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表題作空は続いてる

清水
医師、30代 
志摩幸多朗
医師、30代 

同時収録作品空は続いてる

ルシュディ
通訳 20代 
志摩幸多朗 
医師 30代 

あらすじ

留学から帰国した志摩医師に後輩の清水医師がアタックを再開する。
清水と関係を持ちながらも某国からの超わがままな患者に付き添う通訳ルシュディと惹かれ合う志摩。
三角関係に陥るなか、自分たちの仕事をこなす男たちの物語。

2016年には電子版も発売
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

作品情報

作品名
空は続いてる
著者
YAMATO.K.WARD 
媒体
小説
サークル
月夜堂 <サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
4

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萌々

(1)

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

なんだか主人公が王様に見える

誰のものにもならないと決めている医師が、とある国から来た患者の通訳に本気になりかけるお話。
タイトルから、遠い空の下……的なお別れエンドかと思ったら、バチバチの三角関係継続の様相を呈していて笑った。志摩のからっとした空気と、清水とルシュディの重い執着との温度差が何とも言えない。志摩は人生楽しそうだな、と思った。

志摩は恋愛感情のない清水とセフレを続けているし、ルシュディにも身体を許していて、わりと好きにやってる気がする。感情を制御するつもりが、ルシュディに惹かれたのは予想外だったのかな。

ルシュディが国に帰って抜け殻になる志摩と、そこに付け込むか代わりは嫌だと突き放すか迷う清水が印象的。それに対し、いざルシュディが戻ってくるとなったら、清水に甘い顔を見せてキープする志摩の不誠実さといったら。
まあ志摩は最初からそういうキャラだし、清水も女性と揉めてたりするが。

最後は志摩の相手が誰だか分からない演出。

なんというか、志摩が王様に見えるお話だった。初めての本気の恋とか、それを失った悲しみとか、切ない要素がたっぷりあるので、もう少しそこに注目させて欲しかったかな。

嫌いじゃないけど、志摩に本気になる二人が不憫に思える気持ちが残ってしまった。特にルシュディは、これまでの境遇が酷いものだったので、肩入れして読んでいた。ルシュディには幸せになって欲しい。

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