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佐々木禎子先生の原作もの、という事なので、いつもの高久先生の『らしい』エロさは封印されて、それが好きな私としては少々物足りなさを感じてしまいますが、これはまたこれで、ジュブナイルとして出しても大丈夫なんじゃないかと思うほどに淡くて優しい恋物語になっているかと思います。15年近く以前に発行されたものとなるので、ファッションとか時代感を感じさせますが。(多分、友達の蓑田は当時のハイファッションなのやも知れぬ。)驚くのは高久先生の画力の高さ。今とそう変わらず丁寧で美しい。そして、攻めはやはり黒髪・男前・背が高い。定番ですね。昨今の目立つ浮かれきった大学生とは違い、レポートを書き、就活をして、空いた時間には地味にバイトを入れる、といった大多数派かと思われるリアル大学生を描いていて、意外に地味です。だからこそ、和史が幼馴染でずっと想ってきた、恋を募らせていく(そして臆病にもなる。)過程がなんだかリアルに迫ってくるのです。和史のふとした表情や視線。もどかしい想い。それに気付かないできた鈍感な、はる。
不意打ちで訪れる沢山のキス。Kissing。大学生はもう大人だと思うのですが、彼らは少し幼くて。大人になる直前の気がするので。これから社会に出たら変わって行くのかも知れないけれど。それまでに培ったものも長いので揺らがないような気がします。
主人公は幼馴染の大学生同士。
幼稚園の頃からの付き合いで、余りの仲の良さに大学では「つがい」という呼び名がある程。
そんな何でも知っていると思っていた仲なのに、どうやら幼馴染には好きな人がいるらしい…でもいくら聞いても教えてくれなくて…
う~ん、確かに一番の親友が好きな人のことを教えてくれなかったら気になるかな…今まで何でも話してきてたのにって感じですよね。
ただ、その幼馴染から自分のことを好きだと告げられたらどうするだろう?
今までずっと友達だったのに、二人の仲はギクシャクして、こんなことになったのもみんなお前のせいだ!と受け様が攻め様に当たるのも理解できます。
攻め様の告白に、もう一度自分たちの関係を真摯に考え直す受け様。
派手さはないですが、特に受け様の心情が丁寧に描かれている作品でした。
フワフワ動く感じのカップルって珍しいなとおもっていたら
原作は違う先生でした。
小説だけで読んでもみたいと思える作品でした。
幼稚園からの幼馴染。
同じ大学に通っている。
食べ物の好き嫌いから何から何まで、当たり前に知ってる関係。
当たり前すぎて気がつかなかった気持ち。知っている様で知らなかった相手の生活。
告白、それを受け入れられない。
その後は、友達でもいられなくなるのが多いが、この中の告白してきた彼は、友達でいて良いのなら
今後も友達として近くにいたいと
伝えてくる。
友達で良いわけないのに
それでも近くにいたいと望む気持ちも本気なのだろう。
攻めは黒髪で長身、イケメン
男気あふれる男性
受けは、女性のような可愛い顔であんがいずぼらな男性
外見からもとってもお似合いの2人でした。
健気攻な和史のはるへの態度にキュンキュンなりつつも、
乙女でしぐさのかわいいはるの和史に対する冷たい態度にイライラさせられました。
和史の誕生日プレゼントを「オレたち友達だろ?」と言いながら
和史のプレゼントにしたはるに、「わかった大切にするよ」ってシーンと、
「はる...好きになってごめんな」って言うシーンにはズキンと胸が痛みました。
くそ~はる、早く和史受け入れてやんなよ~!!と何回思ったことか...
和史は和史で、はるが大事過ぎて無理矢理にはできなくて我慢してるし...
お互い好きなのに一歩踏み出せない関係にウズウズしっぱなしでした。
そこに毎回いい味出して登場する蓑田。
いいやつなんですよね~彼って。
蓑田がいなけりゃ、この2人は永遠に本当のつがいになれなかったでしょうね。
しかも、彼はメガネとったらイケメンじゃないですか~!
最後はトントン拍子に両思いになり、なんで急に~!?って思ったものの、
2人ともかわいいから許します!!
扉絵も毎回ラブラブでかわいいし、特に表紙が大好きです。
描きおろしの「Find a way」を読むと、
すでに和史は大学1年の時にははるのこと好きだったみたいですね。
一体いつから好きで、どんだけ我慢してきたのか...良かったね~和史
幼なじみものっていいなあ…!と思える作品でした。
小さいころから一緒だった2人。
しかし攻めは受けに好きだと告白してきます。
でもなかなか返事を出すことができない受け。
意識してしまうともう普通に接することができなくて、1人でぐるぐるしてしまう受け。
2人で自転車乗ってこれらのこととか語り合うシーンは青春ドラマみたいでしたねw
受けの心境の変化とか葛藤とかが丁寧に描かれていたと思います。
昔の2人の思い出とかも話に織り交ぜてあって、幼なじみっていいなあとしみじみ思いましたw
話の展開も良くて最後には読んで良かったと思える作品でした*
いつもグラサンかけてる友人もなかなかいいキャラでしたしねw