銀の王は黒豹に愛を捧げる

銀の王は黒豹に愛を捧げる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×210
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
100
評価数
24
平均
4.2 / 5
神率
37.5%
著者
釘宮つかさ 

作家さんの新作発表
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イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
価格
¥648(税抜)  ¥700(税込)
ISBN
9784775527931

あらすじ

父を亡くし王位を継いだサディアスは悲しみに沈んでいた。けれど、傷ついた仔豹を拾ったことで次第に明るさを取り戻し……。

表題作銀の王は黒豹に愛を捧げる

サディアス、グレンフィールドの若き獣人王、11~
瑠伽、サディアスに拾われた孤児で黒豹の獣人、3~

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数3

なんで自分で気付かないか、不思議で仕方ないよ!!

実は、私は「攻めが受けを育てる」と言う子育てものが大好きなのです。
が、意外とこの設定の子育てものは少ないんですよね・・・。
逆パターンの「受けが攻めを育てる」は結構あるんですけど。
そして、それはそれで自分より大きくなった養い子に情欲をぶつけられ、呆然とする受けに萌えるんですけど!!

で、話が逸れましたが、今回は私の大好きな「攻めが受けを育てる」パターン。
更に更に、モフモフの子育てですよー!!
いやもう、性癖に刺さる所の話じゃないですよ。
心臓をトスッと撃ち抜かれましたよ!!

このパターンの何が良いかって、攻めの無自覚な囲い込みなのです。
超過保護で受けにめちゃくちゃ甘い。
どう見たって恋人仕様で、養い子に対する態度では無い。
なのに!
身近に居すぎて!!
自分の感情が既に「愛」だと気付いてない!!!
みたいな。
いや~、もう最高ですね。


内容ですが、先にも書いた通り、ズバリ「モフモフちびっ子の子育て(育成?)もの」です。
中世っぽい世界を舞台にしており、獣人の王が国を治め、王の気分で天候が変化すると言う、ちょい神秘的な要素ありのファンタジーです。
で、父王を叔父に殺され、若くして王位を継いだサディアス。
彼の悲しみから、国土には雪が降り続くように。
そんなある日、国境の見回りに訪れたサディアスは傷付いて死にかけた仔豹を拾います。
連れ帰った仔豹の面倒をみるうちに、国には穏やかな青空が戻り-・・・・と言ったものです。

連れ帰った仔豹で、のちに人に変化するのが受けである瑠伽です。
ちなみにサディアスが虎の獣人で、瑠伽が黒豹の獣人。
瑠伽のかなり複雑な出生だったり、子供がどんどん生まれなくなってと国の抱える問題-。
と、しっかり練られたストーリーも大変魅力的です。

が、やっぱり一番の魅力はモフモフ子育ての部分。
生後間もない瑠伽を拾ってからのほのぼの子育てが、時系列順に丁寧に綴られています。
仔豹の瑠伽がめちゃくちゃ可愛くてですね~。
また、そんな彼にメロメロの周囲にもほのぼの。癒される~と。

で、更に更に萌えるのが、そんな瑠伽が15才になり、発情期を迎えてから。
ここまでのサディアスですが、完全に超過保護な溺愛攻めです。
瑠伽と毎晩同じベッドで眠り、湯浴みも一緒にして身体を洗ってやる。
ちなみに、寝る時は腕枕!!
で、結婚をせっつかれると、瑠伽とこれまでのように過ごせなくなるからと気が重くなる・・・。
もうこれ、どう見ても恋人に対する態度だよ!!
なんで自分で気付かないのか不思議で仕方ないよ!!!と。

で、ここで瑠伽が発情期を迎えた事により、変化する二人の関係。
実は瑠伽が、男でも子供を産める希少な獣人だと分かり・・・て具合で。
これまでひたすら「庇護すべき子供」だった瑠伽が、発情と言う大人の顔を見せる事で、サディアスに自身の本当の感情を認識するように促すのが巧みです。

まぁ、自分の気持ちに気付いたら気付いたで、獣人である王の子供を産むのは危険だからと、これまたヘタレるんですが。
王の子供を産むのは大変危険で、出産で命を落とす妃が多いんですね。
瑠伽をそんな目には遭わせたくないと、彼の気持ちを撥ね付けるサディアス。
すれ違いです。
何だろう・・・。彼は実は、超ヘタレ野郎でもあるんですよ。
二人を見守ってきた叔父が、サディアスに可哀想なものを見るような目を向けるのも仕方ない。
まぁ、好きすぎるから臆病になっちゃうんだよねと、何とももどかしくてジレジレさせられました。

あとですね、こちら気持ちが通じ合うのは終盤ですが、瑠伽に発情期があるためエッチが濃厚です。
いやもう、発情期の熱をおさめる為に・・・と一度触れてからは、歯止めが効かなくなったかのようにしょっちゅう瑠伽にチョッカイを出すサディアス。
羞恥心から瑠伽に避けられようものなら、「もう絶対に私を避けるな」と懇願です。
また、くっつく前ですらそんな調子なので、気持ちが通じ合うと暴走と言っちゃっても良いほど。
「私の胤がちゃんと奥まで注がれたか確認しないと」とか言いつつ、アナルを凝視。変態オヤジっぽくなってるのが笑えます。
獣姦もありと、かなり濃厚なエロを堪能いたしました。

あとこちら、主役二人の両視点で進みます。
若干情けない部分がある攻めですが、対してとても健気で一途な受け。
サディアスが猫可愛がりしちゃうのも納得です!!

と、とても甘々でほのぼの、そしてちょっぴり切ないモフモフ子育てもの。
どストライクで、大変萌え転がりました。

13

好きなお話でした

表紙から「ドえろえろに違いない」と思い込んでいたのですが、そんな風には感じられず、最後がほわほわ幸せで大変嬉しい作品でした。攻めさんも表紙から嫌味はいったエロ大魔神に違いないと思ってたのに硬派な立派な王様!そして銀の虎ちゃんへ変身、かっこいい~!嬉しい誤算ですw 本編のみ300Pほど+あとがきもたったの1Pで、攻め11歳から15年ほどにわたるボリューミーなファンタジーでした。ポイントは獣姦が最後の方に1回だけあることです。どしてもヤダという方はご注意ください。 

父親が暗殺されたため11歳にして王位を継いだサディアスが、半年に1度の国境周辺を見回りに行くシーンからお話は始まります。川岸に血まみれで横たわる黒豹の子を見つけ、城に連れて帰ったのですが、傷が深かったせいか何日も目覚めません。気になってしようがないサディアスは使用人の部屋で看護されていた子豹を自分の暖かい部屋に連れて帰り・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は、
攻めの叔父(10歳年上、側近してます)、攻めの祖母(ほっこり、いいお祖母ちゃんです)、貴族たちといったところです。

***以下は好きだったところ

攻めさんが硬派でちゃんと国を治めようと考えてるっぽい良い国王だと思うんです。なんてったって、この国の天気は王様の心に直結しているという設定!(清く正しく明るく毎日を送らねばw)父親が暗殺されてからは猛吹雪状態だったようなのですが、仔豹を拾ってからは雪がやみ、少しずつ溶け、そのうち青空がのぞくようになり・・・と変化。というのも仔豹がサディアスに懐いて懐いて、どこへ行くにもついていこうとする。姿が見えなかったらぴぎゃぴぎゃ暴れるw サディアスが絆されるのも納得で、この辺りの記載はもう激可愛くって、読んでるこっちがトロントロンです。モフ好きな方にはたまらないと思うんです。

それが、ある日3歳ぐらいの子供に変身して!ここからはBL版紫の上です。健気なんですよね、瑠伽。大好きなサディアスのために何かしたい、側で支えたいという一心で頑張る頑張る。ぶきっちょさんでとろくせー(怒)というタイプの子ではないので、ひたすら健気さを愛でることができます。

最後は頑張ってサディアスに言い寄るのですが、サディアスが訳あって拒絶!可哀想な瑠伽ちゃんは身を引くという流れなんですが・・・ この黙って姿を消すというパターンが大好物だったようです、今回気づきました。

最後はもちろんハピエンで、色っぽいシーンでの尻尾エピは、尻尾好きさんには嬉しいものだと思います。幸せになってから結構ページ数あって、十分幸せ感を堪能できるのも、また嬉しい点でした。
不思議な国の不思議な人たちの幸せな未来を窺える、素敵なお話でした。ファンタジー堪能!

5

もふもふクロニクル


簡単にいうと、攻めが死に瀕した仔豹を拾い、慈しんで育てやがて伴侶にするまで。
と書くと、光源氏計画のようですが、あちらと違い始めはそんなつもりはさらさらなかったし、受けのほうも積極的に伴侶になったので結果的にそうなったという感じですね。

<あらすじ>
11歳で父王が叔父に殺され、その叔父を自ら成敗し王位を継いだグレンフィールドの王・サディアス(攻め)。
グレンフィールドは山の神を助けた褒美として人型と土地を与えられた銀虎が祖となった国で、王家直系が絶えた暁には神に国を返すことになっているという伝説のある不思議な国です。
そのため、王を慕って集まった獣人たちと人間と仲良く暮らす国となりました。
その成り立ちから、国と王一心同体で王は国外に出ることはできず(国外に出ようとすると天変地異が起る)、王の心情が天候を左右します。
そのため、父王を亡くしたたばかりで凍ってしまったサディアスの心を反映して、王位を継いでからはグレンフィールドはずっと雪の日が続き作物にも影響がでるほどになっていました。
そんなある日、恒例の神への参拝への途中、何者かに襲われ瀕死の仔豹をみつけます。
憐れに思ったサディアスは仔豹を保護し、家族のように慈しんで育てるのです。
仔豹に癒されたサディアスにより、それ以来国の天候は安定していきます。
首輪に書かれてあったことから瑠伽(受け)と名付けられた仔豹は3歳になったころ人型に変化し、瑠伽が獣人だったことがわかるのです。
瑠伽はサディアスに特別懐き、サディアスはそれをうれしく過保護なくらい大切に育てるのです。
やがて、適齢期になったサディアスは結婚相手を探すのですが、そんな時瑠伽に発情期がきて獣人の中の子を産むことができる希少種だとわかるのです。


というのが話の前半部分です。
そして、サディアスと瑠伽の両視点で描かれているため、どちらの心情もよくわかります。
11歳のサディアスが産まれたばかりの瑠伽を拾ってから15年。サディアスの子育てを長々と読む感じなので、恋愛的な萌えは結構最後の方まで無いです。
が、私はこの子育て部分がとても好きで、この部分は何度よんでも暖かな気持ちになれます。サディアスの溺愛ぶりはほほえましいし、瑠伽のサディアス大好きっぷりもとてもかわいいのです。

後半になり瑠伽が発情期を迎えた所から不穏な空気になります。
瑠伽は小さい時から自分の気持ちに素直に一途にサディアスを慕っているのですが、サディアスの瑠伽への気持ちは小さい時から溺愛してきただけに、ちょっと歪んでしまっています。王の伴侶となり出産するにはかなり命の危険が伴うものなので、瑠伽にそんな危険を冒せられないから瑠伽とは結婚したくない。結婚相手は瑠伽と一緒にいることを許可してくれるならだれでもいい、大切だからこそ伴侶にしたくないというヘタレ具合です。
気持ちはわからないではないけど、瑠伽の気持ちを聞いても変わらないその考え方が自分勝手に思いました。
それなのに、初めての発情期はともかく、それ以降にもチョッカイを出すことにとても不快に思いました。瑠伽がかわいそうです。
誰からも反対されてないというよりむしろ賛成されてるのに、自分勝手に決めて、あげく居なくなって初めて自分のしようとしていることの真意がわかって焦るという受けがかかわると頭の悪くなる攻めでした。
この作者さまの書かれる攻め様は言葉の足りない強引暴君が多い印象で、今作は珍しく表立っての溺愛系だと思っていたのですが、やはり言葉の足りない暴君でした。
溺愛系暴君はきらいじゃないけど、自分は結婚するくせに瑠伽は手放さず時々一緒に寝たいなんて勝手なことを考え、最後までしないとはいえ相手の気持ちも考えず手を出すサディアスは私は受け入れがたかった。
もうちょっとざまぁな展開になってもよかったくらいに瑠伽の味方がしたくなりました。

手遅れにならないうちに気が付いて本当に良かった。
出産まで描かれていましたが、たくさんのこどもたちに囲まれた二人ををもう少し読みたいと思いました。

話としては前半部分は良かったけど、後半部分の恋愛絡みはあまり萌えられなかったので、萌×1で。

1

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