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結構痛々しい要素、怖い要素も盛り込まれた作品ですが、攻め様と受け様の関係だけを読む分には凄く私は萌えました。
先ず、なんといっても、攻め様が強引!!!!そして半端ない執着っぷり!!!!なにせ高校時代からの片想い・・・
交換条件の初Hなんかも凄く萌えるんですが、嫉妬からのかなり強引なHシーンも萌えてしまう私・・・
でも、受け様が爆弾事件に巻き込まれて失明してしまっうシーンはとても痛々しいです。
それに、犯人である同級生の喜多村の行動がいちいち戦慄物です。
でも、その痛々しくて怖いエピソード以外は本当に萌えます。
サスペンス要素もあるラブストーリーということで、
ハラハラドキドキの展開でした。
単なる取引で始まった肉体関係から、徐々に恋愛関係に進んでいく様子にトキメキました。
家庭の事情で何事にも投げやりになっていた攻めが、受けが側にいるようになると荒んだ気持ちにならなくなっていきます。
不器用で愛情表現が下手な攻めを、包容力がある受けが受け容れる、
という展開に完全にハマってしまったようです(笑)
続編があるようなので、そちらも早く読みたいです。
高校時代からの親友である竜治と裕也。
一度だけ竜治から告白された事があるが、冗談だと思って軽く裕也は断るが、その想いは竜治の中から消える事はなく。
そんな中、事件が起こり、二人の関係も変わっていく――。
複雑な生い立ちの竜治は、何も欲しくなく、誰とも付き合いたくもなく、虚無的に生きてきたけれども、唯一裕也だけが欲する。
その欲し方に、健気ささえ覚えます。
お前さえいれば他には何もない、とまで言われたらちょっと重いかもしれませんが^^;、それでも裕也もそんな竜治を見放しません。気持ちはお母さん?(笑)
冒頭で(身体的には)くっ付く二人ですが、そんな中高校時代の友人や事件が絡んできて、と、ただの恋愛だけでないので、そういうのが好きな方にはお勧めかと。
随所で竜治の執着が露わになりますが、それでもその姿は親鳥を慕う雛のようにも見えて、ちょっと切なくもなります。
爆破事件と刑事と調律師
取引とセックス
夜光花さんのサスペンス仕立てのお話。
高校時代の同級生同士が大人になり
刑事と調律師として生活していて
過去の爆破未遂事件、現在の爆破事件が重なっていきます。
爆破事件の犯人探しが目当てになるとがっかりするかもしれません。
わたしが物語で一番知りたかったのは犯人ではなく
裕也が竜治に惹かれた理由。
竜治が裕也に惹かれた理由。
この二つでした。
この二つの理由が納得のいくものであったので、楽しめました。
絶対音感を持つ調律師の裕也には
竜治が発する音や声に惹かれるものがあったのでしょうね。
竜治が裕也に惹かれたのが先ではなく
裕也が竜治に惹かれたのが先だったということがわかった時点で
すごく萌えました。
ただ、裕也の好みのタイプとわたしの好みのタイプが
一緒というわけではないので、わたしには竜治を愛せないかもw
かなり我の強い攻めですが強さではなく弱さのほうが印象的。
ミステリー仕立てのお話です。
『高校時代からの親友と結ばれる』という大好きな設定でした。
ちゃんとツボをプッシュしてくれるストーリー展開で、面白かったです。
主人公は真面目で真っ直ぐな性格の調律師(受け)です。
相手役は刑事(攻め)。一癖も二癖もある元不良です。高校時代に主人公と出会い、それをキッカケに更正し、以後ずっと一途に主人公に片思いしている。破壊衝動のある危険な男です。
ある日、受けは攻めの家で、作りかけの爆弾を見つけてしまう。ショックを受けて問いただす受けに、攻めは「お前が俺と付き合うなら、こんなもの造るのはやめる」と言う。
主人公は迷いつつも、取り引きとしてセックスをする。
しかし、その後、爆弾事件が相次いで起きて――。
刑事の一途っぷりにキュンキュンしました。
長い長い不毛な片思いの果てにやっと結ばれるって、ツボすぎる。この設定の話って、何回読んでも飽きないw
あ、あと爆弾事件の真相、深読みしすぎてハズしてしまったのがちょっと残念。