気を付けないと、俺に抱かれたって顔してますよ――先輩

コミック

  • 遠くて近き、俺と部下。

遠くて近き、俺と部下。

tookute chikaki ore to buka

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表題作遠くて近き、俺と部下。

近野 理人(高遠を慕い恋心を抱く後輩・26)
高遠 修(リーマン・初めての後輩である近野を可愛がっている・31)

その他の収録作品

  • 近くて甘き、俺と部下。
  • あとがき
  • カバー下:人物設定

あらすじ

31歳のリーマン・高遠修が目覚めると、
ベッドの隣には裸で眠る部下の近野が。
現実を受け入れられない高遠は
「忘れろ!もしくは俺がお前を抱いた
ってことにするなら覚えても許してやる!」と言い放ち――!?

下剋上&年下攻の萌えを全部のせ☆
鈴木はこデビューコミックス!!

描きおろし後日談「近くて甘き、俺の部下。」収録♪

作品情報

作品名
遠くて近き、俺と部下。
著者
鈴木はこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
ISBN
9784040656144
3.3

(37)

(3)

萌々

(16)

(12)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
5
得点
119
評価数
37
平均
3.3 / 5
神率
8.1%

レビュー投稿数5

遠くて 近い 2人が好き

連載中から大好きで、待ちに待ったコミックス発売!!やっぱり泣いちゃって、凄く素敵だなって思いました^^

話の流れ的には、片思いをしていた会社の先輩を酒の勢いもあって抱いてちゃって、ぎこちなくなりながらも距離感を縮めていき、最後はハピエン!!何かとんでもない事が起きたり、波乱の展開はありません(高遠さんにとっては近野くんに抱かれたのは衝撃だったでしょうが笑)。私が何が好きかと言うと、言葉だけじゃなくて、表情とか 間が すごく素敵なんです。なんだろう、空気感…じっくりゆっくりと暴いて暴かれて…物語の中での時間自体はさほど経ってる感じはしませんが丁寧に優しく描かれています。共感できる部分が多くて、それは近野くん(攻)にも高遠さん(受)にも言えます。好きだった先輩を抱けたことは、良かったことでもあり、悪かったとも思えた近野くん。高遠さんの反応に、冷静に対応してるように見えて、内心は思いたくないけど後悔の念も感じている。好きだから、近づきたいけど、好きだから、怖い。"近づきたい"と思うのは、そこに2人の距離があるからで、そのもどかしさや切なさが伝わってきて、泣きました。きっかけは"抱かれる"というアクシデントで、それまで恋愛感情なんて多分なくて、近野くんのことを好きは好きでも"後輩"としての仲間意識や人の良さを心地よく感じての"好き"だった高遠さん。戸惑いやある種の"好き…?"的な暗示もあったかもしれませんが、人を好きになるって何がきっかけかも分からないし、割り切りや線引きなんて出来ないから、その恥ずかしさやむず痒さを感じて高遠さんと一緒にドキドキしました(#^.^#)"高くて遠い 高遠さん"と近野くんから言われて"遠いって言うな!"と怒る高遠さん。"遠い"と思われたくないのは、自分は近野くんとは近い距離にいると思っていたからかなと思いました。

描き下ろしの2人が可愛くて、先輩としてリードしようと頑張る高遠さんと、そんな高遠さんを可愛く思いつつタチを奪われる危機感を募らせる近野くんも面白かったです!

ハラハラドキドキよりは、ゆっくりじっくりな雰囲気ですので、好みはあるかなと思いますが、私は凄くこの作品が好きです^^

8

♯高くて遠い♪

高くて遠い高遠さんと、後輩近野くんのお話です。
タイトルの遠くて近きとは、二人の名前からきてるのと、お互いの微妙な距離感のことなんでしょうね。

デビュー作なのでしょうか?
とても絵がきれいだし、ストーリーにも無理がなくてすんなり読めました!

当て馬やライバルがいるわけでもなく、大きな障害があるわけでもありません。
しかし、表情や心情の切なさで物語に変化をつけ、スルスル読ませてくれます。

お互いのことを好きになる過程に無理がなく、ハッピーエンド好きな方には是非オススメしたい作品です!

2

周りにニコイチ扱いされるのが・・・好き♡

出だしはお馴染みの「目が覚めたらホテルのベッドだった」ですが
ここでの名台詞「忘れろ!」の後に~
「百歩譲って俺がお前を抱いたって事にするなら覚えてても許してやる!」って。。。
え!?何この先輩。可愛すぎかよ!ってなりましたね。開始数ページで♪

3年前から片想い中の後輩と、あの日を境に意識してしまう先輩。
もぉもどかしく可愛い!エレベーターで手が触れるのも電車で寝ちゃってもたれ掛かるのも、ちょいちょいキュンキュンを挟んできてました!

描き下ろしラストの”なむなむ”する近野は最高の可愛さでした(悶)

2

キッカケはハプニングかもしれないけれど。丁寧に綴られる日常ストーリー。

酔った勢いで、一線を超えてしまった同じ職場の先輩と部下。
奇しくも、高遠と近野、という。「遠くて近い」二人。
物語は、事の次第に焦りまくる高遠視点と、そんな高遠を切なく想う近野視点を交互に展開していきます。
デスクも隣同士。仕事も一緒。3年前に初めて出来た新卒の後輩。
その当時の、後輩に慕われて嬉しく思う高遠の気持ち。
別の部署の同期が会社を辞めたり、仕事をつまらなく思っている中で、
高遠先輩と一緒に仕事が出来る事が楽しいと思って来た近野。
お仕事BLと言える程には、その仕事内容に触れては来ないですが、(ハッキリ言って、何をしている会社だとかは分かりません。二人は常に内勤らしい。)
コツコツと仕事を重ねる日常の中で、二人の気持ちが上がったり、下がったり。
徐々に近付いていく様子を丁寧に丁寧に描いていて。
これは、好きになっちゃうよね、というのが無理無く展開して行きます。
あまりにもほのぼのと進んでいて、作者の言葉を借りると「ドラマティックさは無い…。」んですが、後輩がガツガツと先輩を抱いてしまう!という、下克上設定は、そんな中で唯一のドラマ。
当て馬も登場しませんし、終始穏やか。そんな日常が二人にはぴったりな気もします。

本作がデビューらしくて、絵も表紙と中身が違ったり、横顔がおぼつかない感じだったりしますが、
内容にピッタリな気がします。
近野が、ちょっと白人ぽいタレ目なとことか、鼻梁が高いとことか、割と好き。

0

好きな設定ではありますが

リーマンで部下×上司ときたら好きな設定個人的BEST3には必ず入るんですが
なんだろう…部下の近野の言動にしっくりこなかったんですよね…。
酔った上で抱いたことを高遠さんのために無かった事にしてあげようとするのは
健気なのかもしれませんが
高遠さんが戸惑いながらも向き合おうとしてるのに
「ついからかいたくなっちゃって」とか誠実さが伝わって来ませんでした。
高遠さんがそのせいで「やっぱり俺の事好きなわけないよな」と思うのも
あの夜を忘れろって言っておいてどっちなんだっていう。
混乱してるにしても、そもそもノンケならもっと抵抗しないかなぁ。
あとは完全に好みの問題ですけど手と体のラインがあまり……。すみません。
描き下ろしで高遠さんにはタチを絶対譲らないって近野は思っていましたが
それこそ自分ばっかりじゃないですか。
高遠さんがタチで愛を表現したがったら受け入れてこそ愛なのでは…。
申し訳ございませんが中立です。

0

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