侯爵家の御曹司α×過去に囚われた国語教師Ωの、純愛オメガバース!!

愛しき年上のオメガ

itohiki toshiue no omega

愛しき年上のオメガ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
13
評価数
8
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
  
媒体
BL小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784199009303

あらすじ

人生でもう二度とアルファには近づかない──。密かな決意を胸に全寮制名門学院に赴任した国語教師の加納。希少なオメガの加納には、無理やり番(つがい)として飼われた苦い過去があった。ところが赴任早々出逢ったのは、侯爵家出身の精悍なアルファの高校生・藤堂!! 出自を鼻にかけず十代の性急さで好意をぶつけてくる。拒絶し続けていたある日、ついに藤堂の前でヒートの発作に見舞われて…?

表題作愛しき年上のオメガ

藤堂悠真、公爵家出身の高校生・アルファ、17
加納雅己、国語教師・オメガ、23

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数4

18歳になったら成人

先生+絵師様買い。小説Chara vol38で遠野先生がオメガバースを書かれてましたが、そのカプの息子ちゃんが、当作の攻めさんでした。思いがけず前のカプの続きをチラ見(ちょっとだけ出てくる)できて、あら幸せそうで良かった~♡と嬉しかったです。全寮制中高一貫校が舞台で事件関係あるシリアスめなお話で「本編210P超+あとがき」です。受けさんが過去にひどい目にあってるので、一応お知らせしておきます。「攻めが可愛い」と思う部分もありましたが、そんなに惚れこまなかったので中立より萌にしました。

二学期の始まり、全体集会の場で紹介された臨時の国語教員(受けさん)。壇上の綺麗な細身男性に、高校生たちは興味深々で、攻めさん(アルファ)も彼が産みの親(オメガ)に似ているように感じてドキっとしています。近づきたいのですがなかなか関わりを深くできずにいたある日、図書館横で受けさんが男二人と会話している様子をみかけて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
相良(攻めさん親友)、攻めさん両親、富安(アルファ、受けさんの元番)等。
全寮制の学校舞台ではありますが、そんなに学園もの!という印象は強くなかったです。
設定で辛いなあと思ったのはヒートの間隔。なんと28日周期!抑制剤ありで、期間は2日間とのことですが、28日ごとにあるのは厳しいなあとめっちゃ思いました。

**攻め受けについて

受けさんは育ちの関係もあって、淋しそうな健気さん、庇護欲そそるタイプと感じました。(挿絵がこれまたキレイなんだわ)
可愛いなあと思ったのは、高校生攻めさん。ちゃんと何もできないことを分かって、侯爵家の力を正しく使い、守りたいものをちゃんと守り、だんだん大人びた表情を見せてきていると感じられて、「おー頑張れよー」という気分でしたw
日取りも考え、18歳になったその日に受けさんに迫るなんて、ずるいなあ(笑)と思いつつ、「噛みたい」ってねだるところも可愛らしかったです。

攻めさんを可愛いと思えたので、受けさんがもう少し余裕もって、年下を転がすようなお話をSSで読んでみたかったなあ。どうも私には糖分が少し足りなかったように思いました。ちょっと残念。

1

う~ん。

新たなお気に入り作家さんを発掘すべく、好きそうなテーマの作品を読み漁っていて手にとった一冊。『茅島氏の優雅な生活』のコミック版がとても雰囲気があり好きだったので、初読みの作家さんながらも、かなり期待して安心して読み初めたのですが…あれ?

テーマは美人先生と男前生徒の恋なので鉄板だし、辛い過去を背負い、目立たぬように生きているΩに、容姿も性格もよくて17才という年齢ながら精神的にも大人で、さらには財力もあるスパダリαのCPときたら、いつもの私ならキュンキュンしまくりの設定のはずなのに。う〰️ん。

先生の過去は壮絶でかなり胸くそ悪いし、犯罪の容疑者として警察に追及されるし、さらに追い討ちをかけるように命を狙われるは、元番の妻からは嫌がらせを受けるは、とにかく先生に色々起きるのですが、どれもこれも中途半端というか、あっけなくというか、いつの間にやらフェイドアウトされてしまって、苦しめた相手に怒りの鉄拳くらわすとか、立ち直れないほどの制裁加えるとかでもないので、なんか肩透かしというか、すっきりしなくて、もやもやだけが残りました。

さらには、頑なだった先生がやっと…という1番盛り上がるはずのシーンで、親が先生の本心を語らせるとか、もったいなさすぎる(泣)ここはやっぱり先生のために身体張ったんだから、藤堂にはもうひと踏ん張りしてもらって直接引き出してほしかったなぁ。寝たふりはなかろう(泣)

私にとっては萌え萌えのテーマで期待が大きかったせいもあるのですが、藤堂のご両親のこととか、膨らませたらもっと面白くなるようなひっかかりがたくさんあるのに、さらっと流されてしまって、全体的に話に厚みがないように思えたことや、受けと攻めの目線を交互に書いているのは面白かったですが、読み進めるにつれてごちゃごちゃしてきているように感じた点とか、申し訳ないのですが、ちょっと残念なところばかりが目についてしまった作品でした。

4

一途過ぎる攻め、なんて尊い・・・!!

作家買いです。
更に、教師と生徒ものでオメガバースと、個人的に好きな要素ばかり。
発売を楽しみにしてました。

で、こちら、想像以上に純愛。
教師ものは萌えるんだよね~と軽い気持ちで読み始めたら、攻めのあまりの真っ直ぐさに、いたく心を動かされました。
そう、最近即物的な教師ものばかり読んでいて、こんな感覚を忘れてたけど、これぞ本来の先生生徒ものの醍醐味ですよ。
背徳感と、それ以上に真っ直ぐで一途な想いと、相手を守る力の無い現実のもどかしさ・・・。
めっちゃキュンキュンする! めっちゃキュンキュンする・・・!!



内容ですが、生徒×先生でオメガバースです。
過去に無理矢理番の契約を結ばされ、心に傷を持つオメガの加納。
全寮制の名門学院に教師として赴任しますが、そこで出会ったのは公爵家出身でアルファの生徒・藤堂。
彼から純粋で真っ直ぐな想いを向けられますが、教師と言う立場から、また二度と番を持たないと決めている加納は拒みつづけます。
そんな中、何者かが加納を狙い、彼に身の危険が迫りますが-・・・と言うものです。

受けの加納ですが、影のある儚げな美人です。
今作のオメガ設定ですが、オメガがかなり社会的地位が低く、虐げられている状況。
たとえアルファに無理矢理攫われて番にされようと、誘惑するオメガの方が悪い的な。
で、加納ですが、過去に無理矢理番にされており、しかも相手からはアクセサリー扱い、更に他の男達を連れて来られて彼等からも犯されと、かなり辛い目に合っているんですね。
そのため、アルファに対して強い怯えを感じています。
可哀想なんだけど。可哀想なんだけど!!
まぁ、儚げな美人が苦悩してるのは萌えてしまうんですよね。

対して攻めの藤堂。
こちらがイチ推しなんですよ~。
一途で真っ直ぐ、加納を全力で守ろうとする。で、高校生らしい青さや未熟な部分もあり、更にそれを自覚していて、もどかしく感じている。
好きな相手を守る力が無いと悔しがる高校生・・・。
うわ~、なんて健気で純粋だと、もうキュンキュンが止まらない・・・!!
また、加納にヒートが起こった事により、二人は身体を重ねてしまいます。
それを無かった事にしようとする加納に対して「俺が後悔してる事があるとすれば、それは先生が目を覚ますまで傍に付いていられなかったこと、それから、メモに書いた言葉が「帰ります」の一言だけだったこと。この2点だけです」て!!
ああ、真っ直ぐ過ぎるよ!!
こいつ、めっちゃいい男だよー!!みたいな。
私は受け大好き人間で、普段は受けに感情移入して読むのです。
が、今回は攻めに大いに感情移入。
ひたすら真っ直ぐ受けを思う高校生。なんて尊い・・・!!

で、こちらはオメガバース。
二人は運命のなんちゃらで、最初から本能で惹かれ合います。
が、互いをどんどん知るに連れ、相手の内面にこそ惹かれてゆく・・・。
ここもまた素敵でした。
両視点で進むのですが、互いのここがいい、あそこがいいと後からやってるのがですね、なんかニヤニヤくる。
やっと気付いたんかーい!!みたいな。

欲を言えば、加納が狙われた事件の結末がアッサリ過ぎるとは思うんですけど。思ったより単純な事件だったなぁと。

あと、藤堂の両親の話がちょこちょこ出て来ます。
この二人のお話が、雑誌掲載作で先にあるそう。
順番的にはそちらが先に読めた方が、世界観に入り込みやすいんじゃないかと思ったりします。

とひっかかる部分はありますが。
個人的にはとても好みの作品で、とてもキュンキュンさせてもらえました(*´▽`*)



6

面白いのですが

遠野さんの新刊はオメガバースもの。みずかねさんの描かれた美麗表紙効果も相まって、どんなお話かなと思って手に取ってみました。

すみません、ネタバレ含んでいます。苦手な方はご注意を。








主人公は全寮制の名門高校に臨時教師として赴任してきた加納。
彼はΩで、自身がオメガであるという事をひた隠しにしている。そして、とある理由からαが苦手。

けれど、その高校で出会ったのはαで生徒である藤堂。藤堂がαであると悟った加納は藤堂を避け続けるが、藤堂は加納のことが気になり…。

というお話。

オメガバースものは作家さまによって解釈が様々で、また、作品ごとに描かれるバックボーンも様々ですが、この作中ではΩは見下され、卑下されるべき存在として描かれています。

が、そういうバックボーンがあるにせよ、加納先生がΩであることを隠したりαを怖がるさまは異様なほど。

なぜ加納先生はαを怖がるのか。
そして、加納先生が隠している秘密は?

というところを軸に、物語は進んでいきます。

視点は加納先生と藤堂くんの交互に描かれているので、彼らの過去の話が少しずつ見えてくる。

その中で見えてくるのは、かつて、加納先生は一人のαによって飼われていた、という事実。

読み始めたときは加納先生に横恋慕したαによって意に沿わない行為を強いられていた、みたいな話かなと思って読み進めたのですが、まさに「飼われる」といった展開でした。直接的な描写はありませんが、かなり外道な描写もありますし、モブレもあるので苦手な方にはちょっときついかなと思います。

そして、加納先生を飼っていたクズ男(いや、失礼)が亡くなっており、クズ男を殺した容疑が加納先生にかけられている、という事も。

ミステリー要素もありつつ、加納先生に少しずつ惹かれていく藤堂くんの一途な恋心もあったりして、なかなか面白かったのですが。

でも、なんていうんだろうな。
もう一声ほしい、という感じ。

そもそも藤堂くんが加納先生に惹かれた理由の一つとして、彼の初恋の人に加納先生が似ている、というバックボーンがあります。が、その過去の話はほとんど描かれていない。

彼の初恋の相手は、彼の初恋がどうしても成就できる相手ではない。
が、そこがさらりとしか描かれていないので微妙にもどかしい。

そして、ミステリーとしての部分も、え、これだけ?というあっさりした展開。

加納先生に外道な行為をしていたクズ男が誰に殺されたのか?というミステリーの部分よりも、αを怖がり避け続ける加納先生を、藤堂くんが年下攻めらしい一途な恋心でもって振り向かせることが出来るか、の部分が、より濃く描かれている作品でした。

が、藤堂くん×加納先生、の二人の恋の行方もいまいち感情移入しづらい。

加納先生が藤堂くんの気持ちを受け入れられないのは、彼が「αだから」というところに終始していて、それなのに、最後に急に「藤堂くんのことが好き」という展開になっているからかな、と思いました。

先生と生徒という関係であること。
男同士であること。
藤堂くんはお坊ちゃんで(しかもかなりいいところのご子息)、でも、自分はΩであるがゆえに両親に捨てられ孤児院で育ったこと。
かつてαやたくさんのβたちに凌辱されていた過去があること。

加納先生が藤堂くんの気持ちを受け入れられない理由なら、すごくたくさんあるんです。
あるのに、そのあたりは途中までは、拒否する理由として挙がっていない。

遠野作品らしい、と言って良いのか、今作品も攻めはかなりのハイスペック男子です。
薄幸・健気受けが、スパダリ感満載の攻めの愛によって救われる、という展開も個人的にはめっちゃツボなんです。

が、いまいちそれらを生かすことなく終わってしまった、という感想を持ちました。バックボーンや設定は非常にツボな作品だったがゆえに、もう一声ほしいなとより強く思ってしまいました。

ただ、「年下攻め」がお好きな方にはたまらない設定かなと思います。身体を張って加納先生を守ったり、一途に加納先生を思い続けたり。まさにこれぞ王道!といった年下攻めが描かれています。

藤堂くんの両親はα×Ωで、αである父親は自分の連れ合いであるΩ(藤堂くんの母親)に深い愛情を捧げ続けている、そんな両親を藤堂くんは尊敬している、というバックボーンがありますが、この二人の話がめっちゃ読みたい!と思ったら、あとがきで遠野さんが「小説Charaで掲載されていて~」と書かれていました。

ぜひともそのお話を文庫化していただきたいと所望しています。

藤堂くん×加納先生の二人は、最後まで首を噛まれることがなく終わっています。

「藤堂くんが高校を卒業したら正式に番になろう」という約束をしたためなのですが、彼らが、無事番になり、そして赤ちゃんを授かるところまで見てみたいので、続編も書いていただきたいなと思う作品でした。

みずかねさんの描かれた挿絵は、今回も大変美しかったです。
加納先生の儚げな美しさがこれでもかと表現されていました。

4

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