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表題作秘蜜の褥

主上(東宮)
紫藤美舟,主上の寵姫で私兵集団隊長

同時収録作品秘蜜の褥

嵯峨野宮(御池宮),主上の異母弟
紫藤美舟,主上の寵姫で私兵集団隊長

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

主上の命により、その実弟・嵯峨野宮を籠絡した美舟。「紫の剣」として主上に侍り体を弄ばれながらも、嵯峨野宮の心を翻弄して……。

作品情報

作品名
秘蜜の褥
著者
あさひ木葉 
イラスト
小路龍流 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829626276
3.2

(5)

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萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
16
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

平安時代の3Pモノ

平安時代の話で3Pモノ。
なかなか珍しい設定ですが、中身はいつものあさひ木葉さん作品という感じです。

あらすじ:
主上(攻め1)の寵姫・美舟(受け)は、主上の命令で彼の異母弟・嵯峨野宮(攻め2)を誘惑。失脚させ出家に追い込む。
身をもって主上に仕える美舟だが、昔と変わらず自分を慕ってくる嵯峨野宮のことも無下にはできず…

物語冒頭、嵯峨野宮が初めて美舟と関係を持つシーンあり(主上も同席)。
その後しばらく現在の話が続いた後、再び10年前に遡り…
と、やや分かり辛い構成です。

美舟は元白拍子で、自分の進む道は自分の意志で決めたい自尊心の高いタイプ。
身売りをさせようとする母に反発しますが、男に抱かれるのが嫌というより、立身出世の望みのない人生を送るのが嫌という発想です。
そこで、身売り相手の貴人よりもっと位の高い主上(当時の東宮)に接触。
彼に『道具』として仕える代わりに庇護を求め…という経緯で現在に至るという設定です。

これらの過去の説明に多くのページ数が割かれており、肝心の現在のストーリー展開がやや駆け足気味。
主上と嵯峨野宮が美舟に想いを打ち明け、美舟が二人を受け入れハッピーエンドですが、
自分を陥れた兄のことを嵯峨野宮が随分簡単に許している点など、描写不足に思える箇所が気になりました。

二輪挿し、異物挿入(刀の柄や筆)、人前プレイなどエロ描写は濃厚で楽しめましたが、構成や心情描写の薄さのため今一歩ハマり辛いのが惜しい感じの作品でした。

5

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