、そうすると、この物語自体が変わってしまうので、それはそれ。
 直輝の不器用さも、実は見どころかもしれません。

 最後はもちろん、ハッピーエンドです!

0

M

 そうですよね! かおるさんの言うとおり、この理論はお腹いっぱい!
 でも、上手な人が書くと、本当にしっくりくるんですよね。要は、そこまでの葛藤をどれだけ、丁寧に書けるか! ってことだと思うんですが。
 勢いで走っちゃったら、楽な面もありますし。

 コメント、ありがとうございました。
 見方がイマイチちゃんとわかってなくて、お返事遅くなりまして、ごめんなさい!!

かおる

私もMさんに賛成です。「Hなことされちゃった……でも、嫌じゃなかった」っていうのは、そろそろおなかいっぱいなところがありますよね。この理由ってけっこう「ありえない」はずから、読者を納得させるのは、かなり作家さんに実力がないと難しいかもですね。

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