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小説
これ、舞台が犬になれる人間、人間が犬になれる?がベースになっています。
保安官としてマッドクリークの町で暮らしているランス。彼の前によそ者としてやってきたティム。
クイックという特別な力を持った犬達が暮らしている町はよそ者に警戒心が強く、ティムにも疑いの目を向けます。
犬になってティムの前に現れたランス。ティムの独り言(犬相手なんで)をランスは聞きながらティムを好きになっていきます。
うまい舞台?発想?だなって思いました。所々、ティムのランスを性対象として見ちゃってるモノローグとかがあって、あ、翻訳物っぽいなって思いました。他にも文体がやっぱりネイティブの日本ものとは少し違って(魔道祖師の時にも思いましたけど)、慣れないと読みにくいかも知れませんが、わんちゃんのほんわかさもあって微笑ましい感じです。でもエロシーンは相応にちゃんとしているという。
犬とのふれあいで癒されるティムのシーンは私も癒されました。
私の大好きなシリーズですが改めて再読。
海外の翻訳版です。文章がそのため海外作品を読んだことがない方は最初は戸惑うかもしれませんが、何よりお話が面白いのですぐに気にならなくなりますよ!特に動物好きな方には読んでほしいです。
主人公ティムはクイック(人間に変身できる力を持った犬)たちが暮らす特殊な町とは知らずに移り住んでくるのですが、これまた不幸な生い立ちから幸薄そうな子で。攻めのランスは保安官のため、外からきた主人公を怪しんで険悪な関係に……
早く良い雰囲気来て〜!ともやもやしてました(笑)ひょんなことから犬=ランスと気づかないまま関係を築く過程がたまらないです
最新作を読んでやっぱりこのシリーズ好きだ〜と一作目から読み返してレビューを書く事にしました。
個人的に、正体を隠して好きになると言う話が大好きなので、一作目から大好物でした。
ティムを怪しむランスが、犬のチャンスとなりティムに甘やかされて、どんどん惹かれていく様は萌の宝庫でした〜
ただリリーのくだりはいかがなものかと。
ティムが可哀想過ぎて、心が痛かった。
ごめんテヘって感じでしか謝った感じがしてないような気がして、もやもやしました。
読んでると2作目、3作目といろいろ話が繋がっていく事を感じさせるつくりになってた事に気がつきました。
びっくりするほど面白かった!これはシリーズ全部追いたい。
設定は犬に変身できるらしい、ということだけ分かっていれば問題なく読める。人と心を通わせ愛し愛されるとその能力?に目覚めるらしい、ということも頭に入れておくと切なさも楽しめるかも。序盤から物語に引き込まれ、あっという間に読了。
街と群れを守る保安官のランスと訳アリっぽい移住者ティムのお話。出会いから誤解が絡まりティムのコミュ障っぷりも加わって、物事の上手くいかなさが堪らなくもどかしい。
と、少々悶々としていたら、ニヤニヤが止まらない萌え展開に。犬姿のランスとティムのシーンは萌えの連続だった。堅物だったあのランスが……!とランスの元々のキャラが萌えを倍増させている。
ティムは犬の正体を知らないので本音しか話さない。これがまた良い。こういうシチュエーション大好き!犬の本能に抗おうと葛藤するランスの心理描写も読み応えがあって好き。
事件を含むストーリーもすごく面白かった。引き起こしたことは重大でも、リリーもランスも誰かを想って行動した結果が裏目に出たことなのが切ない。解決への流れもとても良かった。その後のランスの誠実さとエピローグの爽快感が嬉しい。
期待していたランスの正体がバレるシーンには驚いた。変身シーンがあんなに詳細に描写されるとは思わなかった。グロくはないが痛みが伝わってきそうでビクビクする。なんかすごい……と圧倒された。
犬に詳しくなく犬種ごとの性質はさっぱり知らないが、そこもキャラ設定に反映されてるんじゃないかな。犬好きだとさらに楽しみ方も増えそうだと思った。
哀しみと切なさを醸し出していたローマンは気になるキャラだったので、彼がメインらしい次作への期待が高まる。
現実の犬が苦手な私も大好きになれた作品。
まず表紙がイイ!犬好きにはたまりません。タイトルの入れ方も可愛いです。
登場人物たちがクイックという特殊な体質のために、元々の犬種の特徴が顕著に表れているのが犬好きには楽しかったです。実際にこんな人たちばかりの街に暮らしてたら、かなりのストレスでしょうが・・・特にランスの母親は強烈すぎて、ちょっと引きました。純粋にランスとティムの仲をとりもってあげよういうのは分かるけど。わんこの思考だからしょうがないのかな。
犬の姿のランスが、ティムから自分への好意を聞かされるシーンににやけました。こういうシチュエーション、ファンタジーならではですね。
全体的にほのぼのとした雰囲気の中、ストーリーはぐいぐい読ませます。楽しめる作品でした。