もっと煮詰めてとろりと溶かして噛み砕いて

あの日の恋につきまして

anohi no koi ni tsukimashite

あの日の恋につきまして
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
35
評価数
12
平均
3.2 / 5
神率
0%
著者
 

作家さんの新作発表
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イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
価格
¥890(税抜)  ¥961(税込)
ISBN
9784773088328

あらすじ

雑誌編集者の葉月はある夜電車の中で見知らぬ男に助けてもらう。
名乗らず爽やかに立ち去った男にお礼がしたいともう一度会える日を心待ちにしていた。
そんな時、憧れの推理小説家・二階堂の担当をすることに。
挨拶に出向いた葉月の前に現れたのは、あの電車の男だった。
だが恩人と憧れの人が同一人物だと知って感激する葉月に二階堂は「俺のことがわからないのか?」と突然キスを仕掛けてくる。
男は葉月に忘れられない鮮やかな想い出を残した中学時代の同級生・高柳で──!?

表題作あの日の恋につきまして

二階堂一真、中学時代の同級生で推理小説家25歳
葉月浩輔、二階堂の担当になる雑誌編集者25歳

その他の収録作品

  • 土曜のデートにつきまして
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数4

執着というより粘着な。

ここのところずっと「秀香穂里」祭りでワッショイ状態ですので、本作もあらすじも設定も何も見ず読み始めました。水名瀬雅良先生も好きな作家さんです。

主人公は雑誌の編集者(文芸班)・葉月浩輔、25才。
新しい連載企画で、人気作家・二階堂一真に連絡を取ってみようという事になり、秘密主義で顔出しもしていない二階堂にメールでアポを取ってみれば、呆気なく返信が来て。
自宅を訪ねてみれば、二階堂は数日前電車内で咳が止まらなくなった葉月にペットボトルの水を差し出してくれた男性だった。そして驚く事に中学時代のクラスメート高柳秀司だった!
…という出だし。
二階堂は、中学の時いじめを助けてくれなかった、原稿が欲しければ言う事を聞け、といきなりフ○ラし始め写真まで撮って脅してきて…
仕事上の上下関係を盾にする二階堂。しかし頭では怒りを感じつつカラダでは!の葉月。二階堂の方も脅しから始めたのに妙に甘い雰囲気で、葉月はどんどん翻弄されていきます。
この途中の展開は、編集者としての葉月の真面目さや、小説家としての二階堂の才能、加えて手を握ったりキスするだけで葉月を昂ぶらせるような二階堂の甘々な愛撫が描かれて、読みやすい「お仕事BL」である上に適度なエロスも漂い、さすが秀先生、というところ。
さて終盤。
混み合った電車内で痴漢にあっている葉月。遂に声をあげようとしたその瞬間、何故か二階堂が中年オヤジの手をねじりあげる。
さてクイズです。なんで二階堂は同じ電車、しかも葉月のすぐそばに乗ってたんでしょうか?
その答えは。

↓↓↓↓実は、↓↓↓↓


二階堂は10年も葉月のストーカーをしてたのです!
頭も良くて何でも出来た優等生だったから不良グループに目をつけられてた二階堂。ケンカも強くていじめなんて何とも思ってなかったのに、1人だけいつも声をかけてくれた葉月が好きになって。
15才のその時から10年。
ずっと好きだった、っていうのはいい。だけどさ、後を尾け歩いて電車で触った事もあるって…吹き出しちゃいました。なら咳事件の時も後を尾けてたんですね。
そんな一途愛があるなら冒頭のセクハラはやめとけ、って感じですが、恋人としてのHシーンは秀先生らしいエロさでやっぱり良いですね。二階堂の惜しみない甘い言葉もムフフです。

「土曜のデートにつきまして」
実は葉月の弟(義理)の恋人も男の子。彼らと二階堂&葉月のテーマパークでのダブルデートの様子が描かれています。
ホラーハウスの2人乗りワゴン内でイチャイチャ、続いて準備よく部屋を取ってる二階堂に連れられて弟達と別行動でアツく抱き合う2人です。

2

斜め上を行く残念ハイスペック攻め様

秀先生の本は全てではありませんが、気になった作品をいくつか読んでいます。
この作品は再会モノという部分に惹かれて購入しました。

このところ偶然にも編集者BLが続いている私です。

さて、今作は、週刊誌の編集者が担当することになった憧れの(でも素性は不明)作家さんと再会したところ、なんとその作家が苦い思い出もセットの同級生だった・・・という・・・
しかも、その少し前に電車の中で急き込んで苦しんでいるところを、水を差しだして助けてくれた素敵な人とも同人物。
でも、そんな憧れの人物像が裏切られ壊される羽目に・・・という苦々しい再会からスタートする再会愛なのです。
再会の状態が結構酷くて、さすがに葉月(受け様)がかわいそうになってしまいました。それに、二階堂が何せ読めない人で・・・
正直、思いがけないスタートにちょっと最初はどんな方向へ・・・?!と戸惑ったのですが、最終的にはなるほどね!!!と、私的にはすっきり読み終えられました。

攻め様は個人的に大好きなハイスペック設定、で、(ここ重要です。大好きです。→)とても残念なキャラ。
残念ハイスペック攻め様大好きな私としては、もうここまで斜め上を行く残念ハイスペック攻め様はもういっそうのこと清々しく、たまらなく大好きです。
葉月のことが好き過ぎて長年ストーキングしまくっていた攻め様。ただ眺めているだけの無害なストーカーかと思いきや、学生時代に電車内で葉月のお尻を触ったとか・・・でも、戦慄感はないです。(いや、勿論この先葉月が心変わりとかしたらサスペンス展開になりそうだけど・・・)
BLラブファンタジーのなせる業というか、ここまで執着されて愛される受け様が羨ましかったりします。
ただし、そんな攻め様のキャラ設定は好き嫌いがはっきり分かれそうなので、要注意です。

私にとってはちょっと意外性のある面白い作品でした。

1

十年愛

再会ものです。
雑誌編集者の葉月は、電車の中で咳が止まらず困っていた時に見知らぬ男に助けてもらう。名乗らず立ち去った男に偶然仕事の関係で会うことができた。その男は憧れの推理小説家の二階堂で‥。
実は二階堂、葉月の中学時代の同級生で虐めにあって時に葉月に助けてもらったり、声をかけてもらったりしたのが嬉しかったからしく、卒業してから密かにストーカー化してたようです。
電車の中で助けることができたのも、偶然じゃなく、ほぼ毎日ストーカーしてたからなんだ‥怖い
卒業してから約十年、愛情が拗れてしまったんでしょうね。葉月も中学時代から二階堂に好感を持っていたなら、最初から素直になればいいのに、エロいことされて意識し始めて、当て馬が出てきて自覚する、流されて好きになったように感じて残念です。最後にはハッピーエンドでラブラブだから良しとしましょう。
メインカップルの他に葉月の高校生の義弟と同級生のカップルがてできます。まだ、初々しく真面目で真剣な交際を始めたばかりのようです。こちらの可愛いカップルの行く末が見てみたいです。

2

スパダリ攻めを期待しましたが…

あとがきに"攻めはスパダリ"と書かれていたので、包容力あるカッコいい攻めを期待しましたが……
確かにハイスペックなイケメンではありますが、性格は強引で俺様で不器用と、個人的に思う"スパダリ攻め"とはちょっと違ったタイプのキャラクターでした。

雑誌編集者の葉月(受け)は、憧れの推理小説家・二階堂(攻め)の担当に。
なんと、二階堂は葉月の中学時代の同級生で、当時不良グループにいじめられていた男。
いじめを見て見ぬふりをしていたことを責められ、身体を弄ばれるうち、葉月は二階堂に惹かれていき…

と、いうような話ですが、
葉月は決していじめを無視していたわけでなく、むしろ二階堂を庇ったことでしばらく嫌がらせを受けていたくらいの正義感の強い人物。
二階堂とも何度か言葉を交わしており、そこまで仲の悪い関係ではありませんでした。

それを"助けるのが遅かった"と言いがかりをつけ、強引に身体の関係に持ち込む二階堂のやり方はかなりみみっちい気が。
写真を撮って脅迫する等、とても前述の"スパダリ攻め"という言葉が当てはまるキャラクターとは思えませんでした。

葉月に執着するあまり、不器用なアプローチに出てしまったのかな〜とは思いますが、
そのわりには友人(美青年)との抱擁を見られても言い訳しなかったりと、
変に余裕ぶっており、いまいち葉月に対する真剣さが感じられなかったかも。

葉月は、なかなかのイケメンで、水泳部で鍛えられた良い体をしている〜という設定ですが、ストーリー上はあまり男前なところがなく、ヒロイン的な立ち位置。
二階堂に抱かれ蕩けまくったり、電車で痴漢にあったところを二階堂に助けられたりと、
上記のイケメン設定がストーリー上あまり活かされていないのが残念でした。
冒頭出てきた最近やたら咳が多い〜という設定も、特に意味がなかったようで拍子抜け。

葉月の弟に対する態度はなかなか男前で良かったですが、弟が男と付き合い始めたというエピソードは必要だったのか?という疑問も。
男同士の関係に悩む弟にアドバイスすることで、葉月も自身の恋心を自覚する、という意味合いはあったのかもしれませんが、同時期に兄弟が二人とも男と恋に落ちるという展開にはちょっと無理があるように感じました。

恋人になってからの甘い雰囲気は良いですが、それまでの展開にはツッコミたくなる箇所が多々あり、素直にストーリーに入りにくい作品でした。
中立寄りです。

3

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