偶然の出逢いが二人の心を揺り動かす───「私は性懲りもなく、君を好きだと感じている」

地下鉄の犬

dhikatetsu no inu

地下鉄の犬
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神33
  • 萌×226
  • 萌22
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
30
得点
338
評価数
87
平均
4 / 5
神率
37.9%
著者
草間さかえ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
BL漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
価格
¥648(税抜)  ¥700(税込)
ISBN
9784862528827

あらすじ

サラリーマンの篠田が会社帰りにコーヒーの匂いに導かれ入った先は、一軒の煙草屋兼骨董屋だった。 そこで店主の朝倉と出会った篠田は、ひょんなことからお店に通うようになるのだが…!? 愛へと移り変わる感情を豊かに描いたアダルトラブストーリー。
(出版社より)

表題作地下鉄の犬

朝倉智紀,煙草屋兼古物屋店主,篠田の11歳年下
篠田昌昭,妻に離婚されたリーマン

その他の収録作品

  • 犬とポーカー
  • 旅する犬
  • 犬語検定
  • カバー下:漫画、あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数30

大人の恋。

草間先生で一番好きな作品。おかげで禁断の同人誌に手を染めてしまった記念すべき一冊となりました。

結構好きなモダモダ系のお話で、受け攻めのカップリングがまずツボなんですよね。年下オトメ攻め×中年バツイチ受けってのがサイコーです。アレ…これってあんま好まれなさそうな感じかもですね。。属性ありきの読み方はあんまりしないので、読後分析してみると結果好きなパターンかも…くらいの感覚ですが。

お話は割とゆっくりなんですが、メインカプの魅力が物語中にむわわわ〜んと充溢していて、じっくりと読ませてくれます。篠田の部下達や元妻も地味に存在感を主張してるし、朝倉と関わりのある人たちの様子なんかも、市井の人々の生活の中で起こるドラマっぽい感覚を引き出してくれて、想像力を掻き立てられてしまうんです。

摑みどころがないところもあるけれど、職場では理想的な上司である篠田には大学時代に好意を寄せてくれていた男性がいたらしく…。朝倉とひょんな偶然で出会い、彼の中に眠る欲望が目を覚ましていきます。他方、朝倉も一見鷹揚で自由な人間のようですが、こと恋愛にかけてはウジっとした一面も。二人が思いを通わせるシーンにどうしてこんなにグッとくるんだろう。静かで穏やかな人間同士が各々隠し持つ抑制のフタを外した時のギャップかな?大人の男が思いを寄せる相手に感情的になって取り乱す姿に、そして相手を受け入れる包容力に、思わず萌えを覚えてしまいます。

コミックス完結で十分楽しめるのですが、更にその後の二人が描かれた同人作品に大変満足させていただきました。ただ、地雷の方が多い設定なので、敢えてコミックスに含めなかったのは先生のご配慮なのでしょうけれど、個人的には描いてくれてありがとうございますっ!!って気持ちで一杯です。

4

大人男子の「かわいげ」

自分の年齢が上がってきたことで良さが分かるようになってきた草間さかえさんの作品。
大人ならではの可愛さにぎゅんとくるというか。
大人ならではのダメさとか不器用さが逆にいいなと。
本作の2人は特に、ですね。

実はこの作品自体「可愛い」がキーワードになっていたりします。
草間さんはこの「可愛い」を「愛おしいとか しっくりくるとか 説明しづらい良さの総称」って作中で説明しているんですが、私が読みながら頭に浮かべていた単語は「愛着」でした。
大人になるにつれて、自分にとって収まりのいい物とか、逆に自分自身が収まりのいい場所とか、そういうもの(=しっくりくるもの)が何かを選ぶときの基準になってきているのを実感していて、そんな今の私の感覚にピタリとくる心地良さみたいなものに出会える1冊でした。
奥さんに離婚されて引っ越した片付かないままの新居で、篠田がずっと探しているのですよね。趣味で書き溜めていた小説の原稿と、それがうまく収まる箱を。
この感覚がなんだか自分の身にも覚えがあるなぁと思い始めたら本作の読み頃なのかもしれません。
「私は君の手にしっくりくるか?」
篠田のこのセリフが良いなぁとじんわりしました。

手に取ったらまずは2回、連続で読むのオススメです。
篠田の同僚(部下)達の篠田を見守る目線も良かったなぁ。

【電子】ひかりTVブック版:修正白抜き、カバー下なし、裏表紙なし

4

何度でも読みたい

お話そのものが静かに静かに展開されるので、大きく心揺さぶられるような出来事は無いのですが、大人同士の恋ってこんな感じでいいんじゃないかと思うので、おまけで神評価。

離婚したばかりの男・篠田がうっかり入ってコーヒーを注文してしまった朝倉の店は、実は煙草屋兼骨董屋で・・・
そこは、思いのほか居心地が良くて・・・

朝倉が“女顔”なので、はじめはこの二人の関係がどう展開していくのか不思議だったのですが、なるほど、あとがき(カバー裏)にて作者が言っているように、うっとうしい系乙女攻×私生活での積極性に欠ける中年受で、納得しました。
さらに眼鏡×眼鏡ですから、メガネスキーにはたまりません。

とにかく私生活に自信のない篠田と、篠田に惚れちゃったゲイの朝倉がいい感じで凸凹コンビなのがなんだかうれしいのです。
ヘタレの篠田さんが、本当の気持ちに気付き、朝倉のところに行ったときの言葉「私は君の手にしっくりくるか?」がなぜかエロチックでした。

あとの3話は、両思いになった二人のその後のお話ですが、大人なバカップルのお話でもあります。
「端っこマニア」のお弁当といい、大きな荷物を持って温泉旅行に行くことといい、大変現実じみていてそこがおかしいし、そこが好きです。
さらに、温泉での浴衣(?)姿が非常によろしいのです。
着付け方といい、着崩れ方といい大変セクシーで結構です。

さらに、カバー裏「ゴローは犬」(ゴローは、二人が温泉地で拾ってきた犬です。)もオチがついて結構でした。プププ・・

3

大人な雰囲気が極上!!

草間さかえさんの描かれるストーリーは、激しさがある恋愛話ではなく、淡々としっとりと流れる雰囲気がたまりません!そこに醸しだす大人の空気感というか・・・オシャレ感が漂うvv 本当に骨董屋兼たばこ屋のコーヒー器の質感と香りが漂ってきそうなぐらい、草間さんの世界に入っちゃう感じ!!ほんと何度でも読んでしまう草間さかえさんのストーリーには感服ですvv しかし、草間さん年下ワンコ攻め多いな~vv

3

萌え萌え~

折本が届いたので再読(笑)

真面目で愛に不器用な篠田さんと乙女わんこな朝倉くん
ふたりが少しずつ近づいていって情を募らせていく様がステキです。
大きな事件とか起きなくて、普通に毎日暮らしていく中で
お互いに相手が大事に思えてくるのって本当に萌える。

草間さんて割と「どこで好きになったの?」ってのが多いので
この本に関しては一冊丸々同じひとたちなのがまた良かったです。
(いや、唐突展開も草間さんなら好きなんですが!笑)

何度読んでも同じように幸せな気分になれて
とっても大好きな大事な一冊。

自分にとってはこれは充分なまでに神!(笑)

折本もめっちゃかわいくて素敵でした。
読んでて大変幸せになれましたです。

3

じんわりと、

草間さんの作品の中で、一番好きかもしれません。

どこかほんの少し一昔前を思わせる、何気無い日常の風景のなかで育まれる大人の恋。
淡々とした展開に燃え上がるような激しさや派手さはないけれど、燻るようにじんわりと、心に沁み入ってきます。

仕事は出来る人格者、でも私生活がどこか投げやりな受け・篠田。
オヤジというよりはやっぱり『中年リーマン』、そんな彼がとても好いw
乙女系の攻めと二人して眼鏡なのも、美味しいです。

そして何より秀逸なのは言葉の使い方でしょう。最小限の台詞で余すことなく伝わってくる情感が、もう本当に堪りません。
それをさらに引き立てる、登場人物の仕草や表情。本当に触れられそうな指先の美しさだとか、ひどく体に馴染んだスーツの線だとか。

できればもう一冊保存用を買って(笑)、ずっと読み続けたい一冊です。

3

じわじわ……

なんなんだ。
気づいたら繰り返し続けて三回も読んでました。
一回目より二回目、三回目にはニヤニヤして読んでました。

まず、ストーリーらしいストーリーがないに等しい。一言で言ったら《日常》。(草間先生、ある意味すごい。)
セリフは日常生活で使う最小限のものですし、説明文的なものもほとんどないので一回目はわからない部分も多くて二回目を読んだのですが…そしたらじわじわと味がしみ出てきました。(スルメ!?)

二人がそれぞれトラウマ的なものや自分自身との対峙で時折、立ち止まることもあるのだけれど、それはまぁ誰にでもある程度の事柄で…。だから、こちら(読者)側にもじわじわと二人の感情が流れこんでくるのかな?
なんでしょう…。
セックスって気持ちでするものですね。
こうゆうスローペースの恋愛って…あ~!あ~!!…いいですね~。

はっきり言って絵は好みではないのですが、レビューで評判良さげだったので買ってみました。
やっぱり好みの絵ではないのですが、この絵がいい!
まず実在しそうな雰囲気がする。そして表情が…そんな普通の人がふと…不意に見せる表情が…「あ…いい…」と感じてしまう絵です。
25、127頁の篠田さんの表情・130、146頁の朝倉くんの表情は私的に相当ヤバかった…。

個人的には《Wメガネ》以外に萌え度は低めなのですが、じわじわ萌え…とでも言いましょうか…今後何度も読み返すのは間違いなさそうなので、神です。

2

草間作品は群を抜いてますね

草間先生の作品が全部好きって言うわけではないですが、好きなる作品は躊躇いなく
必ず神評価ですね。
もう、センスが違いますね。何回も読み直すように言葉を練られているのだとは思いますが
ほんと、こんな何度も読み直して毎回新しい発見が生まれる作家さんって凄いですよ。
言葉の選びかたとか構図もそうですけど、アングルとかキャラ設定もなんでこんなに上手なのかと感嘆のため息が出てしまいます。
草間先生の作品では『真昼の恋』がなんといっても好きですがこちらも良かった。
おっさん受とか1番苦手なジャンルですが草間先生にかかるとなんでこうも親しみが
湧くのか。
受様は乙女入ってるけどやっぱりオスで。描く人によってはとんでもないものになって
しまいそうなキャラ設定でも愛しい作品にしてしまう。
実は同人誌のリバの方を先に読んでしまったのですが、どっちが攻でも受でもいいです。
もう、人物自体が生きているのでこの人達が幸せならどんな形だっていい!と思って
しまうんですよね・・・
なんでこんな魅力的なキャラが描けるのか。
草間先生の作品はじわじわくるものが多いので最初に読んで合わないな~とか
思った方でも何回か読んで欲しいです。いつの間にかはまってます。
遊び心も満載な作者様なので是非読んで頂きたい作品です。

2

草間さかえワールドは本当に素敵

草間さんのコミックスは必ず買ってます。
レビューが既に沢山ついてるから、今更遅まきで私が言う事は少ないんですが、とにかくキャラの仕草、懐かしさを感じる優しい世界観、そしてオッサンに眼鏡。本当に最高です!

特にこのコミックスは何度読み返したか分からないほど好きです。広くお薦めしたい!

2

愛すべき二人

草間さんの作品には、ダメ男さんが出てくることが多いのですが、
今回の篠田さんもちょっとダメっぽい。
ダメというよりも、まさしくくたびれてる。
それでも仕事はきっちりこなすし、上司としてもしっかりやってる。
対する朝倉くんも、どこか抜けててスマートさに欠けるんだけれど、
一生懸命で、根は素直。
大人の分別が二人の関係にブレーキかけているのだけれど、
そのカセが外れたら、まるでワンコ。

いつも思うのは、草間さんのお話は会話劇的な雰囲気があるんじゃないかと。
言葉のひっかけとか。
それが物語のスパイスになっていて、心地いい。

二人の心の機微をたどる、草間さんらしい一作。
胸の片隅に残る、『かわいい』作品……なので、「神」評価で!

2

この作品が収納されている本棚

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