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「何って…そんなん……あんたに会いに来てんじゃん」
タイトルがなるほど〜!ってなる、名前のつかない本人達だけが気づいていない関係にニヤニヤした。
人との繋がりなんて、案外「友達になりましょう」って口約束じゃなくて不思議と気づいたらできてるそんなものなのかもしれない。
人が何回も同じ場所、同じ時間に出会う。1回目は偶然、2回目はたまたま……それが毎週続いたら奇跡なんかじゃなくてそこには人の「会いたい」っていう意思があるから成り立つものなんだろうな、と思わずにはいられなくなるお話。
お互いを探しながら映画館に"わざわざ"通って一緒に観た同じ映画を思い出す所が素敵だった。改札口のすれ違いシーン大好き。やっと自分の気持ちに素直になって覚悟した時の表情いい。
そこからの、やっぱり名前を知らずに"アイツ"と"メガネ君"でやり取りし続けてるのも、段々それだけじゃ物足りないって思えるような相手にお互いが徐々に気づいてく所良かった。
館長とマキちゃん達のキャラいい。マキちゃんの友達絶対腐女子説ある笑笑
付き合うまでにあと映画何本分の時間が必要かな〜と思わせるラストで、満足度の高い1冊でした。
『お憑かれさまです』が面白くて、日乃先生の過去作品も気になり読みました。また本作も面白い。
マッチングアプリでは絶対に出会わない二人。
登場人物みんな魅力的。背景も細かくリアルで、もしかしたら自分の街にも今この瞬間こういつ出会いが起こってるかも!?って思わせてくれます。
※ラストのネタバレありです
メインの二人も友達も、本当にどこかにいそうなくらい人間味がリアルでした。
なぜ隣に座るのか、なぜ映画館に来るのか、なぜ電車に乗って…
お互いの行動の「なぜ」が作品の軸になっていると感じました。
外から見るともう答えが見えてきているんですが、本人たちはまだ知らず。
付き合うところまでいきません、Hもありません。
正直その後の二人は気になりますが、
独特の雰囲気の魅力はこの終わり方だからこそだと思います。
本当に秀逸でこれ以外はあり得ないと感じるタイトル。
物語の余白を楽しみたい方におすすめです。
関係性萌え!!!
タイプが真逆の二人が絶妙な距離感を作り上げています。
えー萌えるー!!!
見てるとこっちの方がソワソワしてしまうよw
その均衡が崩れたときがもう…素晴らしい!!
二人の今後を妄想すると止まらなくなります~
大好き♡
著者初コミックス。
タイトルの意味は、中身を読めばすぐに分かります。
空席の多いこじんまりとした映画館にわざわざ並んで座る二人の表紙が印象的で、自分は表紙買いでした。
表紙と中の絵柄にほとんど差はないので、表紙買いだとがっかりすることはないと思います。
チャラ男はおバカだしメガネは根暗なので関係性がなかなか進まず、続編来いよ~!って感じの終わり方です。次回作に期待したいです。
(2016年12月30日読了)