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表題作俺様人魚姫

クレイブ・夏川,ハーフの美丈夫でデザイン事務所社長
花澤輝,クレイブがスカウントした新人デザイナー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

コミュ障気味で就職先に困っていたイラストレーターの卵・花澤輝は、ある夜、近所の公園のベンチで寝ていた金髪の美貌の男・クレイブ夏川と出会い、彼が社長のデザイン会社に強引にリクルートされる。
クレイブは俺様で傍若無人だが、さりげなく花澤を気遣ってくれる不思議な優しさも持つ男だった。
そんな中、仕事で他社のイラストレーター・黒木と親しくなった花澤。
だがグレイブは黒木に対して激しい警戒心を見せ…。

作品情報

作品名
俺様人魚姫
著者
火崎勇 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778120085
1.8

(5)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
2
得点
6
評価数
5
平均
1.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

すでにネタバレなんですが

タイトルも帯もネタバレなんですが、私は結構楽しめました。

火崎先生の作品はちょっとした謎解きが入っている場合があるのですが、今回こちらは誰が人魚姫か、ということでしょうか。いやまぁクレイプ(攻)だというのはタイトルからすぐに推測できるのですけれど、人魚姫というのが例えているだけなのか、それとも…と考えるのは面白かったです。

花澤(受)の視点のみで進みます。
花澤はコミュ障で恋愛に疎く、仕事で会った黒木という男に「好きだ」と言われて、押されるように付き合いを始めます。

中盤は、黒木とデートしている場面や、先輩同僚の土佐への相談場面が結構多いのですが、花澤王子様が戸惑い悩み、クレイプ人魚姫が打ち明けられずにじりじりしていると思うと楽しかったです。クレイプは感情を態度に表すので、花澤を大切に思っているとは分かるので安心して読めました。ただ、花澤は黒木を好きかもと思いますし、キスもされますのでそういうのが苦手な方はご注意ください。

頭から人魚姫の話があり、イラストレーターの仕事も人魚に絡むものですが、それ以外に花澤にも人魚姫を彷彿とさせる過去があるという、人魚姫というテーマをふんだんに盛り込んだ話でした。

1

タイトルはいいのだけど

タイトルとあらすじに惹かれて購入。どれだけ俺様な人魚姫なのかとドキドキしながら読み始めるも、途中で「ちょっと待った」と言いたくなった。
主人公と彼にちょっかいを出してくるヤツとのパートが多すぎて、本命の攻とのパートが少なすぎる。主人公は初めから攻に憧れめいた気持ちを持っているけれど、すぐに当て馬と2人のシーンばかりになってしまう。なので2人の気持ちが通じていくのが読み取れない。
最後は主人公と攻がとってつけたように出来上がって、はいメデタシメデタシと終わってしまう感じ。満足感がなくがっかり。

9

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