孤独な竜公爵×心優しき治癒師の溺愛執着ラブ!

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表題作竜公爵と癒しの花嫁

ナージ・ロウ、エラゴール公国の大公爵
スウェン、心に傷を持つ治癒師、20

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

幼い頃、恋慕っていた青年を魔導士に殺されたことで、心に傷を負ったスウェン。治癒師として成長した彼は、神竜の治癒の依頼で、竜の子孫の大公爵の城に招かれるが、大公爵・ナージに突然夜這いされたスウェンは、自分が本当は花嫁として召し上げられたことを知る。抵抗も空しく、初めての体を開かれ、啼くほど感じさせられたスウェン。威圧的に「俺を愛せ」とナージに乞われ、反発するが、愛されずに生きてきた彼の孤独に触れるうち、次第に彼の心を癒やしたいと思い始め…!?

作品情報

作品名
竜公爵と癒しの花嫁
著者
かわい恋 
イラスト
駒城ミチヲ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041068182
3.5

(38)

(9)

萌々

(13)

(9)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
6
得点
126
評価数
38
平均
3.5 / 5
神率
23.7%

レビュー投稿数6

変わらない想いの成就

BLファンタジー。 
冒頭で、伏線仕込みの答えが分かってしまうので、萌2、
でも読んで癒される純愛で、楽しめた。

スウェン:偉大な治療師=祖父の才能を継ぐ少年。
森に住む「精霊さん」が初恋の人。

精霊さん:権力者の忌子。精霊のように美しい少年。
スウェンが故郷に戻る6年後の約束を交わし、指輪をスウェンに渡したその日、
魔導士に魂を抜かれて死亡。

ナージ・ロウ:エラゴール公国の赤い竜公爵
治療の要請で呼び出し、スウェンを花嫁にする。

1

溺愛執着攻め

竜のナージと治癒師のスウェンのお話です。

最初に出てくる精霊さんがどう繋がっていくのか
疑問に思いながら読んでいましたがなるほどー!!
途中でもしかして?と言う所が多かったので
最後はやっぱり!という気持ちでした。

始まりが最悪だったナージとスウェンの関係ですが(強姦始まり)
徐々に絆されていくスウェン。
そしてかなり溺愛執着攻めなナージ。
切なさもあり途中は泣いてしまいましたが
溺愛モノが読みたかったのでこちらを購入してよかったです。

後、個人的にはナージのウロコが秘部にもあるという設定が好きです。
まさか秘部にもあるなんて思ってもみなかったし
それを受け入れているスウェンの身体…( *´艸`)となりました。

0

傲慢どころか憶病な竜王さま

2018年刊。
人外の竜王×人間の治癒師。
竜王の治癒と偽られ、強引にエラゴール公国へ招かれた治癒師・スウェン。
国に到着した夜のうちに竜王・ナージに強引に襲われて花嫁にされるが、スウェンは亡き初恋の人である”精霊さま”を心の中で慕っており…

この話は、先に受けを攻め自らの陣地に囲い込んでの求愛もので、夜な夜な抱かれて反感を持ちながらも次第に相手に絆されていき、やがてそれが愛情に変わっていくといった王道な内容だ。
最愛の人の前では肌を晒したがらない、嫌われる事を極端に恐れる様子から、部分的に『美女と野獣』を彷彿とさせられる。
ナージに関しては家族の愛情に恵まれなかった過去もあってか、傲慢どころか憶病な竜王さまというイメージで、スウェンが寄り添う余地は大有りな訳だ。

気になる”精霊さん”の正体も、必ずナージとの繋がりがあるだろうと踏んで読み進めていた。
クライマックスから一気に読ませるパワーはお見事。
ベタベタな甘さや溺愛度はやや薄めで、ファンタジー要素もそこそこ、エッチはやや多めかなって仕上がりでまとまっていると思う。

ちなみに話の評価を左右するほどではない一点だが、この話では魔導師の位置付けってのはどうなんだろうね。
登場シーンは僅かなものの、あまりいい印象として書かれていないようだったなぁ…

0

竜や魔術師や幻獣が存在するファンタジー世界





人々から隠れるようにひっそりと泉のそばで暮らしている「妖精さん」。
治癒師の卵スウェン(受け)は偉大な祖父のような治癒師になるべく、王都の学校へ進学することを告げたその日、初恋の人「妖精さん」を目の前で殺されてしまいます。
スウェンは、自分に力があれば助けられたかもしれないという後悔を糧に治癒師となるべく精進し天才治癒師とよばれるようになります。
愛する人を助けられなかった代わりに、たくさんの人や動物を癒すことに尽力するスウェンのもとに、隣国のエラゴール公国からの依頼が届きます。
神竜を戴くエラゴール公国で神とも仰ぐ神竜の病気を癒してほしいというのです。
失敗すれば文字通り頸が飛ぶ依頼ですが、スウェンを指名された上、国として重要な隣国の依頼を断ることができません。
スウィンは病気の竜を癒すために隣国へ旅立つことにするのです。
しかし、苦労してエラゴールにたどり着いたスウェンですが、エラゴール公国公主ナージ・ロウに手籠めにされたあげく、花嫁にすると宣言され軟禁状態にされてしまいます。
病気の竜とはナージのことで公主であり神竜でもあり、恋の病を患っているというのです。
いきなり凌辱されたことに怒りでいっぱいながらも、神竜を癒したいという治癒師としての使命もありナージを憎むことができません。



治癒師とは魂に直接触れることで薬を併用して心身ともに癒す能力者で、人だけでなく動物や幻獣に対しても効力を持ちます。
スウェンは小さい時から治癒師としての能力をもち。敬愛する祖父のような治癒師になることを夢見てきました。
「妖精さん」とよんで親しくしていた初恋の人へ告白し、治癒師の学校を卒業するまで待っていてほしいと約束した直後、「妖精さん」は魔術師団によって殺されてしまうのです。
心に傷を負ったまま治癒師となったスウェンは、休む間もなく治癒師として働きます。
ナージに凌辱されて怒り心頭になりますが、自分を愛するようにと命令しながらも懇願するようなナージに驚き、治癒師として癒したいと思うのもまた本心で、ナージに寄り添っているうちにナージのことを愛したいと思うようになるのです。


最初の強姦から始まり、それから毎日夜に寝室を訪れるという流れで、ナージに執着されますが、スウェンは一度も会ったことのない自分が見初められた理由がわからず、戸惑います。

最後まで読むといろいろ腑に落ちるところもたくさんあるのですが、それでも最初の強姦はないなと思ってしまいました。
何故こんな傲慢な男になったのかすごく不思議でした。


紆余曲折を経て二人が愛し合うようになった後、突如クーデターが起き、スウェンは巻き込まれてしまいますが、これによりナージが隠したいと思っていたこと、スウェンが不思議に思っていたことなどのつじつまがあい、やっと心から愛し合うことができるようになりますが、私は強姦凌辱された相手に絆されて好きになるという設定はあまり好きではなく、現実的にみてないとと思ってしまうので、ずっとスウェンに共感できなかったのですが、すべてが明らかになってやっと話
に入っていけるような気になりました。

尺の関係かやっと二人が心を通わせるようになったところで終わってしまったので、これからのスウィンは治癒師として活躍できるのか(嫉妬深いナージが許してくれるのか)、家族との挨拶もできたのかなどもう少し先まで読みたいと思いました。

竜の血を飲んだことで体質が変わったとして、オメガバースのオメガのように濡れるようになっていましたが、男でも出産できたりするのでしょうか。
また、作中では魔術師最強のようになっていましたが、神と崇める神竜には教会とかあるのでしょうか。
エラゴールの宮殿内だけで話が終わってしまったので、もう少し細かい設定や周辺についても読みたかったと思いました。



1

竜が今ひとつ。。。。。

竜だしなーと手に取ってみました。王道、安心して読める甘めテイストなお話かなと思いました。
地雷は、無理やりちゃんが1回あることぐらいでしょうか・・?(竜姦はないです)書下ろし210Pほど+先生のあとがき。受けさんがまあ頑張ったなと思ったので、萌です。

冒頭は、滝のごとく流れる金髪に深い緑色の瞳を持つ、エルフと見まがう美貌の方がご登場。(この方をカラーで見たかった(泣))14歳のスウェンは銀髪にすみれ色の瞳。どういうご関係????と思っていたら、あっさりその方は魔導士たちに殺され、スウェンはその方への想いを胸に大きくなり・・・と続きます。

*********以下はより内容に触れる感想

なんちゃって ではなく、空飛ぶ、鱗あり、火噴く、マジの竜でした。そして細部にまで鱗が。そうですか・・・粘膜というか、柔らかいところにまであるんですね・・とちょっと新たな発見に驚きです。竜にもし会うことがあれば、是非観察してみたい。

スウェンは割合しっかり目な子で、いいなと思ったのですが、この竜が。。。ちょっとめんどくさい。私的には凛々しくない。最初も、あとで「ついやっちゃった」的告白をしてますが、「やるな、あほ、そんなん怒るに決まってるやん!!!」と思ってしまって、今一つ好きになれませんでした、すいませんー(泣)
大好きだったスウェンを迎えて、もうちょっと凛々しく、いい王様で頑張ってよ(怒)と読み終えた1冊でした。

2

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