• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ダブルベッド・ゲーム

椿(デリヘルボーイ,21歳)
藤村(不眠に悩むサラリーマン,29歳)

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

仕事のストレスから不眠症になったサラリーマンの藤村は添い寝風俗に通っている。
何人も女の子を試した結果、一番よく眠れる相手は男性キャストの椿。
いくら見た目が美人でも男と添い寝なんて…と最初は戸惑ったが、しっかり眠れるなら性別は問わない。
そう思い指名を続けていたある日、いきなり椿に押し倒されて…!?

作品情報

作品名
ダブルベッド・ゲーム
著者
墨矢ケイ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758078177
3.4

(31)

(4)

萌々

(11)

(11)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
102
評価数
31
平均
3.4 / 5
神率
12.9%

レビュー投稿数4

二人ならきっと大丈夫!

ジャケを見る限り、パンいちで小悪魔的笑みを浮かべて
押し倒している方が襲い受けなんだろうと思ってしまいますが
スーツでシャツを脱がされている途中の方が受けです。ありがとうございます。

一流企業に勤め仕事のストレスからくる不眠に悩む藤村は、
誤ってデリヘルの男性キャスト・椿を指名してしまいますが
心地よく眠れることに気を良くし、指名を続け…。

椿がかるーい感じなのでリーマンの藤村と正反対です。
添い寝だけのつもりが椿に誘われ(襲われ)
まさかのロストバックバージン……。
見た目からすると逆なのが本当に好きです!

キャストと客の関係から恋人になるのはもちろん想定内でしたが、
お互い本音をちゃんと口にしたところが好感持てました。
藤村が眠れない訳を話すと
「一回失敗しただけで眠れなくなっちゃうなんて」椿は大した事でもないように言いますが
藤村にとってはもうあんな思いはしたくないから夢にまで見るわけで
デリカシーの無い椿に多少驚きました。
藤村もつい「わかんないだろうね、君みたいに身体だけで仕事してゆるく生きてるような子にはさ」と大人げなく言っちゃって関係がダメにならない!?と心配でした。
二人ともちゃんと謝りましたし、
言われた事も気にせず「俺には甘えてよ」って、年下なのに椿の懐がデカイ…。
頑張りをわかってくれるのは大事ですよね。

お試しデートで、相手の印象がいつもと違うところも素敵!!
年上らしい言動の藤村と、年下らしくそそっかしい椿が
夜にはまた逆になるなんて良いわぁ…。
描き下ろしでも言いたいこと言いあえて楽しそうなので
とても安心出来るカップルでした。

1

仕事に真面目なイケメンの癒しは…

最近増えてきたように感じる「添い寝」もの。
不眠に悩むイケメンリーマン・藤村が、医師にもかかり薬も処方されつつデリヘルも試していて…
…という背景。
ある日指名した「椿」がまさかの「男」だったが、思いがけずよく眠れてそれ以来彼を指名し続けることに。
もちろん性的サービスは無しでずっと添い寝だけだったんだけど、藤村が彼女と長続きしないという話を聞いた椿が、マッサージ・指圧の延長みたいなノリでフェラをはじめ、椿みたいな美形なら男でもいけるかとその気になった藤村でしたが…
喰われた!
そんで、感じた!
…という訳で受けに目覚めるというか…まあそんなすぐにホイホイ受けになる訳でもないのですが、一度Hした後は毎回その流れになり、ヤった後は熟睡できるし、椿は可愛くて優しくて明るくて、藤村は次第に椿が好きになっていくのです。
藤村は(オレはオトコだ!抱かれるなんてダメだ!)的な思考回路はないので、攻め攻め攻防は起きません。
その後は藤村が告白して、お試しデートみたいな事をして、やっぱり関係を続けたい、という事で無事恋人としてお付き合いをする事になりました〜…という流れ。
しかしながら、椿はプロの風俗ボーイな訳で、でも彼の背景はほとんど希薄で、藤村と付き合う事になって仕事は辞めるのかとか、そういう描写はありません。
基本的に特に波風も立たず、カラダの相性もはじめから良く、可愛い恋物語、軽い読み物的な作品だと思います。
絵柄もきれいで、可愛くてネコっぽい椿が攻めで、イケメンで身体も椿よりガッチリの藤村が受けでも特に違和感はなく、藤村が素直に感じるところはいい感じです。

3

明かされた私の疑問

不眠症のサラリーマン 藤村(受)が唯一安眠できるのは風俗サービスで出会った椿(攻)との添い寝だけ…設定が面白いですよね。なぜ藤村は不眠症なのか、なぜ安眠相手が風俗業の椿なのか、受けっぽくない藤村がどんなふうになってしまうのか笑、それらに疑問や興味を持って購入しました。

藤村は普段からカッコ良くて真面目な男性で、真面目さゆえのストレスやトラウマを抱える人だなと思いました。椿は可愛くて色々吹っ切れた考え方をしている見た目より精神年齢が上の人だなって感じました。

私の疑問や興味のあったことについてですが、
不眠症の原因は、冒頭の"仕事のストレス"だったこと以外、あまり深くは掘り下げられませんでした。風俗業の、しかも男性の椿だった理由は"店のリストを間違えて指名した"からでした。藤村は攻めのつもりが、気がつくと椿から攻められて初回からトロトロに気持ち良さそうでした。
正直なところ、思っていたよりも内容があっさりしていました。勿論、すんなり藤村と椿が恋人になったわけではなく、藤村の椿に対しての心の葛藤もありましたし、椿も本心が見えない部分もあったのでどう2人が素直になれるかはハラハラする場面もありました。恋人になってからは、ただの客とキャストにはなかった照れや愛おしさを2人から感じて、キュンキュンもしました。カッコイイ藤村がグズグズになる姿はエロいです。でも…物足りなさを感じてしまいました(><)藤村は過去の失敗がトラウマとなり、悪夢を見ることがありましたが、その事やストレスによる不眠症が、サラッとしていました。椿に添い寝してもらう理由が不眠症なら、そこはもっと色々深い話があるのかなと思っていました。攻め様になる気満々だったカッコイイ藤村がすんなり処女を捧げるのも、もう少し葛藤とか欲しかったかもです。

好みの問題だと思いますが、もっと拗れたり傷ついたり深い闇があったら、もっと楽しめたかなと思いました。

電子版限定特典で、タバコを吸う藤村さんが素敵でした!

2

男らしさは受けでも発揮できる

美人デリヘルボーイ×ガタイのいいサラリーマン。

不眠に悩むサラリーマンの藤村は、添い寝のサービスを頼むも、間違えて指名して男が来てしまう。
しかし、やってきたキャスト・椿と一緒だとよく眠れるので、指名を続けている。

ある日、本来そういう仕事だし、と椿が誘ってくる。
美人な椿ならありかもとかっこよく押し倒してみるも、そんな自分を見上げて「うれしーがんばるね」とかわいく言う椿に、気づけば抱かれちゃってる藤村さん。初めてなのにとろとろです。

それからも、他の人や一人では眠れない藤村さんは結局椿を指名。流されるままに抱かれる日々。
次第に気を許すようになったある夜、アフターに誘うが、なぜか椿は乗ってこない。
仕事以外で会えない現実に、椿に惹かれ始めている自分に気づきます。

椿はちょっと謎な男。デリヘルの仕事をしている理由も寂しいからとかエッチが好きだとかで、いまいち背景が見えません。
同僚の女の子と話している場面では、珍しく客に入れ込む様子に「フツーなんだなって安心した」と言われていて、普通じゃない雰囲気があったらしい。
藤村さんを好きになったんじゃないかと言われても、大事なお客さんだと取り合わない椿は、恋愛には疎そうな印象。
快楽主義的に生きてきたのかもしれませんが、椿については深いところはわからずじまい。意味ありげなので気になります。

その後、思わず告白してしまった藤村さんとお試しで付き合ってみる椿。
ほだされたのはどちらなのか、二人とも自発的に好きになっていったようにも見えます。
椿ははっきり好きだとは言わないものの、見た目が綺麗でソフトなので、藤村さんに対する雰囲気は甘いです。
わかってて振り回すタイプじゃなく、本当に初めての恋という感じ。ベッドではリードするけどそういうところは子供っぽくもあり。

最終的にはすぐに後ろが欲しくなってしまい、「女の子もう抱けないね」なんて言われてしまう藤村さん。
描き下ろしは初めて藤村さんの部屋へ。エッチはないけど、今度ダブルベッド買う約束してるのが微笑ましいです。

椿は華奢で美人ですが、藤村さんとの寝バック中、「いい感じに前立腺にあたって締まるからこっちも気持ちいい」とか言っちゃう見た目に反したバリタチ感がいいです。
表紙だとすごく受けっぽいのですが、インタビューによると攻めと受けが逆に見えるカップルとのことなので、敢えて受けっぽくされているのかなと思います。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP