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表題作発情エゴイスト

天堂巽
氷川瑞貴 32歳 宝飾店販売員

あらすじ

昼は宝飾店の販売員、夜は女装をしてニューハーフバーで働く瑞貴は、ある日突然、虜囚の身になった。
まったく身に覚えがないのに、バーのママが作った借金の連帯保証人になっていたからだ。
返済額など持ち合わせない彼は、債権を買い取ったという天堂に躰を使って返済額を稼げと迫られ、
まずは品定めさせろと言われてしまう。
でも瑞貴には人に知られたくない秘密があり、人前で肌を晒すなんて無理で──。

作品情報

作品名
発情エゴイスト
著者
釘宮つかさ 
イラスト
鳥海よう子 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775526538
3.7

(10)

(1)

萌々

(7)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
36
評価数
10
平均
3.7 / 5
神率
10%

レビュー投稿数2

ネタバレ注意

昼は宝石店 夜はニューハーフバーで働く瑞貴(受け)は実は両性具有。
見た目は男性に生まれましたが 男性器も小さなものがついているだけで精巣も未発達 女性器も膣はありますが子宮と卵巣はないため 男と女の中間のような身体をしています。
そのため自分のことを欠陥品、異常な存在と思い込み32歳になるまで誰とも付き合うことなくいきてきました。
そんな瑞貴の前に現れた傲慢な不動産会社社長 巽
(攻)
借金は身体で稼いでもらうがその前に味見させてもらうと言い瑞貴の服を力づくで脱がします。
瑞貴はこんな異常な身体きっと気味悪がられると怯えますが 巽はふたなりの身体を見るのは初めてだが綺麗なもんだなとあっさり
瑞貴は怯えながらもどこか自分を受け入れてもらえたような安堵感をおぼえます。
しかし借金のカタに連れてこられた状況は変わらずそのまま監禁されてしまうのですが見張り役の男が瑞貴の美しさに血迷い襲おうとしたり なんやかんやで巽は自分の家に瑞貴を監禁することに。
ここからが私にとってはツボ 瑞貴は監禁されている身ですがすることもなく暇なため家をお掃除 その上自分を監禁している男のためにいそいそとご飯まで作ります。(一定額以上お買い上げの無料エプロンも萌)
巽も瑞貴との生活がなくてはならないものに。
その後 瑞貴に借金をなすりつけ失踪したニューハーフバーのママが見つかり誤解も解け 巽は心から瑞貴に謝罪し想いを伝えます。この時の攻めの必死さにさらに萌萌。
私は健気美人受けと俺様美形攻めの設定が大好きなのでこのお話はドストライクでした。

2

借金もの

借金ものです。
ごめんなさい。辛すぎて最後まで読めませんでした。

主人公が最初からかなり気の毒で。
身体に事情があり両親ともうまくいかず、高校を卒業すると家を飛び出し。
親とは絶縁し、世話になった職場の亡き先代社長の跡取り息子からは、お前が誘ったせいだと体を狙われ。

さらにかなりお世話になったニューハーフのお店のママに、知らない間に騙されて借金の連帯保証人にされていて。突然お店の差し押さえと主人公の身柄を拘束され。

さらにさらにヤクザのような親分格な天堂という男に、体をいじくり回され、無理矢理お口でさせられ…。

もうこんなけ堕ちたのだから、実は天堂が良い人で恋が芽生えて助かる?いや、なんとかして主人公を救って!
と思ってたら…。

工事中の窓もない部屋に裸で監禁され。定期預金は解約させられ、職場にも退職願を書かされ。
そして見張りのチンピラにまで襲われそうになり…。

天堂に助けられホテルに連れて行かれるも、逃げるのも叶わず。

もうこの先に救いがあるとしても、まだまだやってこなさそうで。

借金ものは苦手なのですが、釘宮さんの他の作品で借金もの大丈夫だったので読んでみたのですが。

もう主人公の言い分は聞いちゃいないし、突然拉致監禁され辱めを受け、財産も仕事も取り上げられ。

いくら天堂が初めて自分の身体の秘密を見ても嫌悪しなかった人だとしてもこの仕打ちは辛すぎる!

1

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