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表題作青と白の情熱

那谷青也
新進気鋭の陶芸作家,28歳
扇修右
老舗料亭の跡継ぎ,25歳

あらすじ

あの青く、美しい器が絶対、欲しい。老舗料亭の跡継ぎ・扇修右(おうぎしゅうすけ)が、新店舗の話題作りに目をつけたのは、新進気鋭の陶芸作家・那谷青也(なたせいや)。食器を全て彼の作品で揃えるため、北陸まで足を運ぶ。だが意外にも、青也はそんな修右を門前払い!! 「そんなに俺の皿が欲しいか」と修右の野心を嘲笑う青也。憤りと意地で居座る修右を青也は、器と交換のように毎夜激しく抱くが!?

作品情報

作品名
青と白の情熱
著者
剛しいら 
イラスト
かすみ涼和 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199003134
3.5

(4)

(1)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
13
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
25%

レビュー投稿数1

こねて、練って、焼く。美しい焼き物のように

いや〜…すごく面白かったです。
やっぱり小説って面白いし引き込まれるし、剛しいら先生の上手さが光る。

主人公は、有名料亭の跡継ぎ・修右(しゅうすけ)。
新店舗の器に採用したい、と自ら惚れ込んだ九谷焼の新進気鋭陶芸家・青也に会いに金沢へ向かうが…
…と始まります。
その日から修右は考えの未熟さや価値観の違いを青也に論破されて、そのまま1ヶ月(!)、青也の工房で雑用と飯炊きお兄さんをやらされるのです。
釜でご飯を炊けないのは恥ずかしくない、とおおらかで、お前はきれいだ、とストレートに囁く。それが青也。
女っ気の無い工房でその晩から抱かれる修右はどんどん変わっていきます。
経営者の眼ではなく、器とはなにかを体で知った修右が1ヶ月後にようやく東京に戻る…のが本編。

「赤と白の熱情」
いざ元の日常に戻ると、新店舗の準備に忙殺される修右。
そんな時、料理長の葉山と共に流行店の料理の視察に行くことになったが…
こちらの続編では、修右の身に大変なことが!
傷ついて青也に会いに行く修右。
全てを聞いた青也の反応はちょっと意外!粉々になった修右の方がよりonlyな感じ?
お前にとって重要な方を選べばいい、なんていう攻め、初めて見ました。
生意気なお坊ちゃんの受けにはおおらかすぎる芸術肌の攻め。攻めには神を。総合は「萌x2」で。

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