• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ロマンスの鐘が鳴る

江見陽介
28歳,会社員
山口晴樹
24歳,書店員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

会社員の江見は、買ったエロ雑誌の付録が破り取られていたことに文句を言うべく書店に踏み込む。だが綺麗な顔立ちの男性店員・山口を見た直後、世界が薔薇色に染まった。はじめて男に欲情を覚えた江見は、蛇の道は蛇とゲイ専用SNSで相談し恋を確信。彼を落とすため行動し始める。一方、山口はセクハラ野郎のクレームでのストレスを発散しようとSNSにログインするが、ゲイ初心者の恋愛相談に乗ることになり……。

作品情報

作品名
ロマンスの鐘が鳴る
著者
越水いち 
イラスト
石田惠美 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778121136
3.5

(39)

(5)

萌々

(19)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
134
評価数
39
平均
3.5 / 5
神率
12.8%

レビュー投稿数8

特大の鐘が鳴り響く(人*´∀`)。*゚+

にやにやと、とっても楽しめるラブコメでした(^∇^)ノ♪

受け様はゲイであり、書店勤務の山口。
攻め様はオッパイ大好き会社員の江見。

クレーム対応してくれた山口を一目見た瞬間、江見の脳内で盛大なロマンスの鐘が鳴り響く。
異性愛者である自分が男に一目惚れなんて、本当か!?
どーすればいいんだ、とテンパった江見は、ヨウと名乗ってゲイサイトで相談することに。

ヨウの恋愛相談相手になったのがセイと名乗る山口。
自分の事だとは1ミリも思わず、相談にのりアドバイスを送るのですが。

アドバイスに従った結果が絶妙にすれ違っていて、笑うしかない。


受け攻め交互に視点が替わって進むので、2人の勘違いぶりが分かりやすくてよかったです。

江見ってば、単細胞というか単純というか…。

また、ヨウとのやり取りが楽しくなっていく山口の気持ちも、だよねぇ、とにまにましちゃう。


お互い、相手の正体にいつ、どのタイミングで知ることになるのかな、とワクワクと読みすすめました。

「好きだ」とちゃんと告げないままホテルへ行った時は、ダメよ〜まだでしょ〜と焦っちゃいましたけど、仕切り直しができてよかった(≧▽≦)


イラストは石田要先生。
肌色率高めのエッチィ口絵にドキドキ。
他のイラストもキレイで色気もあって素敵でした。

0

楽しい作品でおすすめっ!

「この作品がBLアワードにノミネートされなければ、死ぬ。」で知った作家さんで、推されていた「刑事たちのファミリー・シミュレーション」が面白かったので、デビュー作だというこちらも読んでみたけど、こっちも面白かった!
ちるちるの記者さんじゃないけど、私も作家さん買いすることを決めました。

リーマンの江見(攻め)がクレームのために書店に行ったところ、対応してくれた店員の山口(受け)にまさかの一目惚れ。
江見の脳内ではカラーンカラーン♪と高らかにロマンスの鐘が鳴ってしまいます。

ただし江見は女の子の裸大好きな超ドノンケ。
クレームの内容も買ったエロ雑誌の付録DVDが破り取られてた!というやつだし、わざわざ山口にその卑猥なタイトルを復唱確認させるというセクハラめいたことをやってのける男。(正直、ないわー……と最初は引いた)

いくら顔が好みとはいえ男に一目惚れしたのは錯覚ではないかと思った江見はゲイ専門のSNSに登録し、そこで知り合った「セイ」に相談をするんだけど、その「セイ」こそ実はあの山口で。
山口も相談者「ヨウ」が、あのセクハラ野郎の江見だとは気づかずに恋のアドバイスをし、それを素直に受け取ったヨウこと江見からしつこくアプローチされる羽目に(笑)
「さりげなくボディタッチを増やしていけ」というアドバイスをヨウにしたせいで、江見に会うたび尻揉みされる羽目になるなどの、知らず知らずに自分のせいで自分に被害が及んでしまう珍展開が読んでて本当に愉快です。

最初こそセクハラ野郎認定したくなった江見ですが、どんどん恋の深みに嵌ってしまい、この人重症だなとしか思えない恋惚け感が笑えるし、余計な恥じらいはない代わりに狡さもない体育会系男の頑張り具合というか空回り具合が、なんだかかわいくて憎めないんです。
勘違いから俺もあいつに告白しよう!と決意した江見がどう言うかあれこれ考えるんだけど、候補案のぶっちゃけ具合ときたら爆笑するしかないし、よし!これでいこう!と決めたやつも、ド直球そのもの。
でも、それが彼なんだなぁって思えます。
(大抵の女性ならこんな感じで告白されたらお断りだと思うけど・笑)

山口も強気だけど致命的ダメージは決して負わせない猫ちゃんって感じで、そしてエロさも抜群でこの先もきっと江見を夢中にさせ続けちゃうんだろうなぁという予感大。
案外お似合いかなと。

3

イチオシのBL小説作家さん!爆笑&爆萌えです!

「この作品がBLアワードにノミネートされなければ、死ぬ。アンケート」で、作家さんの別作品「刑事たちのファミリー・シチュエーション」を読んで作家さんにハマり、こちらも購入しました!ほんと小説の上手い方です!久々の大ヒット!

ノンケわんこ攻め×クールビューティーな淫乱ネコ受。

確かに展開はわかりやすくて「なんで気づかないの?www」と思うんですが、わんこ攻の勘違いっぷりに大爆笑wwwいやー、笑った笑った!文章がすごく上手くて、めっちゃ読みやすいんですよ。濡れ場も上手い。物語の構成も無理がなく、ご都合主義でもなく、上手くまとまってます。
BL小説って発刊ペース遅めだと思うんですが、今後もどんどん、もっと書いてほしい作家さんです!ハマりましたー!

3

恋に翻弄されるイケメンを覗き見るお話

電子書籍で読了。イラストはフルサイズでしたがカラーイラストは表紙のみでした。ひょっとしたら紙書籍よりイラスト枚数が少ないのかもしれません。

内容はみなさまが書いて下さっているので感想だけ。
いやー、とっても楽しく読みました。何が楽しいって江見クンの「恋に落ちた時の薔薇色感」の描写が楽しいんです!好きな人が出来ただけで毎日が楽しくキラキラして、自分に好意を持ってくれているかもしれないと思っただけで病気と勘違いされるほど夢見心地になる。そしてその人のために必死になる。良い攻めですねー。すべてが解った時の山口クンの動揺ぶりも可愛らしい。クールビューティーだったのに。とても良い受けですねー。
最初から最後まで恋に翻弄される男性を、うふうふしながら見るというBLの醍醐味を味合わせて下さったお話でした。

1

恋愛相談と実践が交互に来てどきどきしまくり

攻め受け両視点のLoveコメでした。
江見(攻め)が一目惚れしたのは最悪のシチュエーションで出会った本屋の店員山口(受け)

最初の出会いは大人としてどうかなぁと思いました。いくら楽しみにしていたDVDが破られて無かったとしても、それってその店員のせいではない可能性が高いってことぐらいわかりそうなもんなのに。いきなり怒鳴りつけるなんて、子供か。そのせいで、印象は最悪。
でも、江見は潔くて肉食ですねぇ。いままでノンケだったのに、いきなり男性に一目惚れしてしまって葛藤もせずに受け入れて、速攻で関連のSNSに会員登録して相談相手探すんですから。ただ、ちょっと軽率。お約束の相談相手が受けでしたっていう展開じゃなくて悪い人に当たってたらどうなってたんだろう。
信頼できるかどうかわからない相手に真剣に相談持ちかけるのはちょっと危ない。

で、相談相手が落としたい相手だって知らない江見はひたすら相談し、山口は自分がその相手だって知らないで一生懸命応援するんです。

江見は凄いポジティブな人で山口視点では嫌がらせだとか我慢してるとか思っていることを、「触るのをゆるしてくれるようになった」とか「告白されたー」とか喜んでるし、今まで仕事のできるやつって感じだったのに、山口に落ちてからはすっかりおバカになってしまって、本気なんだなぁと感じさせられました。ただ、一歩間違えれば勘違い野郎になるわけで、こんなあて馬時々いるなぁと思ってしまいました。それだけにお互いの正体がわかったときが心配でドキドキしながら読みました。

山口は江見との出会いが最悪でそれ以降も自分の同僚が好きなんじゃないかとか誤解していましたが、さんざん相談されていたSNSの相手が江見だってわかったことで、今までの相談が自分に対するもので、江見が本気なんだってことが理解できて、結果的によかったです。
ただ、きちんとした告白なしにヤっちゃって、その後告白という流れはちょっとな。それもそこでおしまい。えーっ!ここで終わり?って感じで、甘い雰囲気ちっとも無かったのは残念でした。きちんと恋人になった後日談が読みたかったな。
その辺は特典ペーパーにあるようですが、手に入れられない私としては本編に入れて欲しかったです。


二人のこのすれ違いのような掛け合いを楽しいと思えればとても面白いと思います。私個人としては、いつばれるんだろうとか酷い誤解があるんじゃないかとか心配ばかりしてしまったせいで、最後までドキドキして疲れました。なのであまり楽しんで読めませんでした。いつもなら一気に読んでしまうのですが、何度も中断して心の準備をしてしまいました。

イラストはとても良かったです。特に口絵のカラーイラストは美麗で超エロいです。うっかりお店とかで見えちゃったら、恥ずかしいかも。

2

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP