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ぺろっと食べてしまいたいくらいの子羊具合だ
甘くて幸せいっぱいな作風が大好きで、作家買いしてます。
今作も作者さんの持ち味が生きる、優しくて可愛いお話でした。
母親と二人で暮らしていた19才の受けが、大金持ちの父親に引き取られるというシンデレラストーリーなのですが、そこは名倉作品。
受けを邪魔者扱いする親戚だったり、意地悪な使用人なんかは出てきません。父親は受けを目に入れても痛くないほど溺愛しており、使用人は皆好意的。とにかく出てくるのが全員いい人なのです。
受けは一見今時の若者といったチャラい外見。天然で裏表が無い、ちょっとアホの子です。なんと言っても、運転手兼ボディーガードの攻めが格好良かったので、ついつい父親からの迎えに着いていってしまったというおバカぶり。「恋愛」が先にあり、オマケで御曹司が付いてきたのです。タイトルになるほどと・・・。
唯一、癖があるのが、攻めの森下。受けに対して優しく接しながらも、内心では冷めた目で見ています。しかし受けと一緒に過ごし、最初の悪印象に反した真っ直ぐさや正直で裏表が無い所に惹かれていきといった感じでしょうか。
この作者さんのお話で、なにが一番萌えるかと言うと、とにかく攻めが受けを溺愛している所なのです!
攻めと受けの両視点で進むので内心が良く分かりますが、最初はクールに受けを見ていた攻めが、受けに惹かれて好きになっていくにつれ、どんどん愛情を溢れさせていきます。32才という年齢上、落ち着いて余裕のある態度を受けの前では崩しませんが、内心では暴走しています。特に二人の初エッチでは、かなりの暴走ぶり。受けの尻をガン見し、余裕ぶりながらも声を上ずらせているのが笑えます。受けが怯えて、泣きを入れてるのも可愛くて萌えました!
ちょっとした事件なんかもありますが、とにかくハッピーといった感じの甘いラブコメです。父親の親バカなキャラクターもとても魅力的でした。
来月にも新刊が発売されるみたいなので、楽しみに待とうと思います(^^)
堅物紳士なボディガード×元気だけが取り柄の御曹司
な2人のお話かあ~!と思いながら読み進めていましたが、段々露見する2人の本性が…笑。
クスッと笑えるようなとこもあり、最後までテンポよく読める全体的にコメディちっくなお話でした。
受けさんの笙真は本当に性格が可愛いながらもおもしろおかしなとこもあり…
男女共に好かれそうな、天然で周りの人を虜にする魔性の人誑しくんで笑。
それでもって正直ないい子でもあるから、攻めさんの森下さんが惹かれないわけがない!
森下さんも最初はただのガキだと目にも入れてなかったのに、ボディガードとして一緒に行動するうちに徐々に虜にされてるんです…笑。
そんな森下さんに裏から阻止しようと頑張る笙真のお父さんがめちゃめちゃ面白い残念な人で。
密かに森下さんとお父さんのやり取りが好きだったくらいに、2人のコンビもなかなかでした(^^)
あとは、このお話は区切り区切りで両視点交互に読めるのも楽しめるポイントかな…と。
森下さんの心の内に考えることが段々変態ちっくになっていくんですが、それがまた面白くて笑。
あとは、話前半の全く興味ないといった心境から徐々に気になっていく過程が読めるので、
途中からは早くくっついてほしい!ともどかしくなるくらいでした(^^;)
ストレスなく楽しめる1冊なので、明るい気持ちになりたい時などに読まれることをオススメします★
母子家庭に育った19歳の受け。ある日、いないと思っていた父親が大企業のトップで、自分を引き取りたいと言ってきた。どうしようかと悩んでいたが、迎えに来たお抱えの運転手があまりに好みのタイプで、それにつられてつい了解してしまい…。
19歳にして突然御曹司になってしまった、ややアホの子な受けと、元警察官であるお抱え運転手兼ボディガードの攻め。
受け攻めの視点入れ替わり式の、コミカルで可愛らしいお話でした。
受けは自分がどちらかといえば男性に惹かれるたちだと自覚しています。ずっとそれを、母親や友人たちには隠してきたという設定。
でも、運転手の攻めに一目惚れした様子がわかりやすいというか、性癖ダダ漏れな感じ。ソッコーで攻め自身、父親、専属弁護士、執事にバレているし、よく今まで隠せていたなと思います。むしろこれで隠せてたという設定に多少無理がある気がします。
攻めもバイなのですが、受けを溺愛する父親から「笙真くん(受け)がおまえを好きなのは一目瞭然だが、おまえは絶対に手を出すな」と厳命されています。雇い主に釘を刺されていることもあるし、子供は守備範囲外なので、こんなお坊ちゃんに手を出すことなんてあり得ない、と思っていた攻めでしたが、共に時を過ごすごとにどんどん惹かれていきます。
受けのパパに見張られながら、想いを募らせていく2人。ちょっと手をつないだだけで受け父からキツいダメ出しが飛んでくる状態では距離を置かざるを得ず、結果的に受けを不安にさせてしまうすれ違いが続きます。でも受けくんがアホの子なので、それほど悲壮な感じにはならず、ほのぼのおかしみのある描写が微笑ましかった。
エッチシーンは、巨根に目が釘付けのエロエロ処女という雰囲気。年齢差も体格差も経験差もあるのに、天然受けに煽られて面白いことになっちゃう攻めに大変萌えました。
当て馬というか、受けを気に入っていたのに御曹司になんかなっちゃって愛憎こじらせてるキャラがいました。アホだしイラっとするキャラなのですが、気持ちはとってもよくわかるので、彼も幸せになってほしいなと思いました。
タイトル通り恋のついでに御曹司になりましたね。ぴったりなタイトルです。
笙真が可愛いくてたまりません。また笙真の恋心が父と森下に筒抜けなのや、父の牽制や父と森下との攻防も。
ある意味シンデレラストーリーの相手が使用人兼専属運転手兼ボディーガードですね。
森下も笙真のことは対象外であり得ないと思ってたのに、笙真のことを知るにつれどんどん好きになって可愛いくてたまらなくなり、父の言いつけを守らなくなってきます。
二人の関係がゆっくり進んでは反れたりまた進む様子がじっくり書かれています。
笙真の魅力に落ちてからの森下は大胆になっていきますね。父の言いつけはどこへやら。純情で天然な笙真にノックアウトされてます。
笙真の実家では森下が暴走気味でしたが思う存分イチャイチャできて良かったです。
受けが一途に攻めを想い振り向いてもらえるのもいいですね!
地元の先輩も悪い予感がしてましたがやはり事件になりましたね。完全に笙真は巻き込まれ被害者です。父のキリッとしたところも読めましたね。
使用人の男性寮に通う笙真を父はどんな気持ちで見てるのか。お気の毒です。
制服使ってるのかなあ。ノリノリで。
電子書籍で読了。挿絵有り。
母一人子一人で暮らしてきた笙真くん。実は大富豪の父がいて、息子として引き取りたいと言ってきた。迎えに来た運転手、森下の男らしいルックスにクラクラッとなってしまって、おもわず「行くよ」と答えてしまう……先日読んだ「はじまりは窓でした。」と同様、怒濤(笑える、と言う意味で)の冒頭。こういうの、まさに『見事なつかみ』って言うんでしょうね。
無邪気に森下に対する恋情をダダ漏れさせる笙真くんの可愛らしさ、「子どもは好みじゃない」と言いつつ笙真くんの可愛らしさ・健気さに惹かれてどんどん欲望がエスカレートして変態チックになっていく森下の可笑しさ、この二つがお話のキモだとは思うのですが、私の一番のお気に入りはパパ、塔之原慎太郎氏でございます。
もう、パパの溺愛ぶりがスゴイ!笙真くんが森下に惹かれているから、塔之原家に来てくれたことを知っているので、森下を『エサ』として使わなければならない。けれども、森下との恋愛は断固阻みたい。この板挟みの葛藤でグルグル振り回されるパパは、私が読んだBL本の中でも三本の指に入る『当て馬』なのではないだろうかと思う次第です(決してエロい方面には発展しない当て馬なんですけれど)。
番外編ssでは森下が警官コスをなさっておりまして、これも大層楽しかったのですが、私はバージンロードを歩む森下と笙真くんのお話が読みたいなぁ。パパがどれだけ号泣するか考えるだけで、おかしくも、ほのぼのした暖かい気持ちになってしまうのです。