覇狼王の后 下

harouou no kisaki

覇狼王の后 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×211
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
4
得点
115
評価数
29
平均
4.1 / 5
神率
44.8%
著者
宮緒葵 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoshi 
媒体
BL小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
価格
¥689(税抜)  ¥745(税込)
ISBN
9784829626573

あらすじ

妾腹の王子であったヴォルフに両性の身体を暴かれ、后とされた神官のアリーシェ。心を開きかけた矢先、策謀により王都へ浚われ──。

表題作覇狼王の后 下

ヴォルフレクス=ファルカシュ=ベルヴェルグ、狼の別
アリーシェ、ヴォルフの后

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数4

下巻は甘々です☆

『覇狼王の后』の下巻。上巻が面白かったので、下巻の発売を心待ちにしていました。続き物なので上巻が未読だと理解できません。未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






上巻は、自分の意に反してヴォルフに拉致される形で彼のもとに連れてこられたアリーシェ、のお話でした。

両性具有という身体を持ち、そのため母親からも愛されず捨てられたアリーシェ。そんなアリーシェに、愛情を注ぎ、愛の言葉を伝え、そして快楽を教えたのがヴォルフ。

上巻ではそんなヴォルフを拒絶し、けれどヴォルフはそんなアリーシェの気持ちを意に介することなく手元に置き続けている。そんなヴォルフを暴君のように感じる方も多かったのではないでしょうか。

が、下巻はそういった空気感は一変し甘々です。

理由はアリーシェがヴォルフを受け入れたから。

ヴォルフの愛情を受け入れ始めたアリーシェに、ヴォルフもアリーシェへの対応が優しくなっていきます。
上巻はアリーシェに執着するヴォルフ、でも、ヴォルフを拒絶するアリーシェ、という構図だったため、回数の多い濡れ場もまるでレイプのよう、と言って良いような描写もありましたが、下巻は本当に甘々です。

自分を拒絶しないアリーシェに戸惑い、まるで壊れ物のようにアリーシェに触れるヴォルフ。そしてそんな優しく可愛い一面を見せるヴォルフに、さらに惹かれていくアリーシェ。

おいおい。
上巻のあのドシリアスな雰囲気はどこへ行ったんだい?

と突っ込みたくなる豹変ぶりです。

その雰囲気の変化にちょっと戸惑いつつ、でもこの甘い雰囲気がめっちゃツボでした。反対に、上巻のシリアス感がツボだった方にはちょっと肩透かしを食らう展開かもです。

もともとヴォルフは一匹狼的な立ち位置にいましたが、世界を統べる王になることを決意する。それは、すべてアリーシェのため。アリーシェを「王の后」にしたかったから。

そうして国をまとめ始めたヴォルフに、今まで逃げ回っていた貴族たちがすり寄り、そして、当然のようにヴォルフと戦おうとする人物も現れる。

ヴォルフ×アリーシェ、の二人の関係は好転していきますが、それに相反するように二人を次々と試練が襲います。

ヴォルフに取り入ろうとする貴族の娘・ウルリーケ。
打倒ヴォルフを掲げ、あわよくば女神の様と言われるアリーシェを奪おうとする隣国の王子・メルヒオールの存在。
そして、アリーシェが何者かによって連れ去られるという事件が起こり―。

そして、アリーシェは連れていかれた場所で母のカサンドラと再会もします。

さすが宮緒さんというべき二転三転するストーリー展開が素晴らしいです。いたるところにまかれた伏線一つ一つに意味があり、無駄がない。さらわれたアリーシェがヴォルフによって救い出されるまでの怒涛の展開が非常に面白かったです。

アリーシェを愛するあまり、彼に害をなそうとする輩へのヴォルフの制裁がかなり凄惨です。細かい描写はないですが、人を殺めるといった展開が苦手な方は注意が必要かもです。

アリーシェに気持ちを受け入れてもらえたヴォルフは、さながら忠実なわんこちゃんです。上巻ではわんこを通り越してオオカミ、というかケダモノだったので、そんなヴォルフの変化も可愛らしくて萌えました。

最後は大団円。
yoshiさんの描かれた、甘~い空気感満載の表紙のイメージを違うことのない、そんな作品です。
上巻で痛い展開にちょっと腰が引けていた腐姐さまにもきっと満足していただける、甘く、そして優しいストーリーでした。

アリーシェの腹違いの兄であるエアハルト。
そして、エアハルトが仕える、ヴォルフの義弟のリヒャルト。
この二人もめっちゃナイスガイです。この二人のスピンオフを描いてほしいな、と切望しています。

10

上下のふれ幅 大

どうなるかと思った上巻でしたが、読んでよかった!上巻でどうしようと思っておられたお姉さま方、下巻も是非!女神が忠犬を従えるお話、本編310P超。個人的に納得いく最後になったし犬出てきたし、満足ですー先生、有難うございます!!

アリーシェの生まれ故郷であるソルグランツ王国は、隣国アヴァルナにせめこまれ、アリーシェの神殿もアヴァルナ兵に襲われたところ、ソルグランツの第一王子ヴォルフに助けられ・・と始まった上巻。ヴォルフの進撃途中に、ある貴族の領地に入りそこの領主の娘ウルリーケに出会ったところで終わっていました。
下巻はウルリーケのじったんばったんから始まり、犬が犬らしく尻尾をちぎれんばかりに振っている最中に事件は起こり・・といった感じで続きます。もう読みだしたら止まんなかったです。二日連続夜更かしツライ。

新たな登場人物は
メルヒオール(アヴァルナ王国の第二王子、優秀)、リヒャルト(ソルグランツの幼き傀儡王、ヴォルフの弟)、アリーシェの母ぐらいかな。ローザやベルトラム、エアハルトは変わらずご活躍です。

以下良かったところ

上巻であんなにむかついた攻めさんでしたが、アリーシェの心境の変化と共に、どんどん可愛く見えるようになってしまって。アリーシェからちょっとでもアクションしようものなら、赤くなり青くなり、口ははくはく、手はブルブル、しっぽがあったならば間違いなくぶんぶん状態。そんなに愛情に飢えてたんかい、あんちゃん拾われて良かったね・・・と深く同情。

かたやアリーシェ。敵陣に囚われながらも頑張って脱出し、ヴォルフが考え無しに(としか思えん)突っ込んできた時には「でかした!」と拍手喝采。
宮緒先生のこのような国の攻防戦を読んだのは初めてでしたが、ドキドキワクワクで、犬は可愛く、女神はひたすら清らかで、大変面白かったです。

途中色々、ぐっちゃんぐっちゃん絡んでおられるお二人ですが、最後の最後はほんとに甘-いです。是非お楽しみになさってください。
先生、ローザ視点か、エアハルト視点の薄い本って出てこないですかね・・?

7

大戦記ラブストーリー絵巻

上巻で「ヴォルフ酷い!攻めの風上にもおけないっ!」と憤った姐さま方は、是非お読みになった方が宜しいかと思いましたですよ。流石『犬BL(笑)』の大家、宮尾さんだ。

思い起こしてみれば、狼って伴侶を大切にする動物ですものねぇ。ロボだってビアンカのために命を落とした訳ですもの。あ、今気づいたんですけれど、どっちも『狼王』なのね。

全くの孤独という訳ではなかったのですけれど、自分の価値(自己肯定感とでも言うか)を形成するはずの幼少期に親から邪険に扱われた2人が『惹かれ合っていく』というのは、お話としては定番です。
でもこのお話、当初はヴォルフ→アリーシェの気持ちが強すぎて(だって、上巻はかなりむちゃくちゃやってましたよね?ヴォルフ)アリーシェ的には応えられなくて当たり前だと思うのですよ。
また、神官という立場からも両性具有故に母に虐げられてきた過去からも、性行為に対する嫌悪感は大きかったと思いますし。
それがねー、下巻では解けてくるんですよ。
その過程が実に丁寧に書かれているものですから、ニヤニヤしながら読んじゃった。

LOVE以外の部分も面白かったんですよ。
祖国奪還のために破竹の勢い(愛国心からではなく「アリーシャのために」なんですけれどもね)のヴォルフの周りで取り入ろうとする人達や、ある理由で(ここは書かないでおきますね。お話の1つのキモの部分でもあるので)拉致されたアリーシャが囲われてしまった侵略国の王子、メルヒオールの後宮内での人間関係、そこで再会したアリーシャの実母、カサンドラ等々「宮尾さん、人間の汚さを書くのが上手いなぁ」と甚く感心してしまいました。

そんな汚い人間関係の中だからこそ、犬と飼い主(笑)の結びつきの美しさが際立つんですよ。
ほんと、犬って飼い主の所に真っ直ぐ走ってくるからなぁ……いや、狼だけど。

始まりがなかなか『無理矢理感膨大』だったんで「タイトルが狼だけど、今回は蛇?蛇なの?」と心配していたのですけれども、中世的な世界観の、それも大戦記ドラマの中を真っ直ぐに駆け抜ける一途な、でも、血塗られた狼を堪能出来て幸せです。
「上下巻を一気読みすると、もっと面白いだろうなぁ」と思ったりして。

6

ハッピーエンド

良かった!

受けが攻めに心開いてラブラブな感じで終わった。
それまでに、波乱万丈があったけど。
受が囚われのお姫様のままでいないのが健気で可愛い。
トラウマも克服できたし。
しかし、トラウマの元凶もしぶといw

攻めの原動力が全て受けの為って言うのはとても美味しい。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

PAGE TOP
  • 商品購入
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ