エリート薬剤師と売れっ子ホストが、 ぶつかったり傷ついたり×××したりvv

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誰カ烏ノ雌雄ヲ知ランヤ Last emotion

tareka tori no shiyu wo shiranya

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表題作誰カ烏ノ雌雄ヲ知ランヤ Last emotion

矢上俊之, 薬剤師
池永翔平,23歳,ホスト

その他の収録作品

  • 番外編1
  • 番外編2
  • Home I belong here(描き下ろし)
  • あとがき
  • 薬剤師のラブラブクッキング(カバー下)

あらすじ

自分はゲイだという矢上の気まぐれから始まった体の関係。
だが、どんなに冷たくあしらっても翔平は変わらず、いつも明るく真っ直ぐで、いつしか矢上の中で、翔平の存在はどんどん大きくなっていった。
そんな時、翔平の弟・浩平に自分たちの関係を知られ、兄弟が仲違いしてしまったことに心を痛めた矢上は、翔平から距離を置こうと離れていく。
一方、弟を怒らせたうえ矢上にも会えない翔平は、ストレスと疲労が溜まりまくりでまた倒れてしまい、命の危機が…!?

作品情報

作品名
誰カ烏ノ雌雄ヲ知ランヤ Last emotion
著者
吉野ルカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
道玄坂書房
レーベル
MIKE+comics
シリーズ
誰カ烏ノ雌雄ヲ知ランヤ
発売日
ISBN
9784866250427
4.2

(42)

(23)

萌々

(10)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
175
評価数
42
平均
4.2 / 5
神率
54.8%

レビュー投稿数3

人の本質なんて真っ黒な烏の性別を見分けるくらい難しい…

『First emotion』と『Last emotion』、続き絵の表紙が美しい!
そして裏表紙も続き絵、表紙と同じソファに座って半裸でイチャっとしてます^^
電子単話以上に、作者さんの思い入れが伝わってくる素敵な表・裏表紙。
ほんと紙本になって良かったなって、感慨深く眺めてます。

ゲイなのにゲイを憎んでいる頑なな矢上と、おバカで明るいけど妙にするどいところがある翔平。
ノンケの翔平が、ゲイの矢上を絆して、やっと恋人としてのスタートラインに立ったところで、翔平の弟・浩平に二人の関係がバレて…の続きです。

翔平は、奔放な母親の代わりに弟の浩平の面倒を見てきて、ホストをしているのも医学部を目指す浩平の学費を稼ぐためだし、母が消えたいま、翔平にとって浩平はたった一人の大事な家族。

矢上はゲイゆえに散々辛い思いをしてきたから、ノンケに戻れるかもしれない翔平に同じ苦しみを背負わせたくなくて、翔平から家族を奪いたくなくて、身を引こうとする…

翔平も浩平に反対されて、一度は矢上との別れを受入れようとしたものの、やっぱり矢上を忘れることができなくて…
天然っぽくて明るかった翔平が無茶してるのを見るのは辛い。

そして浩平も、翔平が自分から離れていくことが怖くて、兄が男となんて受け入れたくないけど、翔平のことが大好きだから、矢上が翔平を振るっていうのは許せなくて…

恋愛感情、家族愛、三人が三人とも大事な人の気持ちを推し量って、その人のためにと思って動いていることが裏目に出てしまっているようなドツボ感。

でも浩平がめちゃくちゃ良いことを言うんです!
「何に苦しんで…何を失って何を手に入れるかなんて、それは兄貴が決めること」
ほんとそうだなぁ。こうしたほうが良いだろうって思いやっても、本人がそれを望んでいるとは限らないもんな。

タイトル『誰カ烏ノ雌雄ヲ知ランヤ』の通り、真っ黒な烏の性別を見分けるのと同じくらい、人の心の中や本質を判断するのは難しい。
字面のインパクトだけじゃなく、ストーリーの冠に相応しいタイトル!
そしてハッとする台詞の数々に何度「深い!」と唸ったことか…

三人それぞれがどんな選択をしたかは本編で確かめてください。


丸く収まった後、それまでは翔平が矢上に迫ることが多かったのに、矢上のほうが積極的で翔平を欲しくてたまらない風なのに愛を感じます^^
矢上ってクールを装っているけど、本当は人を愛したい情が深いタイプだと思うんです。でも耐えがたい痛みを経験して、傷つきたくないから扉を閉ざしていた。
その扉を開けたのが翔平で、これからは思いっきり翔平を愛していくんだろうなって思えます。

番外編2編はその後の話。
翔平が自分はつまらない人間だと悩んでしまったり、兄達のイチャぶりを目の当たりにして浩平は兄を女っぽく感じてしまったり、兄弟の悩みが描かれつつ、矢上がどれだけ翔平のことを理解して愛しているかが語られてます。
最初、追いかけていたのは翔平のほうなのに、すっかり矢上のほうが翔平ベタ惚れになってます♪

『Last emotion』の描き下ろしは、矢上と確執ある弟との再会。
以前の矢上だったら、弟の話なんて聞かなかっただろうに、翔平が側に居ることで矢上は変わったんだなぁ。

2冊通して、とっても読み応えのある作品!
たくさん広がりますように。


ただ1点残念なのは、電子単話の時のカラー表紙がほぼ消えてしまったこと…
口絵に残っているものもありますが、1~10話の矢上と翔平の距離がだんだん近づいていく表紙が好きだったから、それもできたら収録して欲しかったなぁ。

9

この攻めはやっぱデレデレの『スパダリ』でしょ!

いよいよ
『last emotion』です。
さぁ二人の愛はどうなるんだっ!
からのスタート。

受けは愛する攻めに冷たく突き放され、弟には嫌われ(いやいや、この弟君も良い子なの。そりゃこんな可愛い受けに育てれられてんだもん)、可愛がってた後輩にも何故か距離を置かれ・・・。
それも有って、元々飲むのが好きだからお店でバンバン飲んでしまう。
ま、この『飲んでしまう』が、この後の重要なキーになるだけど。
ホスト振りもステキよ。
どんどん上に登っちゃうもん。
そらゃこんな愛されキャラ。女性客もほっとかないよね。

攻めは攻めで、愛する事を怖がり、自分から別れておいて、もう受けの事が気になって気になって仕方がなく、仕事さえ手に付かない!
もぉこれ、とっても嬉しいンですけど♡♡
遂には受けのお店の前まで行っちゃって、受けが血を吐いて倒れるところを、やはりその腕で、その胸で抱き留める!
くーっ、めっちゃクライマックス大でんがな。

ここからは一気に・・・
読んで読んでーっ。
本当に素晴らしいから。

しかも、♡美味しい♡美味しい「そのあと♡♡」の二人がガッツリ描かれている書き下ろしが。
ひぃやぁ~~~嬉し過ぎて舞い踊ってしまうわ!

そして全編通してお話しのセンテンス毎に、それは美しい二人の絡み姿が描かれています。
これだけでもどんだけ儲けもんだがね!
この溢れるオールドローズが素晴らしいです。
そしてそして表紙もこれまた良いわぁ。
2冊並べて1つの絵になります。
しかも裏側なんて、受けの可愛いお尻がペロン!
キャーっ眼福ぅぅぅ。カラーでよっっ。

はぁ、えぇもん読ませて頂きました。
思わず『合掌』とお辞儀もしてしまいます。
心温まるステキな素敵なストーリーでした。

ルカ先生、ありがとうございます♡♡

3

祭壇男のクセ強すぎッ!

真夜中の試し読み徘徊なんてするもんじゃなく
また気になるところで終わるんですよ 試し読みってッ!

気づいたら呪われた人差し指が こうポチッと
人差し指呪われてるけど 紙で買ってる辺り寝ぼけちゃいないんだよねww

ちゃんと意識はありました
意識してかいました 抜かりなく firstも lastも

表紙が繋がって1枚の絵になるのって 魅力的ですよね
そこも買いの決め手になったな


ゲイの薬剤師と真面目系ホスト

弟の存在で今の生活がある訳アリなふたりが なんの因果か出逢っちゃう
しかも その事で互いがグラグラしちゃってるから なかなか上手く収まれない

身体だけは って言うけど最初からお互い落ちてるようにしか見えなかったのに 翔平を知れば知るほど こんな自分さえいなければ って切ないすれ違い ありきたりなんだろうけど 何でかな?前のめりに引き込まれる

想いが重なった途端 傷つけたくないが故のエゴで突き放なされ 街をさまよっちゃう一途受けが 職業ホストなのに健気すぎて

手放して知る 焦燥や後悔 溢れてくる感傷に自爆寸前の攻めってのも 見ていてほんとに焦れったい

翔平の周りがみんな思いやりのある人間で恵まれてる分 攻めの不憫が忍びないんだけど それを包み込めるものがあって 光と影は対じゃなきゃダメなんだな と

不覚にもうるっとしてしまった//////////


2冊一気読みできたし 妙に温かいお話だったし ここは盛大に自分をほめてやる

数日前の深夜のあたし でかしたッ!

ただね 高校生 しかも受験生の弟を独りにしとくのどうなんだ?って

いやいやいや 細かいこと言ったら負けですよね
最後まで何のアクもなく ただただ自分が望む幸せを 中の人みんなが手にする優しいお話だったな

1

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