俺 お前に見られるとヤバイから…

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表題作男子高校生に憂鬱

早乙女隼人,高校2年
桐野 裕介,高校教師,

同時収録作品水曜日のクロノスタシス

その他の収録作品

  • 年下彼氏の思惑
  • 財前くんのメンドクサガリ

あらすじ

高校教師の桐野は転任先の教え子・早乙女が自分をじっと見ていることに気づく。その視線に恋愛感情が含まれていると感じた桐野だったが、じつはそれは早乙女のただの癖だと知り……。

作品情報

作品名
男子高校生に憂鬱
著者
日乃チハヤ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047348141
4.3

(124)

(65)

萌々

(39)

(19)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
14
得点
539
評価数
124
平均
4.3 / 5
神率
52.4%

レビュー投稿数14

恋を自覚する前のモヤモヤ感がお上手!

表題作【男子高校生に憂鬱】関連が五話と、【水曜のクロノスタシス】の前編後編&描き下ろしという二作品が収録されています。
デビュー作の「片道映画一本分」が側から見ればどう見ても恋人同士なのに、当の本人達は全く恋愛である事を意識していないといった、恋愛無自覚の二人を描いていてとても面白かったのでこちらの新刊も楽しみにしていました。
こちらもやはり男二人が恋愛に至る以前の、自分の気持ちに気づくまでの微妙な雰囲気、モヤモヤ感、そういったものがどちらの作品にも充満していてとても楽しめました。

【男子高校生に憂鬱】
高校教師の桐野はなかなかのイケメンということもあり女子生徒からの多数の視線を浴びる日々。そんななか、男子生徒・早乙女の食い入るような熱のこもった視線に気づき…。
その視線を意味のあるものだと捉えて、視線に自ら絡みとられていく桐野。その翻弄されていく様子と勘違いだったとわかったあとの元に戻れないような微妙な立ち位置の描きかたが上手だなぁと。

【卒業生の憂鬱】【年下彼氏の思惑】
これ萌えました!お付き合いを始めたけど、教師と生徒という立場もあり卒業まではお預けを決めた二人。でもポジションはどうするのか?という話になり、そりゃ俺がヤるほうだろ、チビのお前が俺のこと抱えるとか物理的に無理だろと先生は余裕で一笑。早乙女の「先生よりでかくなったらいいってわけね?」発言もはいはい、と軽くあしらいます。

そしてついに卒業式の日。お約束とでもいうべきか、先生を軽く追い越しちゃった早乙女が登場!成長期男子のおいしさ爆発です。顔つきも男っぽくなっちゃってカッコいい早乙女。第二ボタンのやりとりも萌える!
で、いざっ!という時。何かと逃げ腰な先生に対して、年下彼氏のほうが男前で肝が据わっててカッコいい。そしてそんな攻めの様子に何かと首まですぐに赤くなっちゃう先生もかわいい。この二編は存分にニヤニヤできました。初めてこの作家さんのセックスシーン見れたけど身体の描きかた好きだなぁ。

【水曜のクロノスタシス】
私はこっちの作品が特に好き。
せっかちなリーマン財前とのんびり屋の洋服屋の店員・岬はアパートの隣同士で毎週水曜日の夜、連れ立ってコインランドリーに行く仲。

チンタラゆるゆる男に見えた岬の気持ちが垣間見える瞬間が好きです。乾いた洗濯物をチンタラと畳む様子を見て、職場でもそうなのか?と聞く財前に対し「職場ではもう…光の速さです。」と答える岬。ここのやりとりがとっても好き。

タイトルにあるクロノスタシスとは、素早く眼球を動かした直後に見た最初の映像が長く続いて見える錯覚のことらしく、例えば視線を動かして秒針を見つめると秒針が一瞬停止してしまったかのように見える現象で、この作品にはそんな「ほんの一瞬時間が止まったような 秒針が動き出すのをじれったく待つような」瞬間が効果的に使われています。

前編は洋服屋店員の岬視点で、後編はリーマンの財前視点で進むのですが、なんであいつが隣にいると、息が詰まったような、時が一瞬止まったような感覚を覚えるのか。それは単なる錯覚なんだろうか…と思い悩む様子が描かれているのが後編で、前編後編どちらもおいしいです。

電子版の特典は【男子高校生の挑戦】というタイトルで攻め受けどっちをやるか…の後日談。
本気を出した早乙女は自宅から1リットルの牛乳パックを持参してて、いろんな意味でヤル気だ!と気づく先生が描かれてました。

6

勘違いから始まる恋

先生と生徒の勘違いから始まる恋。
胸がキューっときました。

日乃チハヤさんはデビュー作もそうでしたが、
近付きつつある2人の微妙な距離感の表現が上手いなーと感じます。
ジワジワと広がる恋心が伝わってきて(萌えで)シンドイ。
2作収録されていますが、どちらも微妙な距離感が楽しめました(﹡´◡`﹡ )

キューっとしたのがいつまでも心に残って後を引き神評価です。


◆男子高校生に憂鬱
pixivコミックで1話の半分が読めます。

目力のある生徒にジッと見つめられ、視線の強さに落ち着かない先生。
視線の理由が気になり、恋心を持たれてると勘違いし生徒を意識してしまいます。
先生が過剰に意識してしまっているのを生徒も気付いてて、こちらもまた勘違いしておりー。

勘違いがジワジワと恋に昇華していくのが萌えます!
間違いを知った時に、
先生は気恥ずかしさで顔を真っ赤にするのが可愛いくて、
生徒は淡々としつつ焦燥感を帯びた表情で切なくて。
表情を見せないよう静かに帰ってくシーンが印象的でした。

そして今作は最後まで致してる!ヾ(*´∀`*)ノ
このシーンまで入ってたのがすごく良かった。
先生はノンケで往生際が悪いというか逃げ腰だったので、
「あ、完全に落ちたな」っていう表情が見られて大満足。
きっともうどんな言い訳しても離れられないだろう…ふふふ。

で、ポジション決めでは生徒がすごく男前!!
大切なのはポジションじゃなくて「好きだから」って良いですよね。
まだ10代なのになんだこの包容力…。

ポジションは思ってたのと逆でビックリしたけど
蓋を開けて見れば納得しかない。。。
これからドンドン愛されて懐にスポッと入れられるんだろうな( ´艸`)

◆水曜のクロノスタシス

アパートの隣人同士、
毎週水曜に揃ってコインランドリーで一緒に洗濯をするお話です。

片方は恋心を隠し持ってて、もう片方は気付いてません。
少しでも一緒にいられる時間を伸ばそう伸ばそうと…。

気付いてない方も、実は気付いてて見て見ないふりしてました。
たわいもない間延びした会話の下にあった駆け引きの結果はー。

【クロノスタシス/時計が止まって見える錯覚】の入れ方が上手いです。
モノローグが詩情的で、1秒が長く感じられ、焦ったさがとても良かったです。

5

勘違い×勘違いの恋

1stコミックスで無自覚×無自覚で恋に向かっていくふたりを
丁寧に描いた日乃チハヤさんの2ndコミックス。

今作は、男子高生と教師、それも勘違い×勘違い(!)のふたりのお話。
絶対に面白いに違いないという確信を抱いて読んだのですが...
はい、やっぱり面白い!

強い視線と共に内に想いを秘めるタイプの男の子と見せかけて、
実はごくごくフツーの男子高生の早乙女くん。
世渡り上手な処世術を身につけているように見せかけて、
実は繊細で傷つきやすい少女のような面を持つ先生。
勘違いからはじまり、その視線に振り回され、いつしか
相手の心に見えていたと思っていたものが、自分の中に芽生えていて―

”視線”という演出と共に進められていくストーリー展開がとにかく秀逸!
ぽつぽつと重ねられる先生のモノローグもとても良い。
又、一歩間違えれば作品の評価をも左右するであろう、
先生と体の関係のある女性キャラの登場も、個人的に好印象でした。

今作はふたりのイチャラブシーンもしっかりと用意されていて、
それがまた萌えの宝石箱で(*´-`*)
確信犯で目を閉じない早乙女くんのあざとさが最高です♡

始めから終わりまで、”視線”を大いに堪能できたお話でした♪
(装丁の”視線”も、すごく印象的ですね)

同時収録の『水曜のクロノスタシス』もとっても好みのお話。
”クロノスタシス”というモチーフが非常に巧く用いられていて、
主役CPの絶妙な距離感に唸らされるばかり。
じれったい錯覚を待つのではなく、一歩踏み出すラストがすごく良かったし、
描き下ろしの財前くんの可愛さにきゅん♡

勘違い×勘違いの恋にどストライクの神評価☆
次回作も楽しみにしています!

5

その視線 気付いた時には もう虜

表題作と、他1作の計2作品が楽しめます!!

☆男子高校生に憂鬱
教師 桐野裕介(受)と生徒 早乙女隼人(攻)が、互いの視線に勘違いする駆け引きのような恋です(^^)てっきり早乙女が受けかと思いきや、最後まで読めば分かりますが、成長してカッコイイ攻め様に(〃ω〃)!若さは心も体も成長が早い笑!!

じっと見てくる生徒がいる…しかも男。気になりだした視線から、目が離せなくなって、気がついたら自分の方が見ていた。目が合って視線をそらしたら、"俺が嫌いなの?"って言われた。お前が、見るから…。

視線一つで、恋は生まれます(^^)

"男が好きなのかと思ってた"セフレといた桐野にそう伝えた早乙女は、以降桐野を避けます。問いただす桐野に早乙女は"俺を好きなのかと思っていた"と話します。勘違いしていたことが恥ずかしくて桐野を避けていた早乙女…"勘違いじゃなかったら?"そう話す桐野を引き寄せてキスした早乙女は意外にも落ち着いていて、顔を真っ赤にして恥ずかしがっていたのは桐野でした。Hしたい早乙女に桐野は"俺より大きくなったらヤらせる(突っ込ませてやる)"と…小柄めだった早乙女はめでたく卒業時にデカくなり、桐野を無事抱いたのでした(^^)/

目は口ほどに物を言う、と言いますが、"視線"に振り回され、勘違いし、恋をする。駆け引きみたいに、見たら見返して、また見られたら逸らす。逸らした意味をグルグル考える。お話の内容がすごく面白い!卒業式ですっかりデカくなった早乙女はモテモテなのですが、第二ボタンを桐野のためにとっておいた早乙女が可愛くて、ボタンを貰って照れる桐野はもっと可愛かったです(〃ω〃)貰ったボタンのお返しに何が欲しいか早乙女に聞くと"先生ちょーだい?"といって初Hするところが萌えました!!

☆水曜のクロノスタシス
毎週水曜日の夜、同じアパートから一緒にコインランドリーに出かけ、一緒に洗濯して、一緒に帰宅する財前と岬。せっかちな財前とマイペースな岬(自称グズ)の、素直になれない隣人さん両片思いラブです!!攻め受けは分かりません。

一分一秒でも長く一緒にいたい…だから出来るだけ長く、ゆっくり、遠回りをして、時間を伸ばしたい…岬はグズなふりをして、一緒にいようとします。あぁ、財前が好きなんだなぁって分かりますよね(^^)"好き"と言わなくても、伝わります!
毎週水曜日がめんどくさいから、いっそ洗濯機買おうかな、もしくは引っ越そうかな…そう話す財前の真意は何だったんですかね。岬の気持ちに薄々気がついていたら、意地悪かなとも取れます。岬の気持ちを知っていたから、財前なりの照れ隠しや、これが岬の態度に対する告白の答えなのかなとも取れます。何も考えずに発言したのかも。もしくは、自分も同じ気持ちだから、自身に歯止めをきかせたくてか。読み手によって考え方は変わってくるかなと思います。

財前にキスする岬、時が止まる財前、一瞬が長く感じたかもしれませんね。"クロノスタシス"まさにタイトルが表す2人の出来事!すごくオシャレです(^^)

いなくなって改めて気付かされる、岬との時間…かけがえないものだったと。失ってから気がついたんじゃ遅いんだよって財前に言いたかったけど、失う前でよかったです!引っ越し先でも隣人なんて…そう、岬が言いかけた言葉は、"運命"かなと思いました(^^)

引っ越してからの2人は、毎日岬の部屋で、夕食を取り団欒。まぁ岬がほぼ喋り、財前はめんどくさそうに相槌。熟年夫婦みたいですね(^^)岬は財前に"好き"と伝えますが、真っ赤になる財前はただただ照れるばかり。可愛いぃ財前!!

言葉にしなくても愛情表現はたくさん出来ます!勿論言葉も大切だとは思いますが、接してくれる態度から、相手が自分を思ってくれる気持ちが伝わってくるのって、嬉しいことだなって私は思います。そう思える、素敵な作品ですよ(^^)/

3

モノローグの使い方とか、素敵!

滅多に神評価付けないのですが、神評価でもいいかなあと思ったくらいとても表現が良かったです。特にモノローグの入れ方や言葉が2人の距離感や感情をうまく表していて、最近の少女漫画よりもモノローグ使えてるんじゃないかと思いました。

目力の強い男子高校生に自分だけがやたら見つめられてる?!と勘違いするところから始まります。そこから少しずつ心が否定しつつも気持ちが高まってゆき…。勘違いとわかったあとのもう引き返せない想いへの心の否定と、否定できなくなっていく想い。なにせ男同士なのでそこまで感情移入はできないですが笑、大変落ち着かない状況で読んでいたにもかかわらず、思わず引き込まれてしまいました。

先生の首まで真っ赤になるピュアな一面とか、覚悟が決まらず逃げ回る大人気なさとか、表情があまりなかったけど凄く先生のこと好き、だけどじつはあざとい早乙女とか、まさかの先生が受けとか、ニヤッとしたり、キュンとしたり、色々な要素があってそれがちゃんと伝わってきて、本当に面白かったです。

これで微妙なライバルとか、ちょっとしたヤキモチとか、2人の距離が縮まる学校イベントとかあったら、完全に少女漫画です。でもきっと日乃先生はそういうのも描くのが上手なんじゃないかなあと思いました。もっと長期連載だったら〜…とくやしいくらいです。



もう一つの短編も、男同士だけどやっぱり少し少女漫画に近くて、両思いになるまでのもだもだでした。

タイプの全然違う2人が、ひょんなことから毎週水曜日にコインランドリーへお洗濯に行く話です。毎週水曜日の、ほんの短い時間だけど、それを引き延ばそうとグダグダしちゃう。そりゃ好きな相手となら少しでも一緒にいる時間長くしたいと思うのは普通ですよね〜。って何となく共感したり。

そして気まずくなって突然引っ越しちゃうとか、あ〜もだもだ。

こちらのそんなところの描写が私好みでした。

2

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