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表題作あの子の噛み痕

慧,高校生,受の傷ついた姿に興奮する幼馴染み
藍,生傷が絶えない高校生

同時収録作品なんでだってどうして / だからもっときっと

恭輔,リーマン,受とルームシェア
綿矢,大学時代からの友人,下半身ゆるゆるのゲイ

同時収録作品キラキラのゆくえ / キラキラのゆくえのゆくえ

柴島,野球部の高校生~
松田,高校の保険医

同時収録作品ランチタイム!

同時収録作品藍色吐息

同時収録作品不可算ピクチュアレスク

同時収録作品アップルシナモンシュガーナイト

侑斗,高校生
アルマ,インキュバス

その他の収録作品

  • あの子の傷痕
  • あとがき
  • カバー下:内容紹介

あらすじ

幼馴染みの慧は、傷ついた藍の姿を見て興奮する。
慧の気をひきたくて自分を傷つける行為を繰り返す藍だが……?
表題作ほか三作を収録。

作品情報

作品名
あの子の噛み痕
著者
小鳩めばる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403665295
3.3

(11)

(2)

萌々

(2)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
35
評価数
11
平均
3.3 / 5
神率
18.2%

レビュー投稿数3

中短編の詰め合わせ☆

お話が すごくいっぱい入っている1冊でした。
全部で7つかな?
長いお話は5話分ありましたが、4Pだけという短いお話も。
ですが、バリエーション豊かだし どのお話もキュートで、
中短編の割にはちゃんと満足感が得られる本でした♪

長めのお話だけ内容を紹介します☆

■表題作「あの子の噛み痕」2話
幼馴染みの高校生同士、
小さい頃からDVにあって傷がたえない受け(表紙の子)と、
親切に手当をしてくれながらも、その傷ついた姿に興奮しちゃう攻め。
大好きな攻めに触ってほしくて、触りたくて、
わざとケンカをもらうよう仕向けて傷を作る受けが、いじらしい。
めでたくくっついてからの受けは、
自分を傷つけなくなった代りに、乱暴なセックスを求めるように。
その理由は、すごく辛かった昔の想い出のせいで……。
シリアスな部分もあるけれど、その過去を攻めが包んでくれる、
甘くホッとできるお話でもありました。

■「なんだってどうして」2話
大学時代からの友人、ノンケ × ゲイ のふたりはルームシェア中。
攻めには彼女がいて、受けは男をとっかえひっかえ。
でもふたりは誰よりも以心伝心で、一緒にいると居心地がいい。
次第に、恋の相手もお互いが一番と分かって……。
「おれ達が恋人なら、この世界(いえ)はもっと楽しいよ」と、
受けが心からの笑顔で言うシーンに、キュン。

■「キラキラのゆくえ」2話
高校の保健の先生(受け)と、怪我をしては保健室にやってくる、
硬派で凛とした野球部の男の子(攻め)、
そんな2人の関係を、保健委員の女の子の視点から描いたお話です。
攻めに片想いをしながらも2人を後押ししてくれる その女の子が、
ちょっと切なくもキラキラしていて愛おしいです。
未来の3人の様子が分かるお話も載っていて、素敵でした。

■「アップルシナモンシュガーナイト」5話
高校生(攻め)と、その夢に迷い込んできたインキュバス(受け)の、
エロ可愛く ちょっとドラマチックな展開のお話です。
精気を吸い取るインキュバス(淫魔)ということで、最初からエッチ。
(好みの顔なのもあって、攻めはあっさり受けを抱いちゃいます☆)
実は受けは、むかし攻めに命を助けられたことがあって、
その攻めの優しさが忘れられなくて健気にも会いに来たよう。
そんな一途ですごく可愛い受けだけど、
攻めから充分な精気をもらって完全体になったら、辛い決まり事が……。
受けの 涙をボロボロ流す泣き顔と、
幸せそうな笑顔が とても印象的でした。

描き下ろしはありませんが、最後のお話は加筆修正されていました。

8

リョナからファンタジーまで

表題作は、こういうのをリョナと言うのかな? 攻めが自ら受けを痛めつけるわけではないのでSMではなく、受けがいろんなとこでこさえてきた怪我を見て興奮する攻めの話です。
怪我をしていることに対しては心配している、どちらかといえば気弱でヘタレな感じのキャラです。でも、殴られた痕や傷を見たらビンビン。
受けは攻めが好きなので、ビンビンなアレを舐めて処理してあげたりするのですが、攻めには触らせないというスタンスです。あちこちで怪我をしてきては、これでまた攻めに興奮してもらえる、とドキドキしています。

これがリョナ(最近覚えた言葉)なのか、と思いながら読んでいましたが、ある日受けがかなり大怪我をします。でもその怪我を見ても攻めは勃起しません。ええっ何で? と思いました。大怪我に心配して泣いてもいいけど、tnkはガチガチ、とかじゃないとおかしい。
しかも、くっついたあとは受けがほとんど怪我をしなくなって、それでも攻めはオールオーケーなかんじ。それだと小さな怪我に興奮してたのおかしいやん、と思いました。
あと、学内でモブレなシーンがあったのですが、そのシーンが絵で描写されていないのが何だかなぁ、な気持ちでした。実際どこまでやられたのか、1人にやられたのか複数人にやられたのかわからない。
それと、顔がボコボコにされて、描写ないけど多分1〜複数人にマワされて、場所わかんないけど何針も縫ったらしいのに、保健室で寝かされてるだけなのも解せない。やった相手も何ら罰されていないし。学校でそれだけやられたら、普通に病院行き&犯人生徒は処分でしょ…。
モブレもリョナも中途半端でした。


あと、短編〜中長編がいくつも入っていました。
表題作の倍くらいのページ数があったのが人間×淫魔というカプのファンタジーでした。1本ずつは短く、それが5話収録されていました。
インキュバス受けがなかなか健気で可愛く、楽しめました。いつものめばるさん、というかんじのほわほわした作品でした。

1

女子の扱い方

色々な短編が収録されていましたが中でも好きなのは『キラキラのゆくえ』と言う作品でした。
BLには珍しく女の子のキャラがしっかりと描かれていて、その子がまたとてもいい子なのです。
保健の養護教諭と、野球部の高校三年生男子、同じく高校三年生の女の子のお話で、女の子の関わり方が絶妙でした。

それと、インキュバスのお話も可愛かったです。小鳩めばるさんは受けの泣き顔を描かせたら最高ですね。とろとろのぐずぐずで決めの一言を言われるとスコーン!と堕ちてしまいます。

0

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