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表題作思うがまま

秋月 (村上とは大学の同期生で会社の同僚同士)
村上  (秋月とは大学の同期生で会社の同僚同士)

同時収録作品いっしょに生活

成晃(年上の幼馴染み・サラリーマン)
菊屋(愛称:キク・大学生)

同時収録作品思案の外

柿崎翔太 塾講師 (内山の妹の結婚相手)
内山和希 サラリーマン

同時収録作品境界線を超えて

荒木  (男やもめ。小さな一人娘がいる)
桃井  (荒木の家で家政夫をしている)

その他の収録作品

  • 思いのまま(描き下ろし)

あらすじ

大学時代から自分にまとわりついていた同僚・秋月が大きな取引を成功させた日、村上は初めて彼からの食事の誘いに乗った。村上は人なつっこくて要領のいい、自分と正反対の秋月が苦手で、ずっと避け続けてきた。なのに、どうして今日に限って誘いを受けてしまったんだろう。不思議に思う村上に、秋月はとんでもないことを言い出す。「…おれさ、超能力があるんだ」仕事がうまくいったのも、村上が食事につきあってくれたのも、その力のおかげなのだと。もちろん村上は信じなかったが、その後も秋月の仕事は気味が悪いほど順調。そして村上の気持ちは――。

作品情報

作品名
思うがまま
著者
加東セツコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
心交社
レーベル
Chocolat comics
発売日
ISBN
9784778119447
2.8

(13)

(0)

萌々

(2)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
33
評価数
13
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

美しく寸止めの萌え

短編集です。
読む人によっては、この何とも萌えるんだか萌えないんだかという感じの曖昧さ、この登場人物何考えてるの?激情あるの?冷めてるのどうなの?みたいな雰囲気が、どうにもハマれないと感じるかもしれません。
でもコレがいいんだなあ。何とも上品です。と私は思うのですよ!

「思うがまま」
超能力BL。というと意味がわかりませんが、読んでも果たしてどっちが本当に超能力があるのか曖昧です。しかも超能力を絡める意味があったのかどうかもようわからん。ですが、「ヘ?」と感じつつも絵が美しいし、このモヤモヤを楽しみたいのですね、私は!

「思案の外」
先月結婚したばかりの妹の夫(つまり義弟)が妹が失踪して転がり込んでくる。妹を探す間同居するのだが…という話。
これも摩訶不思議なお話で、何に驚いたって義弟くんがDTだった!え…ヘテロで新婚さんでしょ…ありえねー…
ですがこのモヤモヤを楽しみたいのですね、私は!

「境界線を超えて」
シングルファーザーと幼稚園児の女の子のおうちに通う家政夫くん。
家政夫桃井くんはお父さんが好きみたいでアプローチしてるんだけど、大人の良識お父さん荒木は鬱陶しいな…と感じてる。
「お母さんになってもいい?」と問いかける桃井くんに娘さんズバッと「いや」。ドーンと落ち込む桃井くん。
本気度がわかってちょっとほだされるお父さんです。
(お父さんといってもどこぞのスーパー攻め様みたいにカッコいいんです。こんな父さんいるかい!)
ですがこのモヤモヤを楽しみたいのですね、私は!

「いっしょに生活」
大学に受かって約束通り押しかけ同居を始めた年下ワンコの一途さ。
攻めにはじめはソノ気は無かったのに結局ほだされる、という話。
ん〜まあよくある話ではある。ワンコはかわいい。攻めも優しい。

2

不思議の国のサラリーマンたち。

加東先生ならではの、端正なスーツ。サラリーマンたちの短編集。
表題作は小さなサイキック。あまりにも日常的に溶け込んだ超能力なので、例えなのかな?と思うほどの。「仕事がうまくいった」「(好きな)村上が誘いを受けてくれた」と、「俺が超能力者だから。」と無邪気に喜ぶ秋月。え?本当に?超能力って一体…
そして、村上の身に起こったこととは…
秋月に圧されて、受け入れる村上がドエロいです。尻から太腿にあるくぼみ。しっとりと濡れているような肌。
同時収録はトンデモ設定のカップル。「思案の外」。家に転がり込んできた、妹の結婚相手、柿崎と生活している和希。柿崎と妹は結婚していたに関わらず、身体の関係は無かったという。奇妙な三角関係?は突如関係を変える。とても奇妙に見えるんだが。それぞれの思惑とは。
「境界線を越えて」は小さな娘のいるノンケのおじさまが、押せ押せの家政夫の桃井くんに堕ちそうになる話。
「いっしょに生活」がこの中で一番フツーだったかな。押しかけ幼馴染のキクがサラリーマンの成晃の家に転がり込んで来て。

サラリーマンの日常生活の中に転がり込んでくる誰か。が全編を通したテーマだったのかなぁ。
それぞれのストーリーは互いに関係ありません。あ、全員同じ会社とかだったら面白かったかも‼︎

0

評価に悩んでしまいました・・・

加東先生の作品は初読みでした。
表紙の感じとあらすじが気になって購入してみました。
4種類のお話が収録されています。

正直評価になんだか悩んでしまう作品でした。
確たる萌えを感じることはできなかったものの、なんかこうあと少しでもしかしたら萌えられるんじゃないか・・・というような不思議な感覚に襲われていまして・・・
しゅみじゃない!!と言い切るほど合わなかったわけではなく、かといって萌・・・では違う気も・・・という事で中立にしました。
むしろ、加東先生の他の作品を読んでみたいという衝動に駆られているんです。もしかしたらそこに私の求めている萌えがあるんじゃないかと・・・いう期待もあって。
実際にはそうならないかもしれませんが、でもなぜだかそんな気にさせるんですよね・・・
恐らく今回の本で何かが私の萌えツボをかすった感覚があるのでしょうね。でもそれが何かは分からないので、確かめたい・・・そんな感じです。

前置きが長くなりましたが・・・

「思うがまま」(表題作・表紙の2人のお話):眼鏡受、大学時代からの縁、今は会社の同僚・・・という設定的には好きなタイプです。
しかもリーマンモノなので、スーツ姿の2人だし、要素としては本当に悪くない。2人の初Hの時の受け様の感じてる表情もなかなか素敵です。ちなみにメガネ装着したままHしています。

「思案の外」妹と先月結婚し、義理の弟となった柿崎。ところがある日奥さんが家出してしまい、義理の兄に泣きついてくる・・・というところからお話が始まります。
ひょんな事から妹が見つかるまで同居する事になった2人。1つの布団で寝起きを共にするうちに段々と距離が縮まって・・・
同居ものは大好きなシチュエーションの一つ。ある種の焦らしプレイ(一つの布団の中という凄い密着状態なのに、気持ちを伝えられない、ついにキスだけはしちゃったけど、その後一切何もしてこないもどかしさ・・・)もあって、その辺も個人的には凄く好きな設定です。
しかも妹と結婚した攻め様(義弟)がまさかの童貞だったという・・・びっくり展開も!!!
ただ、受け様(兄)が情緒不安定気味なのが受け入れがたい部分かも・・・。あと、2人がピルケースの事で喧嘩するエピソードもダメでした・・・。

「境界線を超えて」子持ちの男やもめの元で身の回りの世話をすることになった青年。男やもめさんに向かって、しょっぱなから、「好みのタイプです!!!」とか言っちゃうキャラ。でも、結構傷つきやすくてナイーブだったり・・・。青年が押して押して、男やもめさんが陥落してしまうというお話です。でも、Hまではまだまだ至らない関係、これからどうなっていくのかな・・・という所で終わっています。

「いっしょに生活」ワンコキャラというよりは、正直若干ヤンデレっぽい印象のキャラクターの受け様と、昔からその受け様になつかれている攻め様。
急きょ同居する事になり、一風変わった受け様からなつかれて、ぐいぐい押されている内に陥落してしまいHまでしてしまうという・・・
受け様のキャラがキャラなだけに先行きがちょっと不安な印象のお話でした。


4

ちょっと、よくわからないなって話が多かったです。短編集です。特に超能力のは、一体何が言いたかったのか。

やはり男が男を好きになる過程も葛藤がなさすぎて、うーんと思うものが多かったです。

0

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