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表題作絡まる糸を解くように

堂崎漣,大企業経営者の子息
月江巧弥,テーラー

その他の収録作品

  • 想いを込めて
  • 漣さんの思惑
  • 堂崎さんの幸福
  • 漣さんのニッチなフェチ
  • あとがき

あらすじ

亡き父の後を継ぎ、仕立て屋を営む巧弥には密かに想いを寄せる人がいた。
父の親友で大企業の経営者でもある堂崎社長。
彼は若くして店を継いだ巧弥にとって、経営者としても良きお手本でありまたいつも父親のように温かく見守ってくれていた。
しかし、そんな穏やかで幸せな日々は、堂崎社長の息子・漣の登場により一変してしまう。
漣は、巧弥の堂崎社長への想いを暴き出し、人肌の温かさ、そして快楽で巧弥の身体を翻弄し……⁉︎
自分にこんな欲があるなんて……知らなかった
俺様御曹司x孤高のテーラー、欲情と嫉妬と純愛が複雑に絡み合うアダルティックラブ

作品情報

作品名
絡まる糸を解くように
著者
吉野ルカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コスミック出版
レーベル
Spicy Whip Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784774732367
3.5

(18)

(5)

萌々

(4)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
61
評価数
18
平均
3.5 / 5
神率
27.8%

レビュー投稿数3

純情テーラーさん、男の熱を知る

キました!BLものテッパンの「テーラー」さん!
しかも!
こちらのテーラーさんは亡き父の親友に恋してる…
切なさ確定、イケオジ出る?の期待で読み始めました。

主人公の若きテーラー・巧弥は、亡き父の親友で今も何かと後ろ盾になってくれている堂崎社長にずっと憧れを越えた恋心を抱いていた。
そんなある日、社長は留学から帰ってきたという息子・堂崎漣を連れて店にやってきて。
…という始まりです。
漣はゲイ。
だからなのか、巧弥が父親に恋してる事を見抜き、暴き出してしまう。
それどころか、その場で巧弥を…!
ただほのかに想っていただけなのに、それまでの穏やかな毎日が一変する巧弥。
漣は現実の人肌の熱さをもって巧弥に新しい恋をもたらします。

一方、巧弥を献身的に支えながらもどこか壁を作っているような堂崎社長の隠された過去も内包しています。
年齢的にも性格の率直さでも、巧弥には漣が似合う。だから巧弥には良かったねなんだけど、長編の尺の割に漣がHに持ち込むのが早すぎるように感じてしまった。

父子二代の片想い、という切なさは良かったと思う。
堂崎社長の受け止められないウダウダも、結果漣と巧弥を結びつけたわけだから。期待していたイケオジではなかったけど…
漣はスーツの似合うなかなかスマートないい男。巧弥も作りがいがあるでしょうね。

3

メインカプ幸せになってね。

仕立て屋の巧弥(受)、御曹司の漣(攻)。
巧弥パパと、漣パパは親友同士。
でも巧弥パパは幼い時に亡くなってます。それから漣パパはもても親切に巧弥を支援しています。

巧弥と漣は、子供の頃に見たことある程度。
漣が留学先から帰ってきて、パパの会社で働くので、スーツを仕立てにきた所から始まります。


※ネタバレあります※

漣に対し印象が悪い巧弥ですが、採寸のために漣の家に呼び出されます。
採寸中に口説かれキスをされ最後まで致してしまいます。
え、早くない?と思いましたが、巧弥、けっこう素早く落ちました。

恋愛経験のない巧弥は、漣との関わりで、自分が漣パパに対して恋愛感情を抱いている事に気付きます。
そして、亡くなる前に巧弥パパが作っていた漣パパのスーツを完成させて、断られるのを分かりながら漣パパに告白します。きっと優しく「ごめんね」って言ってくれるはずと思って、、、。

告白された漣パパ。取り乱して、漣が現れ止めに入ります。
漣パパと巧弥パパの過去を話すのですが、、、。
巧弥パパは漣パパの事が好きで、気持ちだけ伝えたいと言ったら、漣パパ全否定。え、親友なのに?
スーツのオーダーもキャンセルして、それから間もなく巧弥パパは事故死してしまいます。
巧弥パパからの気持ちに嫌悪した、とまで言ってしまわれます。
え、、、。
BLに慣れ親しんだ者として、長年の親友に気持ちを伝えてこの言葉とか、胸が張り裂けそうになりました。巧弥パパが許してたとしても、私が泣きそう。

漣パパへの想いは終わり、漣とお付き合いするのですが、そこからは萌えがいっぱいです。辛かった分、幸せな気持ちになれました。
ここに辿り着くまで漣との甘いやりとりがなかったのですが、もっともっと見たかったです。

2

攻め父のインパクト大

受けが攻め父を想っていたので、彼に対する描写が多く、攻めよりも父親のほうが印象に残ってしまいました。

受けのためにしてあげることが多く、もしかして...なんて展開を考えたりもしましたが。
当の本人は、親友だった受け父を、生きている受けを通して考えていただけ。
しかもその感情は、罪滅ぼしのようなもの。

物語が進むにつれて、受けも受け父も不憫で、辛さが倍に感じられました。
攻め父の業は深い。

一方の攻めは、別に空気というわけではなく、受けの周りをうろうろとしてかき回していきます。
受けが自分の父を想っているかも?という興味から始まった思いが、恋に変わるまで。
個人的にはここが、少し薄いかなあと思ってしまいました。

これは攻め父のインパクトが、自分の中では強かったからだと思います。

メインの2人の、くっついてからのシーンが少なかったので、そこが感じられたらもっと良かったかなあと。
とはいえ、受けの仕草1つ1つが色っぽくて可愛くて、その様子は萌えられました。

2

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