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もう一度はじめから読みたくなる

愛が揺るぎないー!とにやにやするところからはじまって、(二人とも見た目が若いままだから普段はあまり感じないけど)年相応に重ねた人生の厚みや悩みを表現したり、そしてラスト……この一冊に色々な感情が湧きます。
人を深く愛すること、同性を愛する人生について、読み手は考えると思います。
作者のコメントからも、悩み抜いて描きたいように描ききってくださったのだろうと思います。
物語の中の人生の終幕を見て、涙できるほどのキャラクターがどれだけいるかな。この二人を大好きになれて良かったです。
必ずまた一巻から二人を追いかけたいと思えるラストでした。

夢中で読んでしまう秀逸なストーリー!

電子書籍サイトで完結特集が組まれていたので、無料の一巻を読んだらかなり面白くて、ALIVE含めてまとめ買いしました!
タイトルは知っていて、短い番外編を1話だけ雑誌で読んだことがあったのですが、あまり絵柄が好みではなく、かなりの人気作と存じていましたがこれまで手を出さないでいました。

でも、まとめ買いして大正解!!
各話ストーリーが練られていて、キャラクターの人生や関係の変化に夢中になっていき、2日かけて読みました。なんせ長いので、読んでも読んでも次がある幸せ(笑)そして、終わらないで…!と思いながらページを捲る手は止められません(良作あるあるですよね)。

俳優二人が主人公なので、お芝居に絡めたストーリーも多いのですが、その時々で芝居に必要なことを探しながら個人としての生き方のヒントにも辿り着くような展開が、読んでいて胸にストンとはまる気持ち良さがあります。
私は付き合い始めた二人のその後を読むのが大好きなのですが、こちらの作品はその部分が大半です。色々な問題を糧にして愛を深めていくストーリー。
芸能界BLとしてはくくれない、同性を愛するという人生が描かれているところがとても魅力的です。
実際はこうはいかないだろうなと頭によぎる部分もありますが、そう考えさせること含めて、作者が伝えたいメッセージがある気がします。
悩んで、行動して、傷付いて、でも愛を曲げない二人にどんどん魅了されていきます。
人を想うこと、ままならない人生に希望を見いだす瞬間、セリフやモノローグ、キャラの表情に何度も涙しました。

もしも迷われている方がいたら是非読んでほしいです!!

短編集だけど好き

2015年~2017年に雑誌掲載された短編集。
短編ならではの、「ここで終わりか~この先どうなるのかな」をポジティブに思えるお話ばかりで、まとめ方が上手いと思いました。
こんな設定よく思い付いたな~というものもあり、新鮮です。どの作品にもどきっとする表情が描かれていてそれぞれ楽しめました。
何故か表題作が冒頭に載っていないとワクワクする者なのですが、期待のままに「つらなるステラ」が特に良かったです。
絵の丁寧さ、きれいさは言わずもがなですが、キャラクターが好き!主人公にきゅんとしました。

不穏BL ハートフルソース掛け

萌えとは別路線で評判の作品とのことで、メリバと知った上で、でも気になったので購入してみました。
試し読みで主人公(福太)の好きになる人(葵)が幼そうに描かれているのが少しひっかかりましたが……。主人公目線でそう見えるっていう設定なのかな。そんな台詞もあったか……でも主人公が小さい頃の葵はショタ味薄いからそのままの感じの方が読みやすかったなぁと思いました。
ハートフル不穏BLとあったけど、不穏が勝っていてハートフルは添え物?ていうか不穏をちょっとカバーするためのソース?
読後には心温まるような印象はあまりありません(苦笑)
伏線拾って下巻がどうなるか想像しながら読みました。
冒頭からの謎(そんなに大事な人をどうして忘れているのか)や、福太が歪んでいく感じと、胸糞展開になりそうな予感でもやもやする上巻でした。

あんまり「萌」で評価する感じでは無いんだけど、中立、しゅみじゃない、ではないという意味の萌評価です。
電子版もカバー下収録有り

みんな違ってみんな良い→実際違うじゃねえか

ノンセクシャルとはなんぞや??のまま読み進めましたが、あまり言葉では言及されてないけれど、表現で伝えてくれてるなぁと思います。
2周読むともう一歩踏み込んで読める感じ(私の読解力の無さかな)。
受けのいっきくんは初恋で、彼が好きなんだけど彼からの性的な愛情に応えられないことに悩んでいて、いっきくん目線の攻めの唐木田くんから迫られるシーンはめちゃ怖い……。
好きな人が怪物になるってやだよな。
いっきくんが「今じゃなくてもいいのに」って思いながらも別れを切り出してしまう感じ分かるなぁ~
「恋愛」が自分の手には余ると思ってしまって手放したけれど、「恋で人は死ねる」と思うくらい落ち込んでしまう。
人と違うことに悩んで自分を否定したり自棄っぱちになったり……ここすごく辛い……(タイトルのとこ)。
唐木田くんがめげずに好き好き!してくれる人だったから修復出来たけど。唐木田くん「俺のこと好きになった子に応えるだけ」みたいなこと言ってたけど俄然ハマってるじゃないのよ!笑 ハマれる相手に巡りあえて良かったね。

お互いを思い遣って受け入れあって、いっきくんも段々と甘えたりくっつくことに慣れていってるんだなーという終わり方でした。
いつかラブラブえっちする日は来るのでしょうか。我慢しあってこなしていくなら辛いなーと思います。
でもそういう部分で気持ちがぴったり同じなんて無いし、それがリアルなのかもな。

短編や4コマの日常の感じとても好きでした。本編以外のちょこっとしたのが沢山入っていて嬉しい。
萌えという表現はちょっと違うかもしれませんが、とても好きという意味で萌×2にしました。
絵柄、表現、台詞もとても好きなので今後他の作品も描かれるなら追っていきたい!

石ころが明星へ手を伸ばす

数日前に一巻を拝読し、一気に二巻三巻と読みました。
まだ続くみたいで凄く凄く嬉しい!楽しみ!

今回は主に二人がそれぞれ自分の内面と深く向き合い葛藤する部分が描かれていていますが、一人でいても何かとお互いのことを想ってる描写が入り、ラブラブで嬉しいです。
二人とも周りの人に相手のことが好きって隠さない。どちらの気持ちが強い弱いとか無く、お互いにベタ惚れ(ご馳走さまです!笑)。
でもそれを知ってるのは読者だけ……清居は負けん気から、平良は崇拝から、大事なことを伝え合わない。やきもき。
でも三巻は回りくどくても結構話せてたかな。

二人の関係とか将来へ向けて心情が少しずつ変化する様子が丁寧に描かれています。相手に見合う自分であろうと努力する姿がかっこいい。それをお互いは知らないのだけれど(ちょっとは伝えてみてもいいじゃん。もぅ)。

チャリティイベントのシーンは泣いてしまった。
清居の「ずっと言いたかったこと」も……!ぐさっ
普段は凄くかっこ良くて、平良にもきもうざなくらい愛されてるのに「俺のこと好き?」とか聞いちゃうの可愛い。

そしてラストシーン!
本当に「いまさらかよ」だけど!良かったね!!

二巻三巻と両思いなのは変わらず、でもじわじわ解り合って関係も深まっていると思います。平良に革命が起きないとファン心理?信心?と恋人への愛情の乖離は埋まらない気がするけれど、どうなるのかなー。
一巻のあとがきで、両思いになったカップルのその後を書くのは苦手 のようなことを書かれていたのですが、まだまだ読み続けたいです。

愛は人を救う

かなり久々にBL小説を読みたいと思い、評価が高く続編も刊行されている(付き合った後が描かれていると思うとわくわくするので)こちらを電子版で拝読しました。

粗筋も試し読みも読んで購入したのですが、覚悟していたより主人公の平良くんの生きづらさが描かれていて、全く救いのない学校生活を思うと可哀想で……
けれど清居くんに惚れてからの描写でそんな気持ちがどんどん救われていきます。
秘密の逢瀬なんて平良と一緒にどきどきしました。
「愛は世界を救わないけれど、自分ひとりは確実に救ってくれた」
ここまでの生きづらさを思うと……良かったね……!

なんでそんな思考回路?そこでもう少し踏み込んで伝えなよー!とやきもきしながらストーリーは進み、この二人くっつけないんじゃない?どうやって告白し合うのよ……と心配している内に離別が訪れ……

しかし離別があるということは再会がある!!
楽しみに読み進めました。清居のほんのわずか見せる気のあるそぶりにニヤニヤしつつ、どこまで行っても平良は平良だなぁと呆れ笑いしつつ、拍車の掛かった崇拝とも言える恋慕の感情をじっくり味わいました。

平良が清居を崇拝するあまり、惚れる対象が存在することのみで生きる希望、勇気付けられ、見返りを求めない。
清居の心情が分かるお話(え、ゲイだったの!?と驚きました)のやきもきもよく分かる。

二人の数年を追い掛け、両思いラブラブエピソードまで入って大満足の一冊。
あ、受け攻めが思っていたのと逆でちょっと驚きました。

さらに電子版は清居の俺について来いばりの男っぷり?やらしっかり入ってる嫉妬やら平良のデュフフやらが楽しめます。

続刊求めない読むのが楽しみです。