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覇狼王の后 上

覇狼王の后 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×23
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

192

レビュー数
4
得点
37
評価数
11
平均
3.5 / 5
神率
27.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
価格
¥689(税抜)  ¥745(税込)
ISBN
9784829626443

あらすじ

隣国に侵略され、戦禍に追われた人々が神殿に逃げ込む。
そんなある日、神官のアリーシェは矢傷に倒れた傭兵を見つけ看病する。
だがその傭兵・ヴォルフは、鮮血の異名を取る男だった。
女神と称えつつも獰猛な眼差しで迫るヴォルフは、神殿ごと人質に取りアリーシェを連れ去る。
身体の秘密を暴かれ自決を覚悟するが、「俺の種をつけてやる」と歓喜に笑うヴォルフに蹂躙されて──。

表題作覇狼王の后 上

ヴォルフ、傭兵
アリーシェ、神官

評価・レビューする

レビュー投稿数4

ながーいプロローグだと思うのですよ

最近、恵渡のお話が続いたものですからちょっと薄まっていたのですが、このお話は『骨の髄まで宮緒さん』。『堕つればもろとも』からのファンの皆さまには大変おなじみの展開かと。

ソルグランツとアヴェルナの戦争によって難民となった人たちが押し寄せる神殿にアリーシェは神官としてつとめています。ある日、アリーシェは毒矢で傷ついた傭兵を助けます。献身的な看病の結果、命を取り留めた傭兵ヴォルフは『鮮血(ブルート)』と呼ばれ、悪魔のごとく恐れられている兵士でした。回復したヴォルフはアリーシェを「女神」と呼び「自分のものにする」と迫ります。しかし、アリーシェはその言葉は戯言だと彼をはねつけます。アリーシェは人と異なる体で生まれたため実母から厭われ虐待を受け、神殿に預けられた経緯があるからです。自分を愛してくれる人などいない、とアリーシェは思っています。そんな中、神殿にアヴェルナ兵が攻め込みます。ヴォルフとどこからともなく現れた彼の兵はアヴェルナ兵を倒しますが、彼は神殿の人たちの命を救う事と引き替えに、アリーシェが自分のものになることを誓わせます。ヴォルフの正体は妾腹のため王妃に疎まれ、辺境の地に追いやられたソルグランツ王の第一子だったのです。アリーシェの地位を確固とするためにソルグランツの軍を指揮し、王座を奪う事を決めたヴォルフ。その過程で生まれが明らかとなったため実母の影に怯え、また、ヴォルフを激しく拒みながらも彼が溺愛する后として過ごさなければならないアリーシェ。激動に飲み込まれた二人の運命や如何に!

えー、
実に大河ドラマですし、悲劇に向かって突き進んでいる感じがそそられるのですが、上巻はあまりにも宮尾さんだったので、実は若干のデジャブが……
ソルグランツには「戦乱の世に覇狼王が現れ平和をもたらす、と女神が預言した」という言い伝えがあることや、アリーシェの見た目がその女神に似ていること、覇狼王の后がアリーシェが忌み嫌っている(恐れている)自分の身体的特徴を持っていたことなど、外連味たっぷりの伏線が引かれているのですが、宮尾さんですもの。予定調和では終わらせないだろうと期待しています。
上巻は長い長いプロローグだろうと思いまして、評価は低めで。
下巻、大変期待しております。

2

下巻が早く読みたい

作家買い。

身体に秘密を持つ受け・アリーシェと、アリーシェに助けられたことで執着し、彼の意思に反して攫ってしまう攻めのヴォルフ、のお話。

ちるちるさんでは評価が低めだったので、どんな話かなと思いつつ読み始めました。ネタバレ含んでいます。ご注意を。







受けのアリーシェは身体に秘密を抱えている。その秘密のために母親から命が危ぶまれるほどの折檻を受けてきた、という過酷な過去を持つ。そんなアリーシェを救ってくれたのは神殿長のニコラウス。彼のもとで、神官として、清らかに、日々人を救いつつ生活を送っている。

そんな彼らが暮らす神殿に、毒に侵され死の危機に陥った一人の傭兵が。その傭兵をアリーシェは献身的に看護するが、元気を取り戻した傭兵・ヴォルフに執着されてしまい―。


宮緒作品らしい執着攻めのお話です。

アリーシェの秘密とは両性具有。
そんな彼を忌み嫌い、折檻し続けた母親の言葉に囚われ自分の体は汚いと思い込んでいる。ゆえにアリーシェは自身に価値を見出せない。
そんなアリーシェに執着し、愛をささやき続けるのはヴォルフ。ヴォルフにも生まれた環境に秘密があり…。

アリーシェしかり、ヴォルフしかり。
どちらも彼らが抱えるモノがある。
それゆえに彼らが抱く悲しみとか、葛藤、守りたいもの、に意味がある。

そして、彼らを取り巻く周囲の人たちも。
一癖も二癖もある脇キャラに、これからどうストーリーが展開していくのかとても気になります。

視点はアリーシェで進むことが多く、彼の気持ちとか過去とかは手に取るようにわかるのですが、そんなアリーシェの目を通して見えてくるヴォルフの孤独にぐっと胸が痛くなりました。

誘拐まがいにアリーシェをさらい、レイプまがいにアリーシェの純潔を奪った。
一見、どう猛で傲慢に見える彼の、心に抱える孤独とかどす黒いものが、彼の生育環境によるものではないのかなと思うと彼が気の毒に思えて仕方ない。

奪うことでしかアリーシェに思いを伝えることができない。彼の不器用さが、すごく悲しかった。

いい人そうに見える脇キャラたちが、下巻でどう動くのか。
アリーシェはヴォルフに心を開くのか。
様々な伏線がまかれた状態の「上巻」なので、下巻でどう回収していくのか非常に楽しみです。

面白かったのですが、ヴォルフがアリーシェに時々言うセリフの

俺の子を孕め

というセリフにちょっと萎えました。

そもそもBLなので、「孕む」ということは前提にない、ということもあります。
が、両性具有という自身の身体に悩みを抱え、さらに「男」として生きてきたアリーシェにとって、このセリフがいかに屈辱的で悲しい気持ちになるのか。
アリーシェを愛していると言うのなら、そのあたりの気持ちを理解してあげなきゃダメだと思うよ…、と突っ込みつつ読破したので、☆4つで。

なんだかんだ言いつつも執着攻めにほだされていく受けさん、というのが定番な気がしますが、この作品はアリーシェがなかなかなびきません。「嫌い」とか言っちゃいます。それにいちいち傷つくヴォルフが可愛かった。

レイプ。
ふたなり。
人を殺めるという凄惨な描写。
人によっては苦手な方もいらっしゃるかもですが、個人的には非常に面白かったです。

下巻を早く読みたいです。

4

可もなく不可もなく

宮緒葵先生の文章なのは感じられるのですが、このところ見受けられる犬どこ行った?感はますます強くなっていました。
実力のある作家さんなのでまだ読めるのですが、内容としては定番で今のところ目新しい要素は見当たりません。この作家さんの良さは「そうくるか!」という驚きの部分だと私は思っているので、下巻を楽しみにしていますが、この上巻ではその気配すら感じ取れません。最近の時代物でも伏線があからさますぎてあまり驚きはなかったので、今回の定番さ加減は下巻でのどんでん返しのための準備なのではないかと期待しています。
ふたなりと無理やり設定は特に気になりませんでしたが、地雷な方は要注意ですね。
あとは、狼、女神という部分とその扱いに六青みつみ作品ぽさを感じてしまいました。しかし宮緒葵がそんなことにするわけがないと信じての評価です。

1

張り倒したくなる攻め

上下巻の上で、下巻発売時期不明。攻めに対する怒りがあり、宮緒先生大好きなのに本当に申し訳ありませんが中立とさせていただきました。どうなるのか気になるので、下巻も絶対読みます。受けさんは純粋健気さん、シリアスせつない路線一直線のお話と感じました。書き下ろし300p弱、あとがき無し。地雷は「無理やりが複数回」です。他にもあるけど盛大なネタバレになるかもと思うので下の方に書きます。変態っぽさ、犬!らしさはあまり感じず、執着はあり という印象です。

舞台は、アヴァルナ国に攻め入られ、王、王妃は処刑、幼い王子が傀儡として王座にいるソルグランツ国。アリーシェはソルグランツ国の北方の町で神官をしています。ある日、神殿に黒い甲冑をつけた男が倒れているのを見つけ、看病し・・と二人は出会います。

登場人物は、攻めの右腕ベルトラム(曲者)、ベルトラムの姉で受けの侍女になるローザ(攻めにすごく忠実)、元近衛兵のエアハルト等です。

挿絵情報:カラー口絵1、モノクロ10.yoshi先生のイケメンさんが甘めに見えてしまって、当巻の鬼畜っぷりからはちょっと印象が???でした。下巻ではこの甘いマスクに見合った善人であってほしい・・・善人だったらすんごくうっとり間違いなしなんだけどなあ。

************以下は個人的感想 & よりネタバレ

やることはやってるのですが、無理やりばっかりなので、甘さは感じられず怒り心頭。「いややって言ってるやろっ」と何度心で叫んだことか。この攻め鬼畜やわーと思いました。下巻ではきっちり「いい人」になっていただきたいのですが、一体どうなることやら。くそー格好いいのにー。
あと受けさんがフタナリさんで、女性部分に関する記述が「おお」と思うものがあったので、苦手な方はご注意いただいた方がよいかも です。

先生、お願いですから下巻ではきっちり「ああ良かった」と思えるようにしてくださいー(泣)

6

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