幸せの条件

shiawase no joken

幸せの条件
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×220
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
236
評価数
52
平均
4.5 / 5
神率
57.7%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
価格
¥628(税抜)  ¥679(税込)
ISBN
9784799736876

あらすじ

「くよくよせず大らかに。小さい物にやさしく」
が信条の根岸は、お人よしサラリーマン。
ある日彼が家に帰ると、アパートが燃えていた!
時折となりの部屋で鳴いていた猫は、そして隣人は大丈夫だろうか…?
自分のことより、まずそんなことを考える根岸。
そんな彼に宿を提供してくれたのは、近所のアパートに住む諏訪だった。
実は諏訪は以前から根岸に片思いをしていて…。

ワクワクする恋が4篇の詰め込まれた1冊━━

表題作幸せの条件

根岸、リーマン、28歳
諏訪りく、修理屋さん、25歳

同時収録作品おかしな男

橘、ピザ屋でバイトしている高校生※攻め受けなし
斉田、立花と同じ高校に通う高校生※攻め受けなし

同時収録作品されど美しき日々

瞬、山口の小学校の時の同級生※攻め受けなし
山口健介、いじめられっ子、高校生※攻め受けなし

同時収録作品銀杏のはなし

神社に連れてこられた銀杏(擬人化)※攻め受けなし
寺社に連れてこられた銀杏(擬人化)※攻め受けなし

その他の収録作品

  • 根岸の誕生日(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下漫画(根岸のご挨拶)→電子書籍でも収録有

評価・レビューする

レビュー投稿数8

草間作品の魅力を美味しいとこどりしたような1冊

2話構成+αのお話が2篇と読み切りが2篇、計4つのお話が入っています。

読み終わったらまたすぐもう一読したくなる巧みなストーリーラインはとても草間さんならではという感じがします。
言葉では説明し難い、独特の浮遊感も草間さんならでは。
草間作品の魅力を美味しいとこどりしたような作品群で、初読みにも良いんじゃないかと思いました。

前作「ワンダーフォーゲル」のような読み取りにくさはないので、気負わず手に取ってOKかと思います!

【電子】シーモア版:修正○、カバー下○、裏表紙×、シーモア限定特典(メッセージ入りカラーイラスト)付き

0

グッとくる話

幸せの条件、おかしな男、されど美しき日々、銀杏のはなし、計4作品のカプを楽しむことができます!!どの作品も"神"です!オススメです!!勿論BLとしても面白いんですが、物語がすごく素敵(^^)!!

☆幸せの条件&カレシの習性☆(表題作)
火事で家を無くす根岸(攻)と、向かいに住む諏訪(受)の、純愛です(^^)まさか諏訪が根岸のストーカーだったとは笑!でも素直に告白し、根岸になぜ惚れたか伝えるところがいいなって思いました。根岸も諏訪に惚れてるって薄々分かっていたのかもなー。根岸の隣の部屋から聞こえて来た猫や人の気配、でも3ヶ月前から空き部屋…諏訪が(不法侵入だけど笑)そこにいたから、家事が最小限にとどまっていた事実。読み始めに疑問に思っていたことは、読み進めていくと色々繋がって分かっていくんですけど、それが面白いですよ(^^)!!女装した諏訪を可愛いと思う根岸が、でもいつもの諏訪が1番だって思うのが、私も嬉しくなっちゃいました!

☆おかしな男(攻めと受けはハッキリ分かりませんが、同級生カプです!)☆
きっかけは注文したピザを橘が斉田宅へ配達…以降勉強を教えてもらう代わりにピザを持ってくる橘に、"こいつ俺が好きだろ"と思い込んでいた斉田は、ある日それは勘違いで自分のが執着していることに気がつくお話です(^^)
お気に入りシーンは、橘が斉田に告白したら斉田がうろたえるんですが、その時橘が"斉田のハッキリした所が好きだけど 俺の事で迷ってくれるの嬉しい"と伝えます(^^)すっごくキュンとしました!あと、斉田が、自身の気持ちに気がついて逃げるように去る所も可愛いー!!

☆されど美しき日々&あらかじめ消える世界&愛と秘密の記録☆
小学校時代、見た目をいじられイジメにあっていた山口(受)の唯一の味方だった委員長 瞬(攻)は、ある日別れも告げずに転校します。高校生になって偶然再会した2人…交通事故で記憶喪失となった瞬は小学校時代の事を覚えていませんでした。実は味方だった瞬こそが山口にフラれた腹いせにイジメを煽った奴だったこと、転校を嫌がって家を飛び出して交通事故にあっていたこと、山口をいじめていたことを悔いていた日記を親が見つけて逃げるように転校したこと、次々と山口は事実を知る事となります。記憶が無くても山口を変わらず好きだと伝える真っ直ぐな瞬と、本当はずっと前から好きだった山口の、両片思いが無事実るお話です(^^)
まさかのお前か瞬…笑!!好きだからフラれて恥ずかしくて、いじめのきっかけを作っちゃって、でも山口の唯一の味方となって、小学校時代を過ごす瞬…うーん複雑ですねぇ。しかも!のちにわかる事実!山口と離れたく無くて転校を拒絶して家を飛び出したら事故とか…しかも記憶喪失!!不運重なりすぎ(/ _ ; )母親も瞬のノート見つけちゃったら、悪いと思いつつ何も山口に告げて逃げるように転校。。。こうして高校生になり再会できたことは奇跡だと思います!!明かされる事実が山ほどあり、すっごく面白かったー(^^)"(山口をいじめていた)昔の僕は嫌い"や"(記憶がないから)他人だ"と、自身を責めつつ現実から目をそむけようとする瞬に、"別人じゃないよ お前だよ"とハッキリ伝えた山口が素敵だなと思いました!

☆銀杏のはなし☆
涙が止まらなくなります…ヤバイ(/ _ ; )ある山に植えられた2本の銀杏の木が、枯れても、お皿として生まれ変わって、再開するお話です。切なくて、でも最後に、温かい涙が出ます。あ、また泣きそうだ。

☆描き下ろし 根岸の誕生日☆
表題作の描き下ろしです(^^)根岸の誕生日を女性物下着を履いて祝おうとする諏訪のお話です!早退宣言する根岸が可愛い笑!

1

猫とピザと紙袋、そして最後にほろりと涙!

今回は読みやすい作品が揃っていて、ちょっと安心v
それでも表題作は、つい途中で最初に戻って読み直しちゃいました。

相変わらず説明不足な感じですが、
草間さんの場合、すでにそれがデフォルトになっていて、
読者ももう驚かない!
さらに読者の方がその辺を色々自分で引っ張り込んで、
織り上げていくのがまた楽しくなっちゃっている!

今回のお話はちょっと病んでる系の人が多かったですが、
お相手の方がそこを全く気にしてなかったり、
嬉しく思っちゃったりしているので、
相殺されてハッピーエンドになってしまう。
そこが草間ワールドなのかと!

少し毛色の違う銀杏の木のお話は、
雑誌掲載時に読んでうるりとした覚えがあります。
よかったねってv

どこか少し物悲しさを感じつつも、
最後はいつも綺麗にハッピーエンドで、
収まるところに収まってくれる。
その安心感は健在!

ちょっと迷いましたが、
銀杏のお話に背中を押されて「神」評価で!

2

切なさと幸福感に包まれる

草間さんの作風と絵柄は本当に個性的で
独特の雰囲気をお持ちなんですが
大好きな要因はやはり攻めが受けを好き過ぎるところでしょうか。
あとがきでお書きになってましたが
そこもまたいいんですよ!!!!って熱弁したくなりました。

『幸せの条件』『カレシの習性』
お人好しリーマン・根岸は自宅のアパートが火事になって困っていたところ
向かいのアパートの青年が助けてくれて…。

無害そうな青年・諏訪くんが実は…というのに多少驚きましたが
それだけ好きって事で全然問題無いです。
眠ってる間に何かした感覚がある設定を
草間さんはお好きなようですねww
私も好きです!
無意識に触ったりってエッロいですもんね。
受けの女装は似合わない方が好きなはずだったんですが
諏訪君はめちゃくちゃ可愛いので文句ありませんし
いつもの諏訪君が一番可愛いと言ってくれる根岸さんは
やっぱり素敵な攻め!!

『おかしな男』
ピザ屋でバイトしている同級生・橘の好意を感じつつ
安くしてもらっているお礼に勉強を教えている斉田。
最初は面倒だと思ったのにいつしか…。

宅配ピザって美味しいけど本当にお高いですよね…(そこじゃない)
読みきりだけど満足感を得られてしまう健気ワンコ×ちょっとクールな秀才ツンでした。

『されど美しき日々』『あらかじめ消える世界』『愛と秘密の記録』
まさか続きを読めるとは…!!!
でも『夢見る星座』のコミックスに収録されていた当時、
いじめられていた描写が可哀想であんまり読み返せなかったのです…。
今でもやっぱり悲しいけど、甘い二人が読めて嬉しかったし
山口くんを好き過ぎる委員長イケメン。

『銀杏のはなし』
表紙を含めて16ページ。
何度も何度も繰り返して読みました。
擬人化やファンタジーはあまり得意じゃない私ですが
読み返す度に涙がこみあげて来て
言葉にならないほど胸がいっぱいになりました。

お陰様で週末は草間さかえ祭りを開催させていただき
(所有している既刊を読みまくり)
どっぷり草間ワールドに浸り幸せでした。
とにかく物凄い漫画家さんだとしかもう言いようがない!!!!!

4

安定感はんぱねえ、、

草間さんの作品は友人が好きで、よく借りて読んでいました。
今回の単行本は短編も含まれており、色々と読めるなぁと思い購入しました。

感想としては、すごい、良かった。
私の語彙力が低いのもありますが、草間作品の感想はだいたいコレです。
安定感はんぱねえ。
話の構成もそうですが、読後の空気感がなんとも心地よい、、

なんかBL読みたいな〜読後の心は平和でいられて適度にエロも楽しめるやつがいいな〜〜
はい、コレェ!!草間作品!!!!
とりあえず草間作品押し付けとけば間違いないですよね。
とくにこの本は読みきり短編ばかり!
気持ちよくすっきりとなんか読みたい欲が解消されます。

また、草間さんの作品の攻は、だいたい身体が大きく顔がよくお人好しで一途でかわいいです。めちゃくちゃかわいい。
かわいいワンコ攻が好きな人は読むべし。
しかもタイプはいつも同じなのに話は全然違うから、いつでも新鮮な味わい…すごい…BL市場ですか…

というわけで、とっ散らかってしまいましたが、買って損はないぜ!という私の思いが存分に伝わったと思います。
ぜひ読んでみてください。

3

銀杏の木の擬人化BLに泣けた

一番最後に収録されていた【銀杏のはなし】が一番好きでグッときたので、真っ先にレビューします。
【銀杏のはなし】
神社に植えられた二本の銀杏の木(雄木)の擬人化。
植えられた当時は小さな株だった彼らもぐんぐん根を生やし大きく育ち、仲良く時を過ごしていたけれど、ある年、片方の木は枯れてしまい…。

長い年月を経ての思わぬ形での再会に泣けてしまいました。
こんな短い話なのに、読み手の感情をここまで揺さぶってくるなんて凄いなぁと思いました。

【幸せの条件】その続きの【カレシの習性】【根岸の誕生日(描き下ろし)】
サラリーマン根岸と、その向かいに住んでる青年・諏訪くん。根岸の住むアパートが火事で焼失したことをきっかけに諏訪の家に住まわせてもらうことになります。
火事の原因、根岸の隣の部屋の謎、隣で飼われていたはずの猫といった小さな伏線がやがて繋がって、一連のお話になるという草間さんらしい作品。
女装した諏訪くんとのエッチがいつになくエロかった…。

【おかしな男】
男子高校生もの。
たわいない会話をしながら一緒に勉強しつつ、内心では、多分あいつは俺のこと好きなんだろう。毎回毎回そんな態度でバレないと思ってるのかよ…と思ってる斉田。
単なる自意識過剰なのか、それとも本当に相手が自分に恋してるのかを見極めようとしたり…と勝手に一人でグルグルしてるところが好きです。

【されど美しき日々】
2007年に出版された「夢見る星座」にも収録されている作品で、今回こちらの本に収録し直すにあたって「ものすごく手直しをした」とあったので、どう変わったのか「夢見る星座」に収録されている作品と見比べてみました。

その結果、セリフ、筋書きに関しては一切修正がなかったです。仕草なども一切変更なし。
変わった点は、古い方は委員長が頭がちょっと小さくて、肩幅がその割には広いといったアンバランスさを(でも比べて見ないと解らない程度の)更に良好なプロポーションに変更したり、顔の表情がより的確に描かれていたり(顔の表情の変更そのものはなし)…委員長の目元が少しだけ睫毛が濃くなってイケメン度が増したかなという程度で、逐一見比べないと解らないレベルでした。
「夢見る星座」には【されど美しき日々】しか収録されていなかったけど、この新刊にはその続編【あらかじめ消える世界】【愛と秘密の記録】が収録されています。

5

読みやすい草間ワールド

草間ファンです。
草間作品は読者を選ぶというか、読み手に親切ではないです。
セリフも独白も最小限で哲学的。私は一度では理解できないことが多いので、何度か読み返して納得するという作風です。とくに「ワンダーフォーゲル」はなかなか理解できなかったなぁ。
でも今作は違います。人柄のいい男とそれに恋するかわいい男の 猫がらみファンタジー。わかりやすくトントンと話が展開します。ゲイとノンケの問題をサラっと超越して話が進むのも草間作品の特徴です。湿り気がなくとても乾いてる感じもします。さらに言うと草間さんは絵がいいのです。キラキラしたアニメ絵風でもおしゃれイラスト風でも少女マンガ風でもない粗いタッチで、デッサン画に近いです。でもキャラをその設定年齢の見た目に描けるのは BL界では草間さんが一番だと私は思っています。若い美形もダンディな中年もサラリーマンも学生も見事に描き分けてくれます。
同時収録の「銀杏のはなし」は人間ではなく木の話ですが、時を超えての再会にグッときました。しみるおはなしです。

3

粒ぞろいの短編集

作家買い。

独特な絵柄と世界観は草間さんにしか描けない作風だなといつも思っているのですが、草間さんの新刊も草間ワールド満載な作品だったように思います。

4つのCPのお話が入った短編集です。

表題作『幸せの条件』
主人公は人の良いリーマン・根岸。
お人好しで常に思いやりを持って行動するナイスガイ。
そんな彼ですが、彼の住むアパートが火事に遭うという憂き目に。自分の家が燃えて無くなったしまったというのに、彼が真っ先に心配したのはアパートの隣人の飼っていた猫。無事に逃げられただろうかと心配していた彼ですが、その猫はお向かいのアパートに住む諏訪のもとにいた模様。
家がなくなってしまった根岸は、猫をきっかけに諏訪の家に居候させてもらう事になるが…。

アパートが火事になった理由。
猫の元々の飼い主である根岸の隣人の存在。
そして諏訪との接点。
読んでいるときにちょいちょいと小骨が引っかかるような違和感を感じつつ、けれど、それらが最後にぱちんとパズルのピースがはまるように謎が解けていくストーリー展開はさすが草間さんというべき素晴らしさでした。

『おかしな男』
主人公は両親が不在のため(不穏な理由ではないのだけれど)一人で暮らしているDKの斉田くん。
ピザのデリバリーを取ったときに、バイトとして持ってきたのがクラスメイトの橘くんで、そのことをきっかけに急速に距離が近づく二人だが―。
DKらしい、というのか。
青く、若い、グルグルする彼らの恋心に萌えが滾ります。

『されど美しき日々』
あとがきで草間さんが書かれているのですが、この作品が描かれたのは2006年だとか。
手直しした、とは書かれていますが、それでも古さは一切感じない。

主人公はDKの山口くん。
小学生の頃、「ヘンな顔」という理由でいじめに遭い、孤独な日々を過ごすことに。
ところが、そんな彼に常に手を差し伸べ、共にいてくれたのは「学級長」。彼の存在だけが、孤独な山口くんの心の支えであったのだけれど、ある日、突然何も言わずに学級長は転校してしまい…。

草間さんらしい、というのか。
ややシリアスな展開のストーリーです。「いじめ」という人によっては地雷感満載な題材なのですが、このストーリーのキモは、単純にいじめというだけではない。読み進めていくうちに、少しずつ見えてくる彼らのバックボーンだったり、内面だったり、そういうところの描き方が非常にお上手で、一気にストーリーに引き込まれます。

全てを知り、そのうえで彼を受け入れる山口くんの男気にほれぼれしました。

『銀杏のはなし』
銀杏の木の、擬人化のお話。
遠いところから、とある神社に連れてこられた2本の銀杏。正反対の性格の彼らですが、ともに過ごし、幸せな時間を過ごします。ところがそんな彼らに襲った出来事とは…。

孤独に耐えつつ、それでも「彼」を忘れられない銀杏の想いに胸が詰まりました。すごく短いお話なのに、ここまで萌えを盛り込むことができる。さすがだぜ…、としみじみ思ったりしました。

短編集は短いがゆえに作家さんの技量が端的に現れると個人的には思っているのですが、この作品は草間さんの魅力と萌えがたっぷり詰まった粒ぞろいの短編集だったと思います。

6

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