旬のBLコミック全162本紹介!

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あらすじ

BLに興味があってこれから読んでみたい人や新しいBLを探している人、
電子書籍でBLを読みたい、そんなBL好きの方へ向けて
BLコミック情報が1冊でわかるガイド本です。
紙の本から電子書籍まで全162作品を紹介しています。
巻頭は人気作家ありいめめこさん、山田2丁目さん、ためこうさんの
イラストギャラリーやインタビューを掲載。
巻末には、話題のジャンル“オメガバース"をテーマにした描き下ろしコミックも収録。

<コンテンツ>
巻頭企画
・人気作家イラストギャラリー
・私たちがBLを愛してやまない理由
第1特集
・BLとの出会いインタビュー
ありいめめこ/山田2丁目/ためこう
・見逃し厳禁! 新刊ガイド
・BLコミックスランキング
・電子書籍でBLを読んじゃおう! !
・BLルーキーズインタビュー
ときしば/夏野寛子/オカモト優
第2特集
・このオメガバースに出会えてよかった
・BLメディアNAVI
・BLあれこれガイド
・BLありがちネタ集
・描き下ろしコミック 伊乃みよ子「秘密の箱庭」

作品情報

作品名
BL LOVERS
媒体
漫画(コミック)
出版社
ぴあ
レーベル
ぴあMOOKS
発売日
ISBN
9784835634029
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

作家インタビューはめちゃくちゃ良かった

こちら、A5判のムック本になります。


人気作家のインタビューから、2月~5月の新刊情報、そしてコミックランキング。
他、電子書籍全般に関する情報(電子書籍の購入方法から、疑問を解決するQ&A、電子限定レーベルの紹介)
それとオメガバースがかなり特集されてまして、基本設定から人気作品の紹介、そして新人作家による描き下ろしコミックまで。オメガバースだけで半分弱ページをとってます。
あと、少しだけゲームやCDの人気作品を紹介と言った内容になってます。


ここから率直な感想です。
「最新のBLコミック情報がこの1冊で分かる」となってるだけに、かなり幅広く様々な情報が載ってました。
が、まさに「広く浅く」です。
乗ってる情報、ほぼほぼ知ってる!!
新刊の紹介も25作品だけで、ものすごく片寄ってます。何故、あんな人気作を取り上げず、この微妙な作品を取り上げるのか?
一体どんな基準でセレクトしたのか、さっぱり分からない・・・。
個人的には、ウノハナ先生の「社長蓮実瑶 逮捕寸前!」の紹介が一番良かったのですが(チラ見せのコマだけで萌え滾りました)。

あと、最初に「私達がBLを愛してやまない理由」というコンテンツがあります。BLの基本用語から、魅力までを語るコラムっぽい内容です。
が、めちゃくちゃ薄っぺらい。もう一回書きます。めちゃくちゃ薄っぺらい・・・!!
BLて、こんなに素敵!!的な事が書いてあるのですが、ちっとも心に響かない。
なんだろう・・・。そのへんの超ありがちな通り一遍の情報をつなぎ合わせた感じで、こう書いとけば腐女子は納得するだろう、ぐらいの軽い印象を受けます。上っ面感、丸見え。

そして描き下ろしコミックですが、オメガバースの世界観を3組のカップルで表した内容です。なんかホント、3カップルのさわりをちょろっと覗いたなぁと言った所でしょうか。感想の持ちようが無い・・・。

と、個人的には散々でしたが、唯一良かったのが作家インタビューです。
あめいめめこ先生に山田2丁目先生、ためこう先生と人気ベテラン作家から、ときしば先生、夏野寛子先生、オカモト優先生と言ったフレッシュな顔ぶれまで。
お一人につき8ページあり、BLに目覚めたキッカケや作品を作る上でのこだわり、また既刊の創作裏話までと、かなり丁寧に語られています。
で、私は山田2丁目先生の「一方その頃」がめちゃくちゃ好きでして! この裏話をすごく興味深く読ませていただきました。なるほどね~と唸らされたり、この後の展開という質問では「それ絶対読みたい!」となったり。
あと、山田2丁目先生がBLに目覚めたキッカケ。ここでの「遺伝子レベルで惹かれた」には深く納得。「私達がBLを愛してやまない理由」には1ミリも心を動かされなかったけど、この「遺伝子レベル~」には深く心を動かされました。
インタビューの質問も良く考えられていて、受け答えに作家さんそれぞれの個性なんかも感じ取れました。
あと、ときしば先生の漫画を読んだ事が無いのですが、インタビューで作品の話を読んだらめっちゃ読みたくなりました。(受けの泣き顔にそそられる~)


そんなワケでこちらのムックですが、明らかに初心者向けです。BLに目覚めたばかりの方が、BLの基本とか人気作の紹介とかを見たいなら良い本。まぁ、全部ネットに乗ってる情報ばかりですが。
あと、インタビュー作家のファンで、作家さんの話を聞きたい!という方にも、ちょっと割高感がありますがおすすめです。

評価に迷いますが、作家インタビューがすごく良かったので「萌」にしときます。


3

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