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作者の名倉和希さんは初めましての方でしたが、大変面白く読ませてもらいました。何度も読み返してニヤニヤしております(笑)
私は作者買以外に結構ジャケット買いしてしまうのですが、今回のこの作品もジャケット買いです。表紙の挿絵担当のCielさんの描かれている幸せそうな三人にヤられました!挿絵もやはり気になってしまうポイントの一つではあるので、そういう意味で非常にこの作品に合っているイラストレーターさんでした。
気になり手にとり帯を読むと
『掃除上手なイケメン×可愛いフリーター+園児、ほのぼのラブ』
掃除上手なイケメンってどういう事?しかも園児はどっちの子供?気になり過ぎて購入。
フリーターの拓海が甥の凛太郎を幼稚園に行かせる準備をしている所から始まります。凛太郎は亡くなった姉がシングルマザーで育てていた子供でそれを叔父である拓海が引き取り育てます。子供が絡む作品では良くありがちな設定ではありますが、凛太郎を優先する為に大学卒業したばかりの拓海は正社員になれなかったり(説明会に凛太郎絡みで行けなくなり失敗)融通のきく近所のコンビニのアルバイトで収まり、家事を一人でこなすちょっと助けてあげたくなる様な真面目な青年です。育ち盛りの凛太郎の食育に良いからとベランダ菜園をし、食べさせる食事も全て手作りです。洗濯も綺麗にアイロンをかけ家事万能に思える拓海も唯一の後回し事項が掃除というのがポイントでした。忙し過ぎて掃除を疎かにした結果部屋が大変な事になります。
そこにとある切っ掛けで知り合った元モデルで現在会社社長である伊織が部屋の掃除をかってでる事になり、拓海と凛太郎と交流を深めていく事になるのですが、もーう読んでいて本当親子でした(笑)良い母親(拓海)と良い父親(伊織)になつく息子(凛太郎)キュンキュンします!物語的にもキュンキュンだけではなく、凛太郎の実の父親が凛太郎を引き取りたいと巻き起こす騒動が起きるのですが、そこもどう落ちがつくのか楽しく読めました。
タイトルにも書きましたが凛太郎は幼稚園児ながら男女問わず綺麗な人が大好きな男の子です。作者後書きにもあるのですが、凛太郎の拓海への家族愛が成長するにつれて恋愛感情に発展していくみたいなのでその辺の話もまた読んでみたいなと思いました!
攻めの伊織さんが素敵すぎる。
いやもう、ぜひ一家に一台ならぬ一伊織を。
BL界の攻め的にも非の打ち所がない素晴らしい攻めだと思う。
麗しくて、受けを丸ごと包み込んでくれるような優しさを持っていて、人当たりも良く紳士的で、おまけにお掃除まで出来ちゃう包容力大の愛情たっぷりな攻めなんです。
アプローチはあくまでも真っ直ぐに。
ちょっとズルいところがあるのも含めて好き。
め、めちゃめちゃに萌えた…
姉の遺児である甥っ子の凛太郎(5歳)を、23歳の若さで1人で懸命に育てている拓海。
拓海が凛太郎を愛情深く慈しんでいる表情を公園で見かけ、あまりの仲睦まじさと愛らしさに、思わず一目惚れをしてしまった元モデルでアパレル会社社長の伊織。
貸したハンカチをきっかけにお近付きになり、ひょんなことから2人が暮らす(汚)部屋の掃除をしてあげることになり…と続きます。
Ciel先生のカバーイラストの通り、お子様も登場するあたたかい雰囲気のお話です。
子育てものというよりも、家族ものという感じかな。
良くある、生活に困窮しているような描写はありません。
なので、ひたすらに微笑ましく平和な空間に癒されてしまいます。
嫌なやつは1人だけ。それもスカッとどうにかなりますし、安心して読める作品だと思います。
社会へ出る前に凛太郎を引き取ったこともあって、現在はフリーターとしてアルバイトをしながら家事と育児を懸命にこなしている拓海。
凛太郎のことを慈しんで、大切に大切に育てているのが分かります。
彼が本当に責任感の強い頑張り屋で応援したくなっちゃう。
幼い子を抱えながらだったでしょうし、きっと大学生活も決して楽なものではなかったのではないかな。
でも子供のせいにはしない。そこが良かった。
洗濯も料理も育児もこなすけれど、掃除にまではなかなか手が行き届かず、部屋の中は物で溢れかえってしまっている。
これはしょうがない。全部は無理ですよ。
そんな畑野家に、ひょんなことから知り合った王子様のようなキラキラとした美貌の持ち主・伊織が少しずつ家族の中に加わっていくことに。
部屋の惨状を見かねた掃除好きの伊織が掃除を申し出て、そのお礼に拓海が晩御飯をご馳走する…と、たったこれだけの出来事が続くのですが、合間の3人の交流がとてもあたたかいんです。
両視点で進むので、お互いの気持ちが理解しやすい親切設計。
21歳から凛太郎を1人で育てていて、偉いね、良く頑張ったねという伊織の優しい言葉に泣いてしまう拓海を抱きしめてあげたくなる…
もうですね、伊織の真っ直ぐな優しい一言一言が拓海の心を解いていくんです。
この時点で幸せになって欲しい気持ちでいっぱいに。
伊織へ惹かれていく気持ちも無理がなく、伊織のアプローチを受け、同性へのはじめてのどきどき感に戸惑う姿がまた可愛いんだなあ。
一方、本当は拓海と親しくなりたい下心満載で近寄ったはずが、そんなことは関係なしに、どんどん拓海と凛太郎に癒されめろめろになっていく伊織。
まあ、本人も分かっている通りちょっとズルい大人なのですけれど、拓海のことを労わりたい気持ちと愛して包み込んであげたい気持ちに嘘がないので、もっと拓海を幸せにしてあげて!なんて思っちゃう。
拓海側からすれば非の打ち所がない大人の男性でも、伊織視点を見ると実際は拓海の可愛さに悶えるただの男なところにほんのり残念さが見え隠れするのは、やはり名倉先生作品の攻めというべきか。好きです。
くっついてからも伊織からのストレートな甘い愛の言葉が飛び交い、免疫がなくうぐぐ…となる拓海がすごく可愛い。
かと思えば、逆に拓海の無意識の煽りにうぐぐ…となる伊織が居たりして。
「伊織さんの形に〜」はすごい殺し文句ですよね。
無意識が1番強いんです。受けの発言に翻弄される攻めの図ってすごく良い。
と、終始楽しく癒されながら読んだのですが、突っ込みどころは多々あります。
拓海の父親について。拓海の姉はなぜこんな人と…?などなど。
が、それ以上にメイン2人と凛太郎のやり取りに癒されてしまったのでこちらの評価で。
(ノンケですが)伊織の異父弟も良い男なんですよ。
最後まで甘さたっぷりのやわらかい作品でした。
受けのことが好きでたまらない攻めって素敵。
やー…やっぱり名倉先生の書かれる溺愛攻め、最高ですね✨
そして今作は受けの甥っ子、凛太郎の可愛さがほのぼの要素を加えてくれており、とっても良かった◎
(※2015年出版とのことで、約10年前の作品であることに今気付いてびっくり(°_°))
『アーサー・ラザフォード氏』シリーズから先生の作品にハマり、次々読み漁っています。
今作の攻めは見た目美人(元パリコレモデル!)で包容力抜群の社長で、なんでもない日に薔薇の花をプレゼントしちゃう(「君に、愛をこめて」と言いながら……なんなのもう好き!!!!!)御方。
はあ私も明日公園行ったら伊織さんに会えないかなー…とか馬鹿なことを一瞬考えてしまいました、ごめんなさい。
そんなパーフェクトマンの伊織が公園で一目惚れしたのが、拓海。
亡き姉の一人息子である甥っ子、凛太郎を引き取り懸命に育てている頑張り屋さんです。
凛太郎の送迎や家事に追われて説明会に出られなかったり、突然の発熱で幼稚園から呼び出しがかかり最終面接に遅刻したりしてしまい、就職活動に失敗しているけれど、決して子供がいるせいにはしない健気な努力家なのです。
なんかもうこの序盤の背景説明のところだけでうるっと…
私の涙腺も随分弱くなったもんだ…。絶対幸せになれ!!!!って強く思っちゃった。
そうそう、凛太郎が初対面の伊織に対して「おじさん、すごくきれいだね」と話しかけた時、私も伊織と一緒に「おじさんかよ!」とツッコみましたよ。笑
性別問わず「うつくしいものは正義」として美しいもの大好きな凛太郎、正直でよろしい。可愛いわ…(ˊ˘ˋ* )
あと伊織と一緒にお風呂に入った凛太郎、お風呂を出てから「いおりさんのち○ち○、でかかったよ!」と報告して拓海を真っ赤にさせたりするのです。笑った〜〜
伊織と拓海が少しずつ距離を縮める中、凛太郎の実父、赤沼が伊織を脅し凛太郎を手に入れようと画策するのですがー
そこで伊織が手を組み知恵を働かせ策を講じる弟、琉偉が、めっためたに格好良かった…!!!攻め様も大好きですが、琉偉様も大好きでございます。
正義は勝つ!勧善懲悪!を地で行く展開に気分もスッキリ・:*+.
セッッも決して無理をさせようとはせず、手順を踏んで少しずつ少しずつ進めていく愛情たっぷりの伊織に酔いしれた一作でした。はあ…良かった〜
大好きな名倉さんの新刊は、好きなジャンルの育児モノと知り、発売を楽しみにしていました。年の差と王子様のような攻めや育児と家族モノが堪能できて満足です。
甥っ子の凛太郎は可愛いし、攻めの伊織はカッコイイし、受けの拓海は一生懸命で可愛いしで、読後はホッコリと胸が温かくなりました。
お話は、元モデルで現社長の伊織に一目惚れされたコンビニ店員の拓海が、じっくりと堕とされて家族になっていくほのぼのラブストーリーです。
登場するキャラが皆イイ人(凜太郎の実の父親を除いて)でした。
攻めの伊織は、見た目だけでなくて性格もカッコ良くて、おまけに掃除好きなところが堪りません。拓海を堕とそうと腹黒いんだけど、そういうのを全く見せなくてスマートだったのが萌えます。
一方の拓海は、シングルマザーだった姉が亡くなってから甥っ子を立派に育てようと、自分の楽しみを全部捨てて一生懸命に育児をしてきました。料理が得意で、ベランダで家庭菜園をしてて。凜太郎が大切で可愛くて、他に何もいらないというのが伝わってきてキュンとなります。でも、本当は誰かに甘えたいのに、一人で頑張り過ぎてる姿が切なくて。そんな、完璧に見える拓海だけど、掃除だけはどうしても苦手で。
ひょんなことから知り合った伊織が、その汚部屋を掃除してくれます。
おまけに、拓海の努力を認めて労ってくれて、甘やかしてくれて。王子様のような伊織に惚れられて溺愛されて、拓海が好きになるのも納得です。
そんな2人の恋を邪魔するのが、凛太郎の実の父親です。
姉が妊娠したのを知りながら金持ちの娘じゃないという理由で認知もせずに、他の女性と結婚した酷い男で、自分達に子供ができないとなると、凛太郎を渡せと言ってきたのです。
拓海を脅してもダメだと分かると、伊織まで脅してきて。でも、伊織がそんな脅しに屈するはずもなくて、伊織と一緒に会社を経営している弟も協力して、父親を排除した時にはスッキリしました。その時の、伊織と社員たちの絆にもジ~ンときました。
この父親のせいですれ違ったこともあったけど、それ以外は最初の方から両思いなのが分かるし、伊織は溺愛してるしで、甘々な2人にニヤニヤが止まりません。
特に、初エッチでの、拓海のエロ可愛さとそれにやられてる伊織が微笑ましかったです。
そして、凜太郎をはさんで、伊織がお父さんで拓海がお母さんとして仲良し家族になっていく様子もキュンとなって萌えました。
この作品の表紙、とっても素敵だと思いませんか?
暖かな色使いに、穏やかで幸せそうな3人の様子に心がほっこり☆
お話自体も心温まる素敵なお話でした♪
とにかく攻めが受けを好き過ぎるところが良い!(安定の溺愛攻め好き・笑)
亡き姉の忘れ形見である凛太郎(5歳)を愛情たっぷりに育てている拓海を大好き過ぎるのは、元イケメンモデルで現アパレル会社社長の伊織。
会社も軌道に乗り、実質経営は副社長である弟に任せている伊織は、若干燃え尽き症候群のような状態に陥っています。
そんな伊織が、偶然出会った拓海に一目惚れ。
伊織がなんやかんや拓海と凛太郎の世話を焼く様子がめちゃくちゃ微笑ましいのです☆
拓海は料理上手だし、家事全般をほぼ完璧にこなしてるんですが、どうしても後回しになってしまうのが部屋の掃除。
そこだけがずっと心に引っかかりながら日々を過ごす拓海ですが、そんな拓海を伊織は褒めるんです。
食事とおやつをちゃんと手作りしてること、幼稚園のスモックを毎日洗濯して着せていること、ちゃんとサイズの合った靴を履かせていること等々。
凛太郎を見てるだけで、どれだけ愛情を持って育てているかがわかるということを、ストレートな言葉で伝えるんですよ。
なんかね、私その言葉だけで感動しちゃって。
拓海は褒めてもらいたくて凛太郎を育ててる訳ではないし、本当に凛太郎が大切で可愛いから頑張れるんです。
でも言葉一つで救われたような気持ちになることってありますよね。
確かに伊織の口から出た言葉には、拓海に良く思われたいっていう下心も垣間見えますが、伊織自身が本当に思っていることだから言葉に嘘はないんです。
だから拓海の心にもちゃんと響くんですよね。
しかし、何が面白いって、超イケメンが嬉々として掃除に勤しむ姿ですね!
別に潔癖症な訳じゃないからほっといてもいいんだけど、掃除は好きだし拓海のことは大好きだし助けてあげたい!っていう伊織の気持ちがほんとわかりやすい(笑)
凛太郎もすっかり伊織に懐いてるんで、3人で過ごす様子は本当の親子のようで、微笑ましいの一言に尽きます☆
登場人物の中で唯一の悪人は、凛太郎の実の父親。
そいつがまた絵に描いたようなクズで、拓海の姉が凛太郎を身ごもったとたん、姉を捨てて親の決めた相手と結婚してしまうようなアホなのです。
しかも、自分の嫁に子供ができないとなると、今度は凛太郎を寄越せと言う。
それを拒んだら伊織の会社にまで圧力をかけるという根っからのクズ。
でもそんなアホでクズが考えるようなことだから、簡単に形勢を逆転されて尻尾を巻いて逃げ出すことになるんだから、あぁ爽快♪
アホでクズのくせに2人の関係に波風立てんじゃねーよと本気で思いました(笑)
めちゃくちゃイケメンの伊織なのに、最後の良いところは弟に持っていかれたりとか、拓海の思いがけないエロさに狼狽えおののいたりとか、人間味溢れるところも良かったです☆
それと凛太郎ね!
終始一貫した綺麗な人好きには将来を期待してしまいますね(笑)
5歳にして「きれいはせいぎだよ、たくちゃん」なんて名言を残す凛太郎。
恐るべし(笑)