皇弟殿下と黄金の花嫁

outeidenka to ougon no hanayome

皇弟殿下と黄金の花嫁
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×211
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

62

レビュー数
8
得点
89
評価数
22
平均
4.1 / 5
神率
31.8%
著者
釘宮つかさ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773063509

あらすじ

今、この瞬間からお前はわたしのものだ

聡明で働き者のシリンは黄金色の瞳を持つ者を花嫁に差し出すという古い約束のせいで強欲な一族に嫁がされた。
ところが婚礼前夜の宴に皇弟・玉瓏が率いる大国・朱が攻め込んでくる。混乱の最中、毒矢で狙われた玉瓏を庇い射られたシリン。目覚めるとそこは朱国の帝都にある玉瓏の宮で──!?
美人に目がない皇帝から身を守るため玉瓏の愛妾と偽り、皇帝に捨て置かれた皇子・玉祥を一緒に育て始めたシリンはいつしか玉瓏のそばにずっといたいと願うようになり……。

表題作皇弟殿下と黄金の花嫁

朱玉瓏,朱国皇弟,24歳
カリム・アナクルバン・シリン・バティル、騎馬遊牧民のバティル族の少年,16歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数8

好きだなぁ

最近の釘宮つかさ先生の作品好きなんですよ。更にイラストがyoco先生と知り表紙が発表になる前からコミコミさんのアクリルコースターも予約してました。

今回も序章から展開にワクワクしてシリンと玉瓏(ユーロン)がどうやって距離を縮めて行くのか楽しみでした。でも読み終わってみた時にどこが強く印象に残ったのかと考え込んでしまったので、神から萌2に変更したんです。

攻の玉瓏がとにかく良い人でもうちょっと強烈な個性があっても良かったのではと思ってしまいました。あらすじにあった玉瓏の兄である皇帝も色好みが酷いだけで、決して暴君ではなく兄弟で信頼し合ってて弟の玉瓏にとって良い人でした。

冒頭のシリンを無理矢理嫁にと望んだアラゾフの長は、今までの悪事のツケが溜まって呆気なく退場してたし、最後まで引っ張ってたアラゾフの中で逃げ伸びてた1人が思った通りの人物で、やはりシリンに逆恨みを抱いてました。
そして思わぬ人物が裏切ってて、家族思いのシリンが窮地に立ってしまうんです。

でもシリンが攫われる前とか、救い出される時も展開が想像出来てしまったんです。
安心して読めるんですが悶えるような萌はなかったです。

ただ玉瓏のシリンに対する好意は彼の態度の端々から伝わって来るし、シリンも変に遠慮したり自分を卑下することなく感情に素直なので、読んでてモヤつく事は皆無でした。

中華風BLの場合は登場人物の名前の呼びに苦戦するんですが、玉瓏(ユーロン)の場合は丁寧にルビがふってあったので読み易かったです。

でも、202ページの9行目の玉蓮は玉瓏の間違いだと思います。
そして、232ページの2行目の玉祥(ユーシャン)は玉瓏の間違いだと思います。
前者は単に漢字の間違いですが、後者は玉祥(ユーシャン)との感動の再会の場面なので早々に直して欲しいと思いました。

終章に朱国のその後が書いてあって、玉瓏(ユーロン)とシリンと玉祥(ユーシャン)のその後を知ることが出来ました。その内容にこの作品の世界観が好きだなぁと思いました。

2

攻めがかわいい

yoko先生の表紙に惹かれて購入(Amazon限定版にはペーパーがついてました)
容姿のせいで他の一族に嫁がなければならい受けと大国の皇弟の攻めが婚姻直前で出会い……という感じで始まります。

私は攻めがとにかく可愛らしいなと思いました。スパダリ属性だし、受けに一目惚れしてるのがこちら側は手に取るようにわかります。気持ちをうまく表現できない不器用さがたまらなくてニヤニヤしました。受けもただ守られるだけじゃない性格なので好感が持てます。お約束展開で受けのピンチもありますが、疲労するハラハラ感は少ないと思います。

流れでふたりが濡れ場を演じないといけないシーンがあったのですが、普通に致してるシーンよりもエッチに感じました。

終章の2ページがすごくいいです。いい終わり方だなって思いました。

6

大草原中華王朝ラブロマン

YOCO先生が挿絵担当なら、良作だろうと見込んで電子版購入。

中華王朝+大草原ファンタジーは、大好きなテーマなんだけど、読後の満足度イマイチ。
本来なら、数巻にわたる長編ものを、
大人の事情で、無理やり一話完結に仕上げた、といった感じのまとめ方だった。
著者がどこを重点にしたかったのか、伝わりにくくて、残念。

冒頭の朱国が婚礼に乱入する場面から、過去に戻り、
敗戦後、金瞳が生まれたら隣国に献上する、嫁という名の奴隷制の解説。
ここが長すぎて、次の展開まで凄く焦れる。

そして、シリンが拉致されて、救出される場面は、山場の一つだと思うけど、描写はアッサリ。
救出後、里帰りをするのだけど、ここもサラリ。
そして、婚礼。
完結部は、甥が皇帝を継ぎ、二人は一緒の墓に入った・・という〆。

この物語の主人公は、一体誰なのか・・
後書のSSを本文に盛り込めなかったのか、頁の配分ミスを感じてしまう。
続編で、不完全燃焼を挽回してほしい。

こういう大草原の中華風ラブロマンなら、
無理して官能場面に長々と頁を割かなくてもいいんじゃないかと思ったり。

1

定められた未来を変えるのは

今回は大国朱国の皇弟と
黄金の瞳をもつ遊牧民の少年のお話です。 

男ながらも他族の元に嫁ぐはずだった受様が
攻様と関わったことで自らの手で望む未来を掴むまで。

二大国に挟まれた草原を遊牧するすバディル族には
稀に金色の瞳を持つ子供が生まれます。

黄金の瞳を持つ「アルティングル」は
無事に成人の儀を迎えて天に召されるまで
あらゆる災厄が一族を避けて通ると言われる存在です。

多くの奇跡をもたらすアンティクルは性別に関係なく、
一族で一番強い若者に嫁ぐものの死ぬまで
大切に崇められ続けたのですが

遊牧をやめ定住したアラゾフ一族との戦に敗れると
その後に生れたアンティクルは全員が
アラゾフ族に差し出れる事となるのです。

アンティクルとして生まれた受様の存在は
アラゾフ族に隠され続けますが
2年前に大陸中を襲った熱病の薬を求めた事で
知られしまいアラゾフ族に嫁ぐ事となります。

受様は16才の誕生日に嫁ぐことになりますが
結婚式前夜、なんとアラゾフ族の支配するオアシスの街に
朱国中央軍が攻め入って来るのです!!

そもそも草原は2大国が自治を容認していただけで
草原の民に彼らに対抗できる力はなく
アラゾフ族長や幹部たちは捕縛されてしまいます。

そんな中央軍を率いていたのが朱国皇帝の弟であり
今回の攻様となる人物です♪

攻様はこれが他族からの訴えを受けての進攻であり
審議を問う間国境を封鎖し、自治権までも取り上げる
と宣言します。

偶然から騒動に巻き込まれてしまった受様達の未来とは!?

兄王を助けて政務に励む攻様と
他族との約定で花嫁となるはずだった受様の
中華風王宮ロマンスなります♪

本来ならアラゾフ族の詮議には無関係な受様ですが
毒矢から攻様を庇って倒れた事から治療のために
朱国に連れ出されます。

攻様は傷がいえれば受様を返す気でいましたが
バディル族では嫁ぎ先からの帰省すら許されず
受様は客人として朱国に留まる事となります。

アンティクルとして生まれた受様は生れた一族の柵と
しきたりによって生き方を縛られていましたが
思いがけずも草原と何もかも違う朱国で
新たな生き方の選択肢を手に入れるのです。

アラゾフ族によって略奪された娘たちの行方や
元許婚者による復讐劇に巻き込まれていく事となり

受様が攻様の伴侶となるまでハラハラ&ドキドキ、
とても楽しく読ませて頂きました (^O^)/

受様が攻様によって変わっていくのはもちろん
攻様もまた受様という存在で変わっていく流れが
すごく良かったです。

こういう関係が大好きです♪

4

遊牧民

yoco先生だったのでget。なんちゃって中華大国と遊牧民族舞台のお話で、攻め受けともキャラにそんなにシンクロしなかったので中立にしました。なんちゃって中華舞台や誠実に生きようとする方々のお話がお好きな方でしたら良いのかも。本編240Pほど+あとがき。

3日後に別部族に強制的に嫁ぐことになっているシリン。瞳の色が金色な者は災厄が避けて通ると貴重がられる存在だったために、その部族へ嫁ぐのですが、その儀式の日に、朱国の皇帝の命令を受けたと男たちがやってきて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
玉祥(ユーシャン、現皇帝の第五子)、静(攻め側近)、マヤ(受け義母)、ナラン(受けの異母弟)、受けの部族の方々少々。

++攻め受けについて

受けは健気さんだけど、弓矢が得意だし剣も使えるし、遊牧民族だから基本的にメンタルが強い。鼻っ柱強いというほどではないですが、気丈な美人さんという印象です。攻めさんと一緒にお国に行くことになったのですが、さてこれからどうやって生計たてよう、どうやって元の部族のところに戻ろう等と考えるしっかりものさんです。

攻めさんは兄の皇帝と信頼関係ある皇弟陛下。国の切り盛りを兄に代わって頑張っておられる献身的な方という印象です。俺が俺がという強気な感じではなく、頭脳派という印象でもないですが、宰相って感じかなあ。変態臭なく執着ばりばり感じる訳でもなく、そっと静かに受けのことが好きになっていたって印象でした。

兄皇帝の第五子である玉祥が受けに懐いて、最終的には国を率いることになるという後日談が、好きなタイプの終わり方で良かったでしたが、むちゃくちゃ心にしみる何か萌ポイントってのが少し無かったなあと思ったお話でした。

1

静かな攻めも良き!

草原もの?ロマンチックでした。

まっすぐな文章というのかな?何かあってもその場で話してあとを引かないというか、変に引っぱらなくて、伏線か?な思わせぶりもなくストレスなく読めました。

はじめは女顔の攻めかあ…と思ったけど、静かで落ち着いていて甥っ子を大切に時には厳しく育て、シリンのことも何くれとなく気を使い、なんつー良い人だ!
そう、気遣いの人ですね!ユーロンは。
シリンの家族や一族の安全ためにあちらこちらへ手を回してます。

シリンも草原で死ぬまで暮らしたいと思っていたけど、何も自分の意志では決められず労働力と捧げ物としてしか生きる道がなくて。

それがユーロンのおかげで視野が広がり自由を知り自分はどうしたいのか、自分で考えて選べるようになりましたね。

装丁も素敵です。
執着や変態味はありませんが、静かにお互いへの尊敬や恋慕を積み重ねていくお話でした。

5

好きなんです、この世界観

まず。表紙のよさよ。
素敵すぎませんか…(尊)引き伸ばして玄関に飾りたい。キレイだし可愛いし、淡い色使いが最高。
読んでない内から、これ神評価だな、と。
今回は減点方式で読むことになりました(笑)
表紙とあらすじが良過ぎるとたまにこう言うこともあるから、困ります…。

作品の世界観としては、中華?モンゴル?の間みたいな感じでした。あとがきで中華風が舞台とあったので、チベットとか中国北方の辺りなのかも知れませんね。


始まりはあんまり楽しくないです。
クソみたいな悪一族に嫌々ながらも嫁ぐことになり、しかも嫁いだとしてもどんな生活が待っているのか分からず不安な気持ちいっぱいの序章。
でも、私はこういうゼロ…いやマイナスから始まるストーリーが好きなのでワクワクでした。マイナススタートだと、ストーリーが進むとどんどんプラスで楽しくなっていく展開が多いので気持ちが上がります。

朱国の皇帝の弟・玉瓏を助けたことで、シリンは朱国で生活をすることになります。玉瓏や彼の甥と過ごす毎日に心も身体の傷も癒えていくシリンは、毎日が楽しくて仕方ないといった感じです。玉瓏はカッコ優しいし、甥の玉祥は可愛いし、ご褒美かってくらいのホッコリシーンです。
そんな時に玉瓏の兄である皇帝の目にシリンの存在が目に止まったようで、皇帝の妾にされてしまうかも!?という事態が起こります。

この皇帝さまなんですが…かなりの性欲モンスター。正妃と愛妾含めて100人って…エグい。日本が誇る(笑)愛欲高き絶倫将軍・徳川家斉でも側室は40人です。倍以上ですよ!その上、シリンまで欲しいって…いやはや夜の方でもエンペラーとは恐れ入ります。

皇帝の愛妾にされないように、玉瓏の愛妾だと偽ることになったのですが、それを立証するためにシリンと玉瓏は見届け人の前でエッチをしなきゃならないことになります。
それはさすがに…ということで、シリンの手への愛撫とシリンの喘ぎ声で乗り切ることになります。

……ニヤニヤ止まりません。皇帝、ナイスアシストありがとー!と言いたい。このシーンだけで、すごくエッチな感じです。身体を繋げた日にはどうなるのか期待値が上がりました。
ついにきたそのとき。
やっぱりすごく良かったです。しっとりと上品な熱を帯びた雰囲気と、挿絵の効果も合わさってすごく素敵でした。遠方なのに玉瓏が香油を持参していたのは何故か聞かないでおきましょう(笑)

シリンが拉致された事件もありましたが、こんな嫌なシーンですら玉瓏のカッコよさを引き立てる場面にしかなり得ないほどに霞みました。玉瓏の采配は隙がなくて見惚れてしまいます。


減点方式で臨みましたが、減点箇所が見つかりませんでした。最後までずっと神評価です。
ストーリー展開も世界観も私の好みポイントををグサグサ突いてきて、何も手が付かずに一気に読みです。

巻末の"終章"で、朱国のことやシリンたちののその後が史実風に書き連ねていて、これもまたこの世界観をグッと深めた素敵なストーリーだなぁと思いました。余韻が終わりません…。

読後感もよく満足の一冊。お気に入りの作品になりました。

5

キャラ良し、ストーリー良し、挿絵良し。

釘宮先生×yocoさん、ということであらすじも確認せずに予約していました。
yocoさんの描かれた表紙がとにかく麗しくて目を引きます。

架空の国が舞台になったお話ですが、中華風の大国に遊牧民、という組み合わせのお話で、またその世界観をyocoさんが描いてくださっているという、壮大で美しいストーリーでした。遊牧民とかロマンがあって素敵ですよね。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





騎馬遊牧民のバティル族の少年・シリンは若干16歳という年齢で、かつ男でありながら嫁ぐことになった。嫁ぎ先はアラゾフ族の長の三男・リシャド。理由は、シリンの瞳が金色だからだった―。

かつて同盟を結んでいたバティル族とアラゾフ族。
が、アラゾフ族に兵力で抑制されるようになり、また、金色の瞳を持って生まれてきたバティル族がアラゾフ族に嫁ぐことによって多大な僥倖がアラゾフ族にもたらされるという迷信があった。その迷信によって行われる政略結婚。意にそわない婚姻ではあったものの、シリンは仲間を守るためにリシャドの元へと嫁ぐことを決意。

が、その結婚式前夜。
宴を行う彼らのもとに朱国の皇弟・玉瓏率いる朱国の人が攻め込んできて…?

というお話。

釘宮さん作品はいつもバックボーンがてんこ盛り。

シリンの境遇や内面。
バティル族とアラゾフ族との関係。
胡散臭いリシャドに、スパダリの玉瓏の存在。

が、そういったものがそれぞれきちんと意味を持ち、さらに複雑に絡み合って進むストーリー展開になっていてめちゃめちゃ面白いのです。二転三転しつつ、点が線になり、そして面になっていく。その圧倒的な文章力と緻密に練られたストーリー展開にどんどん引きずられるようにしてこの作品の世界観にどっぽんと落ちてしまう。

シリンがとにかく良い子です。
薄幸少年ではあるのですが、優しくて芯が強い。可愛くって綺麗なのに、めっちゃ男前。その内面が。なよなよしているだけのカワイ子ちゃんではないところが素晴らしい。

そして玉瓏も。
紛うことなきスーパーダーリンです。

ストーリーとしてはちょっと血生臭い部分もありますし、シリンの環境からシリアス寄りのお話なのですが、二人がとにかく優しくってカッコよくって終始悶絶しっぱなし。そして、この二人に関わってくるお子たちの存在も。キャラがたってる、っていうのかな。すごく魅力的で、彼らの存在がシリアスなストーリーに絶妙なバランスでほっこりさを加えています。

スパダリ攻めに愛され幸せを手に入れる薄幸受けちゃん、って個人的ドツボ設定ですが、そこにシリンの強さとか、ちびちゃんたちの存在が加わることで王道のそれに色がついた、そんな1冊でした。

あ、あと個人的にとっても好きだったのが、最後に収録されている「終章」。
時系列的に長いものって日本ではあまり好まれないのでしょうかね?こういう、数年後、のエピソードってあまりない気がしていますが、めちゃめちゃ好きなので嬉しかった。

玉瓏の甥である玉祥のお話も書いてほしいな。
萌えと愛情と優しさがたっぷり詰まっていて、yocoさんの挿絵は文句なしの美しさ。キャラ良し、ストーリー良し、挿絵良しの萌え作品でした。

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