天上の楽園・リリスへようこそ、我が花嫁──

小説

  • 天上の獅子神と契約の花嫁

天上の獅子神と契約の花嫁

tenjo no shishigami to keiyaku no hanyome

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表題作天上の獅子神と契約の花嫁

ウィシュロス・リリスに住む神
アーシャ・マクベルダ王国の末っ子王子・17歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

マクベルダ王国の第四皇子・アーシャは天真爛漫で好奇心が強く、成人したあかつきには父や兄の力になるため日々勉学に勤しんでいた。しかし、成人の儀を一ヶ月後に控えた日、国王である父が急な病に倒れてしまう。マクベルダ王国では、古から天上の国・リリスに住む獅子神に感謝の意を込めて王族から花嫁を差し出す習わしがあるらしい。アーシャは父と国を救うため、獅子神・ウィシュロスの元へ嫁ぐことを決める。美しく優雅なウィシュロスに次第に心惹かれていくアーシャだが、自分以外にも彼に愛された過去の花嫁の存在が気になり始め──?

作品情報

作品名
天上の獅子神と契約の花嫁
著者
月森あき 
イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344842649
2.7

(7)

(1)

萌々

(1)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
1
得点
16
評価数
7
平均
2.7 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数1

超美しい神様

モフファンタジーを期待して購入。
表紙の印象通りの二人で、多くはないけどモフ記載もあり「リンクスロマンスさんらしいなあ」という印象のせつなさ+優しさありのお話、「久しぶりの二段組 本編250P弱+先生のあとがき」でした。獣姦はありません。灰汁の強いキャラは不在で、クスと笑うところも無かったので中立よりの萌としました。

お話は、もうすぐ成人(18歳)となるアーシャがお昼寝から目覚めて、あわあわ宮殿に戻り、国王、降嫁した姉、長兄、次兄と食事会に参加するシーンから始まります。
皆から愛情を注がれ、すくすく成長したアーシャでしたが、ある日苦手とする大臣が突然訪れ「国王が倒れた」と告げ・・・と続きます。

舞台はリリスという天界でのお話がメイン。ドラゴン、ユニコーンやおしゃべりなハリネズミが登場するのでファンタジー感は満点です。下界は剣が武器として登場する中世ヨーロッパのような印象でした。

攻め受け以外の登場人物は
ヒュー(ハリネズミ、表紙の子)、リリスの湖の番人ディア、下界ではアーシャの家族、従者、乳母、悪党といった所です。

****************以下はより内容に触れる感想

ウィシュロス(神様、獅子に変身可能)がお子様なんだか達観してるんだか少し戸惑ってしまって、シンクロしきれませんでした。孤独なのを受け入れているのか、いやだいやだと抵抗しているのか、つかみきれず。神様でも揺れ動くよね、とは思うのですが、神様視点の記載はないので、読んでる側としてはもう少しはっきり色合いを出していただいた方が個人的にはうれしかったです。私の読み取り不足だろうか・・・

受けさんは素直な頑張り屋さんのいい子で、ヒューとの会話はいいコンビ感満点でしたが、お話の後半、ばたばたばたと動いて、あまり得心のいかない展開があり、受け方面でも盛り上がりきれず。
クライマックスでウィシュロスがライオンちゃんになって現れるシーンは、ぐっと来たんですけど・・・
ちょこちょこひっかかってしまったのですが、お話基本路線は超王道、せつなさ満点話だったので、やっぱり萌です。

ビジュアルは完璧な美(マジで美しい。小禄先生に拍手!)である神様なので、もう少し子供っぽい設定でもGAP萌で面白かったんじゃないかとつい妄想です。SSで、「やだ」とか駄々こねるウィシュロス話出てこないかな(笑)

3

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