三人が恋愛関係に陥った状態を三角関係といいます

だから言ってんじゃん！

タイトル買いです
ごもっともすぎて笑っちゃったんだもん

「三人が恋愛関係に陥った状態を三角関係といいます」

あたしは いままさに何かを諭されてるんだなと w
何かを勘違いしそうになってるから必死に言い聞かせてくれてるんだなと


三人の関係は簡単

小鳥遊弟の彼氏が小鳥遊兄の同級生　ありがちですｯ！
兄弟に愛されちゃう幼馴染とかあの類い　でも そんなに単純じゃなかったｯ！


小鳥遊弟(蒼)は兄(杏)が大好き
なんなら身体の弱かった自分が兄から奪ったものを返したい と思うほど

小鳥遊弟の彼氏･佐倉は中学時代小鳥遊兄(タカちゃん)が好きだった
でも今は小鳥遊弟が大事で大好き

兄はと言うと 今は大事な弟の彼氏(佐倉)を中学時代好きだった
が弟の大事はわきまえている


単純な三角関係にも見えなくもないんだけど ほんとうに三角関係なのか ってところをみせたいんだと思うんです

だって ここの真ん中は紛れもなく弟で　弟が　おとうと

もうね イカれてます 弟
いや 彼氏も相当イカれてるけど

なのに浅いｯ！

欲しがったものを手に入れた瞬間から壊れていく関係を ほんとならもっと陰鬱な深い闇に落とせるはずなのにアッサリ終わらせっちゃった

ほんと やじろべえの仕組みはいいんですよ

引き金を引いたのは浮気癖のある母親を見て育った佐倉と弟に遠慮しがちな兄
なんだけどどの設定も中途半端で せっかくの小鳥遊弟が佐倉を彼氏に選んだ理由や その不安がどこからくるもの ってところを語られてもスムースに繋がらないし　なんなら展開が急すぎて脳みそ追っつかない


手に入らないものを簡単に諦め 欲しいを言えなくなっていたふたりのバランスを崩し巻き込むほどの執着がそこまで全然見えないってのがダメなのかな？
兄の視線の先にいた佐倉を弟が欲しがる この理由がもっと鮮明だったらよかったのか？
はたまた 小鳥遊弟を不安にさせる理由を佐倉が勝手に自分のせいで片づけてるのが気に入らないのか

いかんせん三人に恋愛感情があるのかないのかがだんだん曖昧になってくるのが いいはいいんだけど なんともスッキリしない


兄と佐倉は互いを諦めた なのに弟の信用を得るために捨てた想いをつなぎあわせ弟へ繋がる もはや誰が誰を想っているのやら


んんんんん 表題作の他にもう１つ入ってたけど 正直表題作にモやりすぎて読む気になれず
表題作一本で読みたかったかな ってずっと思ってる