幼馴染に執着する天狗×泣き虫頭領の婿取り物語!

今宵、天狗は花印に契る

koyoi tengu wa kain ni chigiru

今宵、天狗は花印に契る
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

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レビュー数
4
得点
14
評価数
7
平均
2.4 / 5
神率
0%
著者
 

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イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784041073438

あらすじ

元人間の那智は、次期頭領と目される優秀で男らしい蘇芳に憧れていた。いつもは不愛想な蘇芳が、那智と二人のときは優しい表情を見せてくれて、何故か那智の胸は高鳴る。しかし蘇芳を差し置いて落ちこぼれの那智が天狗の頭領に選ばれてしまい!? 蘇芳は那智の後見人となり「頭領を支える」と宣言するが、蘇芳から頭領の座を奪ってしまったと那智は思い悩む。さらに悩ましいことに、頭領は神通力の反動を抑えるため、「刻印者」と呼ばれる契る相手を選ばなくてはいけなくて…!?

表題作今宵、天狗は花印に契る

蘇芳、次期頭領と目される優秀な天狗、20
那智、元人間で落ちこぼれの天狗、16

その他の収録作品

  • あとがき:長朔みかげ、沖麻実也

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レビュー投稿数4

もっと厳しい天狗の世界観が欲しかった

読みやすかったし、良く練られた作品だと思いました。辻褄も合ってたし、キチンと伏線も回収されてたんです。でも、読み終わるとちょっと足りないんです。那智が人の善や陽の気持ちなどから産まれた山人だからでしょうか?鳩羽や双子の兄弟を許さないから自分が立派な頭領になるのを逃げないで見届けさせる為に残すって?蘇芳じゃなくても心配になるわ!
そこは羽根を千切るなり手脚斬り捨てるなり罰を与えないと!里に妖魔を入れた事は長老には言っておかないとかあり得ない。
那智の善良さを書きたかったのだと思いますが、せっかく天狗だの魑魅魍魎の世界観を書くなら、ダークな雰囲気も大切だと思います。でないと軽い作風で終わってしまいます。新人さんらしいので、次回作に期待です。

0

嫁にするつもりが婿にされました♡

今回は次期頭領と目される優秀な天狗と
天狗を目指して修行中の元人間のお話です。

攻様が新頭領となった
受様の刻印者となるのまで。

天狗族は日本各地の山々で集団で暮らし
縄張りの山に結界を張った仙界内に
妖魔や悪霊が入り込まない様に
妖魔調伏を行っています。

受様は幼い頃、
比良天狗の住む仙界のある山の中で
1人さまよっていたところを
少し年上で黒髪に褐色の肌の大人びた
天狗族の少年に助けられます。

この少年が今回の攻様になります♪

攻様が助けた時点で
仙界の山の木の実を食べていた受様は
人間界に戻れなくなり

攻様は受様を一族の元に連れ帰り
受様は元人間の息子を育てる
天狗族の夫婦の元に預けられます。

元人間でも結縁によって翼を得て
一人前の天狗となれるので
受様は修行に励みますが、
受様は勉強が苦手で要領が悪く
複雑な呪術が扱えずにいました。

人間上がりで未だに翼もない受様が
能力の高さで次期頭領と目されている
攻様に近づく事を面白くなく思い
受様をいじめの標的する若い天狗もいます。

その為受様を可愛がっている義兄は
攻様を毛嫌いしていました。

そんな中、
体調かすぐれず死期が近いのではと
噂されていた現頭領が逝去するのですが

直後、快晴だった空に暗雲が立ち込め
地を振るわせる轟音が鳴り響き
凄まじい稲妻が受様を直撃します。

なんとそれは
山神の意思と言われる「神降り」で
額に頭領の証である花押を刻まれた受様は
次期頭領と目されていた攻様を差し置き
新頭領にと選ばれてしまいます。

対して攻様は
今まで頭領候補として学んだ様々な事柄を
受様に教える役目を命ぜられます。

果たして受様は立派な頭領になれるのか!?

角川ルビー小説大賞・奨励賞
受賞の作家さんのデビュー作は
天狗族の新頭領誕生をめぐるお話です。

生粋の天狗でない受様が
新頭領となった事で一族内は騒然としますが
頭領となるに相応しいと思われていた攻様が
受様の新頭領就任を認めているので
大っぴらに反対するものはいません。

実は攻様が頭領就任を目指したのは
頭領に不可欠な刻印者に受様を指名して
誰にも反対されずに受様を傍に置く
ためだったのです(笑)

2人の立ち位置が変わっても
新たな関係を築いていく気でいた
攻様ですが

受様の就任祝いに駆け付けた
京都の愛宕天狗の頭領が受様に
攻様が時期尚早と教えずにいた
頭領と刻印者の関係を告げてしまい
受様との関係がギクシャクしてしまいます。

その上、受様さえいなければ
攻様が頭領になるはずと
受様を亡き者にしようとする天狗が現れて
受様は絶対絶命の危機に!!

受様が頭領に選ばれた理由が明かされ
攻様が刻印者となるまで
とても楽しく読めました。

受様が素直で良い子なのですが
ちょっと天然系なくらい
人の言動の裏が読めません。

攻様は俺様策士なので
受様を自分のモノにすべく
いろいろと策を練るのに

何も考えていないような受様が
最後に大活躍なのが
けっこうMYツボで面白かったです。

これからの2人の今後よりも
出来上がってる愛宕天狗の頭領カプの
過去とか未来のほうが気になるので
スピンオフお願いしたいです (^O^)/

今回は執着攻繋がりで鴇六連さん
『美魔は花泉にたゆたう~ドラゴンギルド~』を
ご紹介作とします。
シリーズものですが単巻でも大丈夫です♪

2

人間あがり

ルビーさんの奨励賞受賞とのこと、おめでとうございます。読みやすく納得のお話でしたが、攻め受けさんとも少々若くそんなに好きなタイプではなかったので中立かな。あまり笑うところはなく色っぽいお話も少なく、なんと挿絵も少ない!「本編のみ210Pほど+長朔先生のあとがき+沖先生のあとがき」です。

琵琶湖西岸の比良山系、そこにいる天狗たちが主人公です。翼のある天狗たちにからかわれている那智は、幼い頃に山に迷い込んで異界の食べ物を食べたばかりに、人間界に帰れなくなった「人間上がり」。運動神経はいいし、体力もあるんだけど、お勉強が苦手なため呪術を覚えられず、いまだに天狗になるための結縁の儀式を行う許しをもらえていない=翼がない。それなのに何を思ったのか、神降りにより次の頭領に選ばれてしまい・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
攻めさんを慕う?言い寄る?方々(♀♂)、受けさんを弟のように可愛がってくれる「兄ちゃん」、他の山の天狗さん、天狗一族の方々といったところ。色々出てきますが混乱はなかったです。

**以下は攻め受けについて

攻めさんは欲しいもの(受けさん)が手に入るなら手段は選ばないさっというだんまり一直線な方で、嫌いではなかったのですが、受けさんが特にお若く、可愛いにもいたらないうぶうぶであったため、萌えなかったです。実は力がありましたという設定なので、そこは良かったんですけど。
受けさんに刻印者のことを教える役割を担っていた他の山の天狗さんと、その刻印者の方の方が大人~で、その刻印者さんがつんつんっぽい感じでしたので、そちらの方々の方が好みでした。

設定等は面白かったので、次回作も楽しみにしたいと思います。できればもう少し大人なカプがいいな・・・。

2

BL的に美味しい設定(*´▽`*)

こちら、角川ルビー小説大賞・奨励賞受賞作家さんの書かれた作品になります。
デビューおめでとうございます。
ファンタジーとしてしっかり練られたストーリーに、王道の萌え展開と、とても楽しく読ませていただきました。


で、内容としては「天狗の婿取り譚」。
元人間で落ちこぼれの天狗・那智。
次期頭領と目される優秀で格好いい幼馴染み・蘇芳に憧れを抱いています。
そんなある日、現頭領が亡くなり、何故かみそっかすの那智に頭領の証・花押が現れると言う事態に。
蘇芳から頭領の座を奪ってしまった事に悩む那智。
更に、頭領として使った神通力の反動を封じる為、生涯寄り添う事となる「刻印者」を選んで契らねばならずー・・・と言うものです。

みそっかすながら、元気で頑張り屋な那智。
そして、優秀で男らしい幼馴染みの蘇芳。
蘇芳は皆の前では無愛想なのに、那智と二人だけの時はちょっぴり意地悪で優しい素顔を見せます。
憎まれ口を叩きながらも、実は那智に対してかなり心を許してる蘇芳に、そんな彼に懐く那智。二人のやりとりにキュンキュンさせられたりして。

で、ストーリーがしっかり練られてる上に、萌える設定なんかがありまして。
神通力を使うと、逆凪と呼ばれる反動を受けるんですね。
力が強ければ強い程その反動は大きくなり、術者の命を脅かす-。
で、そんな逆凪を封じ込める方法と言うのが、自身と契約を結んだ「刻印者」と交わる事。
頭領はたった一人の刻印者を選んで生涯を共にし、逆凪を封じる為に契る。
また、刻印者は契約相手である頭領以外と契れば死んでしまい、頭領も一度刻印者を選べば、二度と別の相手と契約する事は叶わない-。とってもBL的に美味しい設定です。
あと、落ちこぼれである那智。
でも実は、彼は不思議な力を持っていて・・・と主人公が特別な存在なのもファンタジー好きとしては気持ちを高揚させてくれます。
超、王道でございます!!

で、萌え所ですが、蘇芳の意外な執着ぶり。
彼は次期頭領となるべく努力して来たワケですが、頭領となったあかつきには那智を刻印者にする事が出来る-。
それが自分では無く那智が頭領となってしまいと、選択権は彼に移ってしまうんですね。
「誰を刻印者に選ぶつもりだ」と嫉妬心丸出しで那智を襲う蘇芳に萌えます。
受けに執着する攻めの言動が大好き(*´▽`*)

この後、蘇芳に横恋慕する美少女の天狗が、那智を亡き者にしようと妖魔を呼び出し・・・と手に汗握らせてくれる展開。
最後まで飽きさせず読ませてくれました。

ところでこの二人、キャラクターとしては魅力的ですが、あまりにスタンダードでもあります。
少女漫画に出て来そうなちょっぴり意地悪で強引、そして男らしい攻めに、元気で頑張り屋でちょっと泣き虫な受け。
本当に個人的な好みになりますが、もうちょい「何か一味」ある人間味のあるキャラが好きなのです。(この二人が人間味が無いと言うことではありません)
そんなワケで「萌」とさせていただきます。

その意味では、サブキャラとして出て来た他の山の頭領・八雲と刻印者の雨水がまさにどストライクでして。
こっちのカップルが主役の作品をぜひ読んでみたいです。

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