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神様の恋はピュアで一途♥
2巻は更に考えさせられる内容となってました。
可愛らしい「おはちび」から始まり、「マウリと黒い竜」が「イツカと黒い竜」の導入部となっていました。
この「イツカと黒い竜」も凄く良かったです。忌み神と皆に恐れられる黒い竜のガライを、盗賊の頭領のイツカが慕って追いかける姿が逞しかったです。そんな明るく前向きなイツカを信頼する仲間たちがガライを受け入れてて、2人の仲を応援してるのも素敵でした。
ライカに言われたように、ちゃんとほれこむ相手と巡り会えてましたね。
このガライの存在する意味がとても深くて、時期が時期だけにちょっと考えさせられました。
そして「神様は塀の上」がちょっと神様にとっては切ないお話でした。考えてみれば時間は沢山あるので、この神様にも相応しい相手が必ず見つかると思うのでした。
唯一の人外と神様のお話が「ひとりぼっちのタンタ」でした。お話の終わらせ方が秀逸で御伽噺を読んでいるようでした。
「〜春のはなし〜」では風邪をひいたマウリの為に神様が村に助けを求めに行くお話なんですが、龍神様と慕われてて村人との関係が良好なのが分かってもほのぼのとしました。
またちびがちょっと大きくなっててマウリが綺麗になってるので、幸せそうな様子にホッコリしました。
多くの方に読んで欲しい作品だと再確認しました。
龍神と人間の男の子のお話2巻目です。
1巻目を買って続きが気になり、購入しました。
表題作と短編が3つ収録されています。
【マウリと竜(2)】
子供が出来てからの日々で黒い竜が遊びに来たり、マウリが熱を出したりで甘々なお話でした。短めです。
【イツカと黒い竜】
この話が「マウリと竜(2)」と同じくらいの長さで、その中に出てきた黒い竜のお話です。
今度の受けは青年で盗賊の統領。でもフワフワ系です。
戦争の真っただ中で起こるお話。
わ~この話好きかも!と思ったのですが最後「えっ!?この後はどうなったの!?」と、いい所で終わって呆然。
連載がいいところで終わったようなモヤモヤ感が残り、残念でした。
【神様は塀の上】
こちらも1割程度のお話です。
先生と恋人の生徒の前に、喋る黒猫の姿をした神様が現れ色々と助けてくれます。
こちらは人間の姿になるわけでも、生徒とそういう関係になるわけでもありません。
また、先生は顔なし一コマしか登場しません。
「なんだか不思議な体験をしたなぁ」というお話でした。
【ひとりぼっちのタンタ】
1割くらいのお話なのですが、うるっときてしまいました。
受け攻めなどはなく、むしろBLっぽさもありません。
絵本のような内容で、群れから外れた希少種犬?を神様が少し手助けしてくれるものがたりです。
「みにくいアヒルの子」のようなお話です。
全体的にBL薄め、ファンタジー100%の短編集でした。
ドロドロしたBL後の浄化にオススメですが、単品だけだと物足りなさがあります。
1巻はどのお話もかわいらしく、きゅんきゅん萌え萌えさせてもらったけれど、2巻は切ないお話も入ってきましたね。
マウリと竜は相変わらず仲睦まじくいつまでも新婚さんのようで微笑ましかったです。
黒い竜にも、惚れ込む相手ができてよかったね。
忌み神さまだから嫌われるけど、存在しているには意味があって、浄化を司るんですね。納得。
黒い雲として現れ、災いや破壊を引き起こす、浄化を促すとも言える。
その後に、また新たなものが生まれる。
それもまた巡り。
黒い竜ガライの恋人の盗賊イツカが、ガライと離れないのは、破壊の後の掃除屋的な位置付けかな。
普段使っている電子書籍の所で、一巻無料で読ませて頂きました。
読了後、振り込めない詐欺だと思い二巻を購入しました。
全て可愛いですし、癒されます
普段は精神的にきつい作品が大好きですが、何度も読み返したくなる作品はあまりありません。
男同士のカップリングで、子供が出来てという物語が好きなのもあると思います。
癒やされたい時に読む本だと思います。
また、続刊を出して下さりありがとうございました。
出来れば、シリーズ化を希望したく思います。
1巻で登場したキャラクターの話も織り交ぜながら、また新たにいくつかのカップルも登場し、1巻の彼らにまた会いたいという方も、新しい話が読みたいという方も両方楽しめる作品になっていました。
◆イツカと黒い竜
厄災など負の物事を司るガライと、その恋人であるイツカの物語。ライカとは対極にいるガライが村を訪れると、戦が起き人々からは忌まわしく思われてしまいます。それでも時には、そういった荒療治で浄化が必要な場合もある。雨降って地固まるように、その厄災を乗り越えることで何かを得ることもあるのかもしれません。窮地をものともせずそんなガライと愛し合うイツカは、それを分かっているのでしょうね。もっと2人の蜜月を読みたかったです。
◆ひとりぼっちのタンタ
タンタがずっと犬の姿で、最終的に神様が人間ではなくタンタと同じ姿になるというのが、今までにない展開で印象的でした。神様が恋をするのは人間だけではないのです。最早BLを超えているかもしれないけれど、こちらも続きが読みたくなる素敵な作品でした。