電子限定おまけ付き
ケダモノ小説家×ノンケ家政夫
こちら、エロいシーンを楽しんだり、俺様な攻めに振り回されてる頑張り屋で可愛い受けを、ただただ愛でる作品です。
失礼ながら、ストーリーとしてはありがちでひねりもないのです…。
しかし、受けがとにかく可愛い…!! そして、その受けがエロい事をされているシーンがすごく萌えるのです!!
そんな訳で、ストーリー性を求める方にはお勧め出来ませんが、ただただ可愛い受けを堪能して愛でたいという方にお勧めです。
親戚で売れっ子小説家・歩巳(攻め)の家政婦をする事になった、大学生の孝太郎(受け)。久しぶりに会うのを楽しみに訪ねると、そこにはだらしなく小汚い男が居て…というあらすじです。
先ほども書きましたが、ストーリーとしてはありがちです。
再会もので、大学生が売れっ子小説家にエッチなチョッカイを出される。攻めをライバル視している当て馬が登場する。当て馬に引っかき回された事で気持ちを自覚して…といった感じで、正直薄っぺらいと感じます。
しかし、エロシーンに萌えるのです! 特にイチ押しなのが座薬のシーン。熱を出した受けを介抱するという体で、攻めが座薬を挿入するのですが…! マイペースで俺様な攻めが、もうグイグイと奥まで突っ込んでくるのですね。「もっと奥かぁ?」と。そこでやや天然な受けが、「これって看病だよな…?」と半信半疑で喘がされてるのが、なんだか異様に萌えるのです。個人的に、天然受けが腹黒攻めに、いいように転がされちゃうというのが大好きなのです。
あと、初エッチの時、攻めのダボダボのシャツを着てプルプル震えている受けとか。マイペースで実はムッツリな攻めも魅力的なのですが、この頑張り屋で真っ直ぐな受けの初々しい反応が身悶える…!!
そんな感じの、シーンだったりエピソードだったりを楽しめる作品です。あと、受けの初々しい反応や、エロの時の表情。
作品に深みを求める方には向かないと思いますが、可愛い受けとエロシーンに萌えたい方にお勧めです。
幼い頃に出会ってずっと憧れていた親戚のお兄ちゃん宅に、家政夫のバイトに行くことになった受けの話です。
親戚のお兄ちゃんが攻めで、攻めは小説家。
昔は出来た人のように見えていた攻めは、実際再会してみると汚部屋の住人で、無愛想かつ人格破綻。憧れの人のイメージが崩れ、かなりショックを受ける受けですが、さっと気を取り直してしっかり家政夫の仕事をこなすところがなかなか良キャラ。昔から弟たちの面倒を見ていたので家事は完璧で、ひたすらテキパキ働いています。
家中ピカピカにして、美味しい料理を作ってくれる受けに、攻めは感心はしているようですが感謝の気持ちが見えず、その点は割とムカつくキャラでした。もっと「してもらっている」ことをありがたがれや、と思うことしばしば。
ですが、読みながら予想する展開になかなかならないのが逆に面白い気もします。これが、攻めが受けの料理にソッコー手懐けられ、早々に恋に落ちる展開だったら、すごくありきたりで新鮮味がないですもんね。
とことん家事ができない攻めが、風邪を引いた受けの看病をするシーンがコミカルで面白かったです。おでこをタオルで冷やす「べしゃっ」て擬音語に笑いました。座薬を挿れるのもエロかったです。看病は下手なのに座薬を挿れるのだけは上手い攻め…。(笑)
初めて読んだ作家さんだったのですが、絵もとても綺麗でした。というか、単行本を出されるのは初めてなようなのに、新人じゃないレベルでした。
表紙のガッチリな攻めとムッチリな受けもいい感じ。でも買うのに店員さんの目を気にされる方にはちょっと買いにくいかな。
攻めの歩巳さんのもとで家政夫をすることになった受けの孝太郎くん。
真面目な男の子と、気だるい雰囲気の小説家のラブストーリーとして淡々と進んでいくのですが、この作者さんは、キャラクターの見せ方がとても上手でどのキャラクターも魅力的です。
個人的には当て馬の九条さんが脇役とは思えない存在感のある美形なので好きです…(笑)
こちらのコミックスに収録されていない続編に九条さんもずっと出ているので、続編もコミックスにならないかなぁと期待しています。
あとネタバレ気味ですが、黒髪でストイックな櫻井さんも続編で出て来るのでコミックス化本当に待ちたいです。
この作品を読んで一番驚いたこと。
孝太郎くん、22才!
10才年上の歩巳が32才という情報は早めに出て来ていたのに、勝手に18才(高校出たて)と思い込んで読んでいました。パーティで九条の質問に答えるシーンで無駄に驚いてしまった。
それくらい少年という言葉が似合う22才です。
12年前に一度顔を合わせただけの母の親戚。
片親で母は多忙、3人の幼い弟の世話でいっぱいいっぱいの少年の頭を撫でてくれた大きな手。
「あのひとにまた会える」
その一心で家政夫の仕事を引き受けた孝太郎だったが…。
歩巳のだめなおとなっぷりがすごかったです。
完全なる汚部屋を半日足らずで見事に綺麗にした孝太郎が天晴れとしか言いようがないのですが、それに対してさらなるサービスを求めた歩巳の「たっかい小遣い欲しさに俺のとこ来たんだろうがよ〜」に愕然としました。気になって調べたところ汚部屋のクリーニングは6畳で5万〜だそうです。「たっかい小遣い」はいくらなのか気になる…。
そんな扱いを受けても、長年の憧れは消えないものなんですね。
ずっと自分がしっかりしなければいけない環境にいて、母の手とも違う大きながっしりした手の感触と「兄貴になってやる」という言葉を心の支えにしていたのがひしひしと伝わってきました。
孝太郎の状況は弟たちが中学生〜高校生くらいになった現在も全く変わっていないだけに、「なぜこの子だけが背負わなければならないのか」という疑問が生じますが、それだけに唯一頼れる、頼りたい大人としての歩巳の存在が大きくなっていくのも不思議ではないんですよね。
たった2コマではありますが、結ばれたあと孝太郎が歩巳の腕の中で目覚めるシーンはとても印象的でした。
甘えて頼れる大人ではなく、ふだんは孝太郎が甘やかしてお世話をしなければいけない歩巳ですが、あの腕に包まれる安心感を得られただけでも、孝太郎にとっては大きな意味があるように思えました。
ジャケットを見て読みたいな、読みたいなと思っていてやっと買いました。
表紙綺麗ですよね。
見た目はおっさん×学生だなーと。
髭を剃った時と眼鏡をとった時のギャップが凄い。
攻めの見た目の変化はやっぱりいいですよね。
又、今回攻めの歩巳の不器用さが好きです。
孝太郎が熱が出た時に看病している際にびしょ濡れのタオルをおでこに乗せてあげるシーンや座薬を入れるシーンなど。
本当に不器用だなこの人と思って読んでました。
キャラクターもしっかりしてて読みやすかったです。