狼王と異界の花嫁

ookamiou to ikai no hanayome

狼王と異界の花嫁
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
10
評価数
5
平均
2.4 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
小説
出版社
三交社
シリーズ
ラルーナ文庫(小説・三交社)
発売日
価格
¥700(税抜)  ¥756(税込)
ISBN
9784879199904

あらすじ

愛犬とともにキャンプに出かけた大学生のナツキ。夜更け、犬が突然しゃべりだし…目を開けるとそこは見知らぬ世界。昔祖父が語ってくれた、犬の耳をした人々が暮らす初夏の国ゴルラゴン。ナツキの曾祖父はかつてこの国に迷い込み、そして祖父が生まれた。雌体種という特殊な性であるナツキは、国を統べる狼王サイロの御子を産むツガイ候補として連れてこられたのだった。尊大な王サイロに、ナツキは出会い頭で押し倒され…。

表題作狼王と異界の花嫁

同時収録作品星月夜の恋

スコール
ハティ

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レビュー投稿数2

癒されるモフモフ話ではなかったですが…

結果オーライ?で終わる結末に少しモヤッと感もありますが、ファンタジー+オメガ要素が好きな方にはオススメな内容だったかなあ…と思います。

受けさんのナツキは、曽祖父から祖父へと語り継がたゴルラゴンという国の話が好きで、その異世界へ行くことに憧れを持っていた普通の大学生。
飼い犬と共にその異世界に気付いたら辿り着いていて、わけも分からないまま国王の子を産むことが使命だと言われます。
その国王が、攻めさんでもあり狼王のサイロなのですが。
異世界の常識が違うこともあるだろうし、価値観や考え方も育った環境で培われていくかと思うので違って当たり前なんですが…。
この2人、意思疎通出来なさすぎて早い段階で両想いだと分かるのに長い長い両片思いが最後の最後まで続くので、私にとっては本当に焦らされる1冊でした笑。

ただ、脇役の兄弟カップルの書き下ろしはいらなかったなあー…
それだったら、主役カップルの子供が産まれたその後のお話が読みたかったなあ…

という、楽しませてもらったこそのその後の展開への期待と残念が少し残った感じです(^^;)

0

異世界+オメガバース風

受け視点で進む表題作+SS1編
愛犬ラッシーとキャンプに出掛けるのが趣味の大学生のナツキ(受け)はあるキャンプの夜、突然ラッシーが人語を話たかと思うとラッシーとともに異界に飛ばされていました。人型をとった元シェパードのラッシーは、呪術師ボルテと名乗り、この異界の国で王の子を産んでほしいと頼みます。

オオカミ耳をもつ王が統べるゴルラゴンという異界の国では国民はすべて犬耳が生えています(ちなみに発情期を迎えたナツキの耳はポメラニアン)。
この世界では普通の人間の男女である普通種、男性でありながら発情期があり子供を妊娠できる雌体種、王となる資質をもつ雄体種の3種の人間が存在します。
雌体種は発情フェロモンを出し普通種も雄体種も惑わします。番になると番相手以外にはフェロモンは効かなくなりますが、差別対象であるため番になっても正妻にはなれません。(王宮では平等に扱われるらしい)

異世界王宮にオメガバース要素を取り入れた設定です。
ゴルラゴンは戦後復興のさなかで王となれる雄体種がサイロ王(攻め)一人です。
サイロに何かあったときのため早急に雄体種が生まれることが望まれています。
雄体種は普通種の女性よりも雌体種の方が生みやすいのですが、雌体種は特殊なため心身の弱いものが多く、今健康な雌体種がいません。
ナツキは実は雌体種で異界に来てすぐに発情します。どういう経緯でか曾祖父が過去にここで雌体種との間に子供をもうけており異界の血が入っていたためです。
曾祖父は何かあったときは協力するという約束のもとに子どもを連れて自分の世界に戻っており、今回の緊急事態のため呼び戻されたようです。ただ、時間軸の計算が難しく計算違いが起こったため連れ戻されたのがナツキとなったのです。

サイロはゴルラゴンの王ですが、先の戦争では人質として敵国におり、父王兄弟たちが亡くなったことにより、帰国し王となった苦労人です。国王として国民に大変慕われており、サイロ自身もすべてを平等に愛するということを肝に銘じており、恋をしたことはありません。

タイトルから望まれて異界に連れ去られ甘々な話だと思ったら、それほどではなかったのでちょっと拍子抜けでした。

初め、発情していることに気が付いていないナツキはサイロに強姦されるし、次は夜這いだったし。(どちらも発情中だったので気持ちよくなってしまったけど決して合意ではない)発情というものを心が受け入れていないため、気持ちよくなってしまうことへの拒否反応が出てしまいます。
2回も立て続けに強引に関係してしまうところから、読んでいるこちらはどうもサイロに対する評価が最初から低くなりました。
その後は少しずつ距離を縮めるべく毎日短時間でも一緒に過ごすようになりますが、決して甘く愛をささやくという感じではありません。ただ、他の嫁候補は一回しか閨に読んでないし、上に乗って動けと命令していたらしく、彼からするとすごい譲歩のようです。が、サイロにとって交尾は子供を作るための義務ですが、ナツキにとってエッチは愛情の交歓なので心が伴っていない行為が受け入れられないのだと思われます。
新しい雌体種ハティが後宮に入ってきたことによって、ナツキはサイロのことを好きになっていることに気がつくのですが、自分だけが好きだという状況が嫌で素直になれないうえ、自分のことを好きになってくれてきているのだと思っていたナツキはサイロがハティと夜を過ごしているのを知って、自分も大勢の中の一人でしかないと激しく傷つきます。このあたりは読んでいてとても嫌でした。
ハティにはハティの、サイロにはサイロの思惑のせいでそれぞれが切ない思いをしているですが、とはいえ雄体種としてサイロが主導権を持っているんだから、相手からすがられるのを待ったり、ボルテの取り成しを期待したりしないで、正面からちゃんとぶつかっていって欲しかったですね。

この世界で一番ナツキのことを心配し世話をしてくれていたのは、呪術師ボルテでした。ボルテは不老不死かと言われるくらい長寿でサイロのことも小さい時から面倒見ておりとても心配しています。緊急事態のため異界を渡りナツキを強引に連れてくるのですが、誰かが雄体種を産むまで返さないと初めは厳しめでした。でも、サイロのことを少しでもナツキがよく思うよう心を配ったり、妊娠してるかもしれないと過保護になったり、ナツキがサイロを好きになって情緒不安定になってしまってからはサイロにたてつきナツキに寄り添い、自分が強引に連れてきたことを後悔したり、ナツキの気持ちに気付き、サイロとの仲を取り持とうとしたり本当に大活躍でした。ナツキも強引に連れてきたとはいえ8年も一緒に過ごしたラッシーだと思うから甘えられたんじゃないかと思います。

最後は大団円になりますが、ナツキが傷ついたあたりを読むのが嫌だったので初見の感想はシュミじゃないでした。これは読む人によって違うと思います。ハーレムなので裏切る裏切らない以前の問題なのですが、溺愛が好きな私にはこの展開は嫌でした。傷つく受けが萌えという人には美味しい設定かもしれません。ただ2回目読んだ際はサイロとハティの意図がわかっているだけに安心して読めてそれほどの嫌悪感はなかったです。
設定としては少し特殊なので時々疑問に思うこともありますが、ストーリー展開としてはよくできていたと思います。ので、最終的には萌でしょうか。

SSは後から後宮入りさせられたハティについてでした。この話も良かったですが、どうせならナツキが赤ちゃんを産んで幸せな王家を見たかったなと思いました。

後、自分が閨に呼ばれないからと雌体種を下に見て意地悪する姫がいましたが、最後にサイロを怒らせてしまったので、その後どうなったのかちょっと知りたかったです。

2

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