電子限定描き下ろし付き
精液採取から始まる恋♡
不器用×不器用の可愛いお話です♡
受けちゃん(ツカサくん)が淫魔という設定ですが、現代が舞台のせいか、ファンタジー感はそこまで強くなく普通の感覚で読めます。
所々あるギャグがクスッとくる感じで楽しいです♪
絵柄は昭和テイストで、独特な感じです。
私は癖があって特徴的な絵柄の方の作品が好きなため終始眼福でした。
あとエロ度がエロエロの括りになってますが、実際の描写はそこまでではないかもしれません。
ですが、そこまでエロくないはずなのにグッとくる色気があります。
お気に入りは攻め様(ユタカさん)が風俗店での接客方法をツカサくんに伝授するお話…可愛いです…♡
あとは、ユタカさんの「俺多分できるよ君相手なら」というセリフ…百点満点です。
こんなの、絶対ツカサくんキュンキュンしてしまうよ…!
このお話の軸には、ユタカさんが自分の気持ちに無自覚なせいで、終始ツカサくんが振り回されているというのがあると思います。
プロデュース業に熱心になあまり、1人突っ走った行動?言動?をしちゃうんですね…。
人によってはイライラしてしまう方もいるかもしれませんが、私は「もう!ユタカさん絶対ツカサくんのこと好きじゃん〜〜!」とモダモダしながら楽しめました!
本人に悪気はないんですよね。
この無自覚のせいで、ツカサくんがユタカさん以外の方とエッチなことをする羽目になっちゃいますが、内容はそこまで詳しく描かれていないためダメージは少ないです。
そのうちの1人はユタカさんと一緒に働いている方で、むしろ2人の恋を応援してくれる良き存在ですし、いずれにせよユタカさん以外からの挿入はないのでちょっと安心です!
余談ですが、私短髪男子受けが苦手で(マニアックですみません…)、そんなことどうでもよくなるくらいツカサくんが可愛かったです!
苦手を苦手じゃなくしてくれた思い入れのある作品でした♡
また、やっぱりレビュー数・評価と自分の好みかどうかは別のお話なんだな…と感じました!
BLって難しい〜!!
以上、参考になりましたら幸いです(*˘︶˘*)
非凡な感性の好奇心旺盛な仕事人間、ユタカと
人間の姿で暮らす強面見習いサキュバスのツカサ。
ツカサがサキュバスとして成熟するのに必要な精液を
集めるためにユタカとナンバーワン風俗嬢(!!)を
目指すお話。
ストーリーのテンポや間とかセリフがいろいろ
とても良くてツボりまして、ユタカとツカサのやりとりに
声を出して笑いました!
ただ、実はわたしもはじめツカサのビジュアルがあまり
ハマらず、んんんー…
悪魔姿(ツノ、しっぽ、翼)の描写が結構シンプルなので
物足りなさも感じてしまっていたんですが…、が!!
読み進めるうちにツカサのサキュバスらしからぬ
ピュアピュアなところとか、ユタカに恋して一喜一憂する初々しいところにすっかり誑かされました♡
もうめっちゃいい子!!
ハマってなかったのがウソのように可愛くて、
笑顔も泣き顔も魅力的!
最後はサキュバスとして成熟したツカサがユタカと恋人として
悪魔の本契約をしてハピエン♡
虫歯先生がインタビューで「読むときっと謎の元気が出ます」
とおっしゃっていて、まさにその通り!
謎の元気(笑)が出て、読後感最高でした!
目を突き刺すようなピンクの表紙に『精液採取』、出てくるワードはサキュバス・風俗嬢・ジェットコースターBL…と、いかにもアホエロワードが目に入ってくる作品であるかもしれませんが、そこは流石の虫歯先生、そんな単純な作品として終わらせるはずもありません。
タイトルに込められた思い、きちんとテーマである「変化」と言う物を考えられて、目一杯楽しく表現されている所が本当に素晴らしい!!笑えるところでは思いっきり笑えるし、萌えるところは悶えるぐらいに萌えられます。
攻…ユタカ
常に面白いこと追い求めており、鬼のようなプロデュース力を発揮しては様々なビジネスで成功する傍ら出張デリへ…ホストなども行ってい最高の顔面を持つ攻。人の才能を自分の手柄にしたいと言う欲望と超マクロな物の考え方をする甘めサイコパス。
受…ツカサ
一見顔が超絶怖い、人間の姿をしたサキュバス。一人前になるために精液採取の修行中。商業BLらしからぬ強面に黒髪短髪の受け…なのに読んでるうちにとてつもなく可愛くて愛おしくてもう堪らなくなって来る魅力があるまさに魔性の受。
敏腕プロデューサーの傍出張ホストを行なっているユタカが、客として出会った強烈強面のツカサにただならぬ才能を感じ取り、アイドルを目指そうと持ちかけたり、いやはや、やっぱり風俗嬢を目指そうと持ちかけたりと、始終攻めのテンションが高くドタバタ感も楽しめます。
まず読み進むうちに変わるツカサくんに対する印象で、最初の「変化」を体験することでしょう!
雷が落ちるほどの強面だったツカサがあこうも可愛くなるのか!
作者様曰くツカサは「絶対にお前を抱きたい」と言う強い気持ちで描かれたとのことですが、まさにその通り。読み進めるうちに、この子を絶対に抱きたいと思わない人はいないのではないか!?とさえ思えてくる健気で可愛い受けなのです。
そして物語のオチで見るユタカさんの変化…。
凄い才能に会うと鼻血が出てしまう体質の目利きのユタカさんですが、興味のある事を全て仕事に結びつけてしまうので実は自分の気持ちには気付けない鈍いところもあります。仕事は仕事ときっちり線引きをするタイプで、仕事のためなら容赦はしない。笑顔のまま人を傷つける事も出来てしまう冷酷な部分も見え、個人的にこう言うタイプの人間は一番恐怖に感じるのですが、そんなユタカの人生が変わる瞬間を圧巻の最終4ページで見届けてください。
・・・人の常識が変わるところを見るのって面白いですね!!(引用)
私個人としては、第2話にてツカサをスカウトしているユタカのセリフ
「派手な手のひら返し見てみたいじゃん! だって誰かの当たり前が変わるんだ 君のおかげと俺のせいで。そんなの面白すぎるだろ 人生楽しくなっちゃうぜ!」
があってからの最終話でのツカサのセリフ
「少しだけ自分に自信が持てるようになりました。ユタカさんと会ってからずっと楽しい。ユタカさんのおかげだし ユタカさんに惹かれちゃった俺のせいです」
…この回収ぶりにどっぷりとやられてしまいました。
嬉しさのあまり大空に掛かる虹と咲き乱れる花々など、今回も先生特有の漫画と言う手法をふんだんに使った比喩的表現もきちんと取り入れられています。…本当に毎回演出がお上手!!!!
また、セリフのない小さなコマ内でのやり取りやモブキャラの性格など、細かいところに至るまで魅力たっぷりです。
虫歯先生ならではの、最後のあとがきもまた味わい深いです。
一見コメディ全開の作品に見えつつも、実はこれだけ考えてお話を作られているんだなと感心させられっぱなしです。
BLに萌えや癒しといった、一時の天国を感じている方はきっと共感できるはず。
私の拙い文では到底良さを全て表せない、虫歯先生の渾身のこの世(地獄)の中の天国(BL)を思い切り堪能できる作品です。
是非、先生の他の作品も知った上で、読んでみてほしいです。
きっと違う発見があり、あなたの常識も変わるかもしれませんよ!
ツイッターで試し読みが回ってきた時に気になり、放置していたのですが、数ヶ月経ってからやっぱり忘れられず購入しました。読んで見ると、私の好みにドドドドストライクでした!!!
私は元々淫魔モノが大好きなのですが、それを抜きにしても最高のストーリーです!ラブもコメも充実していて、声を出して笑ってしまうようなシーンもあれば、ぎゅっと胸が締め付けられるような切ないシーンもあり……。ハイセンスで遊び心溢れる表紙から、最後まで期待を裏切らないでくれました!
・男サキュバス
・攻←受の矢印
・軽快なコメディ
特にこれらが好きな方に、強くおすすめしたい作品です。
読んですぐ人にお勧めしました。
表紙はどぎついピンクでわちゃわちゃしていて何のこっちゃって感じ。
あらすじを読んでも「出張ホスト」「長身の超強面」「サキュバス」「ナンバーワン風俗嬢」???と話の想像がつかない。
ですが読み終わった瞬間、表示に違わない「特選の品」と確信しました。
淫魔もの自体が特別好きなわけでもないので、
最初は、大丈夫?この子受なの?そういうつもりじゃなかったんだけど私この本読めるかなー?と不安に思うんですよ。
でも大丈夫でした。読んでいるうちにめろめろになります。それどころか途中で止められなくなりました。気を付けてください。ツカサくんにもユタカさんにも変な中毒性があります。
攻のユタカさんは趣味と仕事が一体化している自由人です。
顔が良くて、結構な人たらし属性で、自分にもそこそこ自信がある。
多方面に興味があって、結果もそれなりに出している。
だけど自分に無い才能への憧れと嫉妬が心の奥ではくすぶっている。
それも含めてエネルギーに変えて生きていて、行動や発想が斜め上。
Aというボタンを押したらCという反応が出ちゃうタイプ。
普通の人と違うものを見ている人なんですね。
実際ユタカさんのプロデュースの才能は素晴らしいと思います。
時間も手間も惜しまず自分が面白いと思える仕事を深く愛している。
だから淫魔を風俗嬢にしちゃうという発想も出てくるし、天野タカユキという別人設定でツカサの手ほどきをするところはそこまでやるかと爆笑しました。
女の子の告白を断る時ですら自分のポリシーを持ち、常に楽しい仕事を優先する姿には説得力があります。だから今まで結果を出せてきたんだなと。
だけど彼が仕事仕事と言えば言うほど、切ないんですよ。
包み込んで、「大丈夫」、「よくできたよ」ってもう愛の告白みたいなテンションでツカサくんに仕事仕事って言うのがアンバランスすぎて。普通の感覚じゃないです。
ポジティブに常軌を逸している攻キャラです。
一方受のツカサは短髪長身強面淫魔と受としてはイレギュラー枠かと思われますが、これが本当可愛すぎ。健気すぎ。ピュアすぎ。こんな可愛い受を見たことがない。
かなりの天然で「攻の誕生日を知らなかったばかりに年齢がずれて片思い相手を誤解される」などなど小業がいちいち面白いです。ギャグセンスも洗練されています。
そんなとっても魅力的な二人の話なのですが、
終始テンション高く楽しいのに、ものすごく切ないんですよ。
コミュニケーションがずっとドッジボールなんです。
「言えないけど好きだー!少しでも近くにいたいー!」
「君は才能があるー!No1風俗嬢を目指すぞー!」っていう。
もうずっとWボケのようなハイテンションなすれ違い。
読み手は楽しい、切ない、ウケる、辛いと感情が追い付きません。
まさにスーパージェットコースターラブコメディ。
小ネタの書き込み(大きいシャボン玉つくれますとか…)も面白いです。探してみてください。
なのに、ラスト4Pはそれまでのごちゃごちゃ感一切なしの見せゴマ告白大会。感無量です。
ギャグ・コメディ好きな方にはまずおすすめ。
少しでも早く読んでいただきたい絶品です。
いろんな情報がありますが、この温度感は実際に体験しないとわからないかと。
出会えて良かった作品です。