クリスマスの航路

Christmas no kouji

クリスマスの航路
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
19
評価数
4
平均
4.8 / 5
神率
75%
著者
ジョシュ・ラニヨン 

作家さんの新作発表
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イラスト
門野葉一 
媒体
BL小説
出版社
新書館
レーベル
モノクローム・ロマンス文庫
発売日
価格
ISBN

あらすじ

カリフォルニアのカタリナ島で、シェインは自分にかけられた証拠品窃盗の疑いが晴れるのを待っていた。そしてFBI復帰が決まったその日、島で出会った恋人、ノートンに知らせに行くが…ノートンは消えていた。そして2年後、島のコテージを訪れたシェインは、ノートンそっくりな男と再会する。彼の正体は?

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レビュー投稿数1

大人になればなるほど、自分を守る鎧は強固になるのかも

『小説ディアプラス2017年フユ号』掲載作品の電子書籍化。
同時刊行の『夜の眼』に比べて軽いお話です。気負わずお手に取りください。
でも、ラニヨンさんのお話ですから。やはり仕事の遂行に誇りを持つ男達のお話です。いや、今回の場合は、自分の仕事をちゃんとやろうとするあまり関係が拗くれちゃうんだけど。

FBIの美術品捜査チームに属するシェインは備州長船康光の刀の窃盗容疑をかけられ、サンタカタリナ島にある別荘のコテージで休職を余儀なくされていました。容疑が晴れて復職が決まり、島で出来た恋人、ノートンの元に出向いたのですが彼は忽然と姿を消していました。それから2年後のクリスマス休暇、任務によって負った大怪我のダメージを癒す為に島を訪れたシェインは、ノートンのコテージでクリスマスライトを設置しようとしている男性に気づきます。見た目は全く異なるのに、ノートンを思い出させる彼を問いただすと、彼はノートン(偽名かも?)その人であり、そればかりか保険会社の調査員で、2年前の事件を調査していたことを認めたのです。では、シェインが恋だと思っていたのは調査の為の方便?シェインは深く傷つくのですが……

感想を一言で言うと「大人ってめんどくせーっ!」。
でも解るんです。
仕事を一生懸命やっていると「こんな感じになっちゃうことあるよな」って。
お互いに調査の仕事をやっていて、本気になればある程度相手のことを調べられるというのも、素直になれないのに拍車をかけちゃっています。
また、シェインが一歩間違えば命に関わる様な怪我をした直後であったというのも、事態を複雑にしちゃうひとつの要因かも知れません。そういう時ってどうしてもネガティブ思考になっちゃうよね。

所謂『誤解・すれ違いもの』なのですけれど、ハリケーンや、バイプレーヤーの寂しい老人、ヒューパートの存在も含めて、登場人物の感情の移り変わりの理由が丁寧に積み重ねられていて、お話に無理がない。すんなり感情移入出来るところがやはりお上手。

クリスマスのお話です。
時期を合わせて読むのも一興かと。

2

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