お手、おすわり、キス

ote osuwari kiss

お手、おすわり、キス
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×24
  • 萌9
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
65
評価数
19
平均
3.5 / 5
神率
21.1%
著者
谷カオル 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796412216

あらすじ

過労で疲れきった研究職の航希は、ある日、自宅マンションの下で行き倒れている『犬』を保護する。翌朝、航希が目を覚ますとそこには見覚えのない男が!まさか強盗か!?とおののく航希だったが男は一瞬のうちに昨夜の『犬』に変化し、「俺、航希が助けてくれた犬だよ!ほんとありがとー、優しいね」と喋りだした…!そして気づけば同居(保護?)することになっていて――!?
人型になれるイケワン×繊細理系サラリーマンの同居ラブv

表題作お手、おすわり、キス

犬(名前は無い、時々人間化する)
市ノ瀬 航希(会社員)

レビュー投稿数7

犬がとんでもなくかわいい。

とにかく犬がかわいい。

表紙買いですが、ストーリーの整合性はさておいて漫画の見せ方や描き方がとても上手い作家さんです。
キャラの動かし方の引き出しが多いのでしょうか。
読んでいて不安がないですし、すべての動きが可愛い。
漫画を書き慣れている印象です。

エロ度は低いですが、とんでもなく癒されました。
むしろなくていいと思う作品は久しぶりです。
イケワンと自分で言っちゃう犬可愛い。
これからの彼らの生活、また犬の名前とかも知りたかった。
続編があればとても嬉しいです。

1

新感覚なお伽噺、でも愛がある。

面白い。
派手な展開はありません。だけど、面白かったです。

人外×ノーマル理系男子なんですけど、すごく不思議な世界観です。
登場する犬は、人型に変化出来るんです。
傷ついて、死にそうなくらい消耗した犬。その犬を見捨てられなくて拾った航希です。

抱えても大型犬なのに軽い犬。航希が慌ててレンジでマカロニを調理して犬に食べさせてあげるのが優しくて。

このお話の凄いところは、優しさだけの絆され話じゃないところ。犬が、前の飼い主から煙草の火を押し付けられたり、刃物で切り傷を付けられていたり。
そんな犬の過去が、語られること無く航希が犬に触れて知っていく場面が、胸がぎゅっと締め付けられるように迫ります。
犬が、人型になる経緯はわかりません。
ただ、犬自身はその変化する身体をもて余したり、恨みつつも何時しか活用するようになったんでしょうね。生きるために。

実際、犬がしてきた住み着いた家でしてきたエグいこと。だけど、ちゃんと愛されてなかったからなんだろうなぁ。
可愛がらせるから、お代貰うの当然でしょ、みたいな。

犬の主張と、尊厳とか語る場面は、犬が生きた歴史のようです。
航希が理系バリバリで、好意と自分が犬を大切にしたい気持ちを語るところ、好きだなぁと思いました。

決して重くない。犬の気持ちの変わっていくところはジワジワきます!
もちろん、表紙帯で宣言されたように犬が攻めなんですね~!
イケワンな犬がね、交尾したいって航希に甘えて行くのは犬のスキルの高さ。あざといわ。でも本気。
航希の同僚に、何かを感じ取った犬が匂いつけと、航希に無臭生活(他の男の匂いも含む…)をお願いするのは可愛いのですよ~❤️

現実の世界に潜む犬の話は、お伽話とも言えるけど何ともリアル。
犬が、航希と考えて決めた名前を宝物みたいに大切に生きていくのかなぁと思いました。

不思議で、優しい世界観。
読めて良かったなぁと感じました。
お薦めです。

0

斬新なワンコ攻め

人間の姿になれるワンコ×デリケートなんだか鈍感なんだかわからないサラリーマンの
すったもんだ同棲話です。
ワンコ攻めと言っても全力で愛を伝えたり、
寡黙ながらも忠誠心の塊だったりするじゃないですか。
ところが今回はひねくれてるというかスレてるというか
なんとも新しいタイプのワンコ攻めでした。
航希が幼いころ飼えなかった捨て犬の思い出があり
罪悪感をずっと拭えなかったことと
ワンコに対する航希の態度に辛辣なまでの意見をズバズバと…。
そんな言い方ないじゃんと私は最初思ったのですが
航希が真摯に受け止めて向き合ってくれているところにジーンときました。
本性を見せてからのワンコが逆に面白くなって、
更に今まで嫌な経験をしてきた中で航希は全く違うと気づき
声も出さず涙を落とすシーンも素敵でした。
性格悪いというのではなくて、良くも悪くも正直なのかな。
においに敏感で独占欲全開になったワンコが愛おしかったです。
結局どんな名前をつけてもらったのか、
ワンコの匂い付けがしっかり完遂されるのか気になる!

1

シュールで現実的

ワンコな獣人と人間のほのぼのBLかと思いきや...
ほのぼの感はあるのですが、どこかシュールで現実的。ファンタジーだけれど、ふわっとしすぎないところが読み応えがありました。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

人間の航希は、ある日死にかけのワンコを拾い、家に連れて帰ります。弱りきっているワンコを介抱し、眠りについた翌日。彼の目の前に現れたのは耳とシッポが生えた人間でした。

犬は人間になれる力を持っていて、その変化は制御可能なよう。ワンコ攻めかと思いきや、普通のワンコ攻めとはちょっと違う雰囲気を持っています。なんだか強引。

航希と一緒に生活をする犬は生活能力が備わっていて、結構なんでもできます。そんな犬と一緒にクレープを食べに行ったりとなにかと生活を楽しんでいる航希。

ふとしたきっかけから、犬の怪我痕を発見します。それから犬の態度が一変。ワンコな感じはどこへやら、ドライな一面を覗かせます。
それに対する航希もなかなかの変わり者で理詰で返していきます。
2人とも今までそんな片鱗を見せていなかったので、なんかお互いちょっと変だぞ...?よくあるパターンじゃなくておもしろいな...と思いました。

ペット不可なマンションに住んでいる航希が犬がいることがばれそうになり、最後は2人で一緒に別の場所へ引っ越していきます。どこか変わっている2人はぴったりと合っていてお似合いだと思います。

個人的萌えポイントは、犬が自分のものにはすみずみまで匂いをつけたいと、航希へ迫っていくところでした。ここは犬感を感じてちょっとほっとした部分です。

0

人間くさすぎる犬

谷さんらしく人外。今回は犬です。

拾った犬が人化できるやつで、やたらかいがいしく家事をしたり、時々襲ってきたりと、典型的なワンコものかと思っていたら裏切られました。

起用で、パソコンでお買い物もできるなかなか使える居候ですが、カードの暗証番号を聞き出してにやりとしたあたりで、ん?なんか変だぞと。

この犬、人間なら詐欺師で、都合のいい飼い主を見つけては、信用させたあげく金品を持ち逃げしてきたという経歴がありました。今回の、人のいい飼い主、こーきも、今までと同じように”ネコ”をかぶっていたところ、人間くさい本性がばれ、奇妙な同居生活を送ることに。

そのうちに心の交流が生まれて、というお話でした。
最後まで名前は明らかにならないけれど、一緒に考えている姿が微笑ましかったです。

0

本当は可愛くない犬

人型になれる犬×犬を拾った人間です。
この犬は名前がないので犬と呼ばせていただきますが、愛嬌はあるし家事も何でもできるし(犬の姿のままでも普通に料理してます)、悪いとこ1つもないじゃん!と中盤まで思わせておいて、実は…な展開。

本性はかなりの腹黒&毒舌。「可愛い演技をして人間の目を欺き、隙を見て金品を盗み取る」ことによって生きてきたのです。

犬は毎日人間と同じ食べ物を食べていたのですが、それは良くないと考え、ドッグフードを買って帰った航希。さらに、犬の体に虐待の痕が残っていることに気が付き、もう痛くないから平気と言う犬に、傷つけられた過去のことを平気なふりしないでほしい、と言うのですが…。別にドッグフードを食べたいとも、過去のことを今さら蒸し返されることも、犬は望んでいませんでした。これらのことが犬のカンに触ってしまい、「上から目線で自己満足を押し付けるな」と言われてしまいます。

私は動物を飼った経験はほとんどありませんが、ドキッとさせられるシーンでした。それに人間相手であっても、良かれと思ってやったことが本当に相手にとって良いことなのか、それは本人にしかわからない。表紙から受けた印象よりも、かなり考えさせられるタイプの作品でした。

その日以来、航希の前で良い子ぶるのをやめた犬。航希は犬の豹変ぶりに驚きつつも、犬と一緒に暮らすことはやめません。むしろ、今後のことを考えて、ペット可の物件に引っ越すと言い始めます。
ありのままの自分を受け入れてくれる航希に、犬の心は溶かされていき…自分なんかにつけ込まれてしまう、どこか抜けている航希を、これからは自分が守ると決意します。

エロは挿入はなし。正直、話がもう少し続いてしっかり恋人同士になるところまで見たかったですが、犬の心の変化の描写は良かったです。

0

意外にビターなおとぎ話。「犬」とは何者か。

時々人間に変身するという犬を拾った航希。
幼ない頃、拾った仔犬を元の場所に捨てて来なさいと母に叱られ、泣きながら捨てて来た思い出がある航希は、犬を無下に出来ない。何となく住まわせて、面倒を見てやることに。
ところが人になった時の「犬」は、性欲を持て余して、交尾したいと航希に迫る。
エロきゅん、人魚姫パターンか? と期待したのですが…。
何とビックリ⁈ な展開に‼︎ 航希が理系だからクドクド喋って面倒くさいなどと「犬」は言うのですが、航希で無くても、ちょっとどう対処したらいいのか分からない。犬型になるんだから、食事は健康を考えたドッグフードの方がもしかしたらいいんじゃないか?という航希に犬は反論する。「それは航希の自己満じゃないか‼︎」と。そうなのか⁈ 航希は勿論ショックを受ける。
共に生活して(この場合は居候の面倒を一方的にみているのだが。)相手を思いやることが、自己満なのか? 「犬」のあまりにも心無い言葉にショックを受けました。
読み進めていくうちにその違和感はジワジワと募っていく。「犬」は一体何者なのか。
「犬」が何処から来て、何の為に人型になるのかは、最後まで読んでも実は分かりません。
ただ、「犬」は時々こうして、可愛い(絵面的には可愛いとは言い難い、)「犬」のふりをして、人に近付き、金目のものを奪い、暮らして来たらしい。うーん。何の暗喩なんだろう…。
そんな荒んだ心の「犬」を疑いも無く受け入れる航希に「犬」はいつしかほだされ、出て行くことをひっそりと止める。
人間と同じ食事を続けていたから体調が悪くなったのか、と航希が心配するシーンがあるのだが、それも不可解で、いつのまにか治ってもいる。アレは何だったのか。
「犬」は一体これからどうなるのか。
絵のホワッとした甘さに騙されました。これは中々ビターなおとぎ話です。

1

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