• 紙書籍【PR】

表題作太陽と月のカタチ

双子の弟・朱炉未来
双子の兄・朱炉友義

その他の収録作品

  • 昼下がりの日常

あらすじ

双子という特殊な絆で結ばれた朱炉友義と朱炉未来。
幼少期は見分けがつかないほどそっくりだった二人だが、年を追うごとにその姿には個性が現れていった。
兄・友義は少年めいた線の細さと何物をも惹きつけずにはおかない危うい魅力を持つ青年に、弟・未来はスマートで洗練された中に男としての野性を兼ね備えた青年に。
美しく奔放で男女問わず崇拝され、自己中心的だが繊細な面を持つ友義を、愛し、憎み、相反する想いの中やがてその躰に溺れていく未来だが…。
五百香ノエルの禁じられたカタルシス。

作品情報

作品名
太陽と月のカタチ
著者
五百香ノエル 
イラスト
雪舟薫 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルスHYPER
発売日
ISBN
9784883026524
3

(3)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
8
評価数
3
平均
3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

性格の悪い受け

双子同士の近親物で、絡めとられるような濃密さがあります。
性格の悪い受けを探している方に、お勧めです。
体格は、受けの兄の方が小さいです。

双子の弟・朱炉未来(ヘタレ攻め)×双子の兄・朱炉友義(無制限に愛情を吸収する子供のような存在で、誘い受け)
性格が母親似の友義は母親に可愛がられて、父親似の未来は母親から迫害されて育っていた。
二人にとって互いは常に意識してしまう存在で、甘えん坊で寂しがりやな友義は未来からの愛を求めていて。
惹かれてはいけない存在なのに、どうしても惹きつけられる片割れの存在。
身体を重ねそうになった所を母親に見つかって、その日から二人は別れ別れに。

離れたことで精神安定を取り戻した未来は、女と父親のように気軽に遊んだりして暮らしていたが、友義が未来の女を使って訪ねてくる。
ただ未来の居所を知る為だけに、女を抱いて利用出来る。友義にとって、利用価値があるかないかだけ。
その中で、片割れの未来だけは特別なんです。
友義は汚部屋寸前な部屋に住んでいるわ、家では薬に乱交を繰り広げ、選んではいるものの男と遊びまくり。
自分の魅力を周知しているので取り巻きに囲まれていて、男ですが淫婦のような存在です。

逃げればいいのに、逃げられない関係。
双子の関係の特殊性や濃密感がたっぷり詰まった話です。

エロ:★3 誘い受け、幼い頃の双子同士の擦りあいとか双子フェチにはお勧め。
総合:★3 好みとして苦手なので★3ですが、閉鎖された世界観が息苦しい程で、双子同士の近親物としての読み応えがあります。合う方なら、★4で。

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP