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エキスパートレビューアー2025

女性しなちくちくさん

レビュー数78

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コミカルで楽しい♪しっかりBL展開もあり♡ネタバレ少なめで読むのをおすすめ

初読み作家様。以前から気になっていた作品で、2巻が発売されて電子で1巻無料中なので読んでみました。
終盤、ちょっと意外な展開があるので、前知識少なめで読むのがおすすめです。ネタバレ控えめでレビューします。電子163ページ。

吸血鬼と人間が共存する世界。
大学生のアズサは、吸血鬼の諭眞(ゆま)の営む吸血バーでキャストとして働いている。バーにはいろんなお客さん(吸血鬼)がやってきて…というお話。

非BLレーベルでエロなしということで、どうかな〜と思っていたのですが、こちらしっかりBL作品でした!
個性的な設定に、登場人物もみんな魅力的で、コミカルな作風で楽しくて、期待以上に楽しめました!!

序盤は特に色恋はなくて、吸血バーで働くアズサ(人間)と、マスターの諭眞(吸血鬼)、先輩キャストのミカとマドカたちが、吸血バーで働く様子がコミカルに描かれて楽しいです。

ストーリーが進むに連れ、マスターのアズサへの執着が見えてきたり、ミカとマドカもそれぞれいい雰囲気のお相手(もちろん男性)が出てきたり、徐々にBLっぽい雰囲気になっていきます。

濡れ場はありませんが、時々出てくる吸血シーンがかなりエロティックな描写で、ちょっとドキドキしちゃいます。
特にアズサは吸血されると気持ちよくなりやすくて、トロンとしたお顔が色っぽいです♡

脇役では、特にマドカが訳アリで過去に何があったのか気になります。あとマドカに恋する年下大型ワンコの律がめっちゃ可愛くて、マドカはツンデレ女王様って感じで、このCPもめちゃくちゃ気になります♡

終盤に、アズサとマスターの関係に進展があって、しかもちょっと驚く展開があるのが大変面白かったです。最後まで読んだら、また初めの方から読み返したくなります。

アズサとマスターがいい雰囲気になったけど、マスターが大変紳士的なので、まだまだこれからというところで1巻はおしまい。2巻に続きます。
BL展開控えめでちょっと残念でしたが、マスターが誠実で素敵でした♡

大変面白かったので、2巻も読もうと思います♪

修正なし(軽いキスのみ)

二人の関係が深まる同棲編

1巻が好きだったので、1巻を読み返して読んでみました。以下少々ネタバレあります。

1巻は熊沢と晃一、ほぼ二人だけのお話でしたが、2巻は熊沢の弟・中哉や、晃一の元同級生・藤(♀)などサブキャラが結構が出てきます。特に藤が結構当て馬っぽく出てくるので、苦手な方いるかも?(かく言う自分は苦手でした…)

付き合って半年、二人は同棲して順調にお付き合い中。冒頭、熊沢の誕生日にサプライズのお祝いにほっこり。

晃一の配信を手伝っている中哉が、実は熊沢の弟だと判明!二人のことがバレるけど、熊沢は家族にカミングアウトしてなかったので、中哉のことは熊沢には隠すことに。

晃一は隠し事が苦手でオープンな性格なので、パートナーが男性だと配信で言いたいけど、慎重な熊沢に反対され、二人の仲もギクシャク、気持ちがすれ違う感じ。お互い大切に想い合ってるのにちょっと切ない…。

一方、晃一の高校時代の同級生・藤(♀)が晃一に接近!晃一に気があるけど、晃一は鈍ちんなので言われるまで気づかずw
この藤が初めは猫かぶってるけど、実はヤバヤバだった〜!!ちょっと怖すぎてムリ!

しかし、この藤の暴走のおかげ(?)で、熊沢は中哉と再び打ち解けられたし、熊沢が配信でカミングアウトすることを受け入れられたので、藤はグッジョブだったかも(?)w

途中ですれ違ってた二人だっだけど、最終的にきちんと気持ちを伝え合って、二人の関係がより深まって、ほっこりなラストで良かったです。

熊沢の妹・小瑠璃(こるり)ちゃんが少し出てきたけど、美人なのにサバサバした食いしん坊キャラで好きですw また出てくるといいな〜。

2巻は晃一メインのお話でした。
私は1巻の、熊沢の限界まで抑え込まれたド執着が大好きだったので、今回は熊沢の執着は控えめで、ちょっと残念でした。でもいいお話でした。

ラストはキリよく終わりましたが、続編ありそうな終わり方でした。続きも楽しみにしております☺︎

電子 ライトセーバー修正(かなりがっつり白くて残念)

後日談の温泉旅行 ラブラブえちえちで最高♡

こちら大好きな作品の番外編。もとは紙の同人誌ですが、電子でも発売されたので読んでみました♪表紙等含め全34ページ。(短いのでネタバレはなるべく控えめにしてみます)

本編で恋人となった同期のリーマン、進藤(攻)と早坂(受)が、温泉旅館に来たお話。

早坂の提案でまずは大浴場へ。
(進藤は着いて早々にイチャコラしたかったのがバレバレw)

大浴場では早坂が同性にもてちゃって、進藤の独占欲が発動!首筋にまで怒りの血管浮き出てるww

湯上がり後は、今度は進藤が女子にもてちゃって、早坂がスーーーン!
ここで進藤の嫉妬してほしい発言に対する、早坂の返しがとってもよかったーー!プンプンしながらデレるやん!進藤大喜びで可愛い♡

そんな可愛い早坂に、進藤のアレが反応!
ここからえっちな展開に♡
立ちバックしたことない王子に、ムッツリ進藤が手ほどきだ〜ww

というわけで後半はえちえちな浴衣エッチが描かれます。進藤の攻めがねちっこくて、早坂がトロトロになっちゃうけど、途中でちょっとしたリベンジしたら、進藤を無自覚に煽っちゃったww

大好きなCPなので、二人のラブラブな後日談が読めて、とっても楽しかったです♪
また番外編か続編が読めたらいいな〜と思います!

電子 ライトセーバー(白抜き)修正(真っ白で残念!他の方のレビューによると、紙の同人誌は黒短冊なんですね、読みたい!w)

ますます深まる二人の愛と司之介の成長にキュンとする♡

好きな作家様。こちらのseason1も大好きな作品なので続編嬉しいです!前作を読み返してから読んでみました。以下少々ネタバレあります。電子223ページ。

前作ラストで二人がパートナー(家族)になった続き、二年後のお話。

冒頭から裸で司之介を誘う香さんがカラーで登場!ドエロい!!エロの化身w さすが「歩く性的コンテンツ」!ww

season1で制作され大ヒットしたドラマ『冷たい猫が鳴く』の、前日譚のドラマ制作が決まる。主役は20歳になったミイノ君(こちらも相変わらず美人〜)。

役者や監督たちと比較して、自分だけが追いついてないと焦る司之介が迷走しちゃう。
監督を見習ったり、海香と英会話を習ったり、がんばり屋さんだな。
司之介は子どもの頃からがんばりすぎちゃうんだな。でも今は香さん達家族の支えがあるから大丈夫だね。

ドラマには香さんも参加。ムチムチで色気たっぷりの香さんを見て「ヒモになりたい!」と司之介。ヒモ?ヒモって何?あ、香さんのサスペンダーのこと?!司之介相変わらずだな〜ww

それにしても『冷たい猫が鳴く』というドラマ、撮影シーンがちょこちょこ出てくるけど、めちゃくちゃ面白そう!漫画にして読ませてほしくなっちゃうw ミイノ君の迫力の演技、素敵でした♡

後半では温泉に家族旅行!
二人と海香と元妻の円さんの4人。わきあいあいとしてほっこり。
ここで司之介が香さんに、とっても素敵なプレゼント♡ このシーンがとってもロマンチックで素敵でした。司之介の人としての成長も感じられて、キューンとなりました。二人とも幸せそう…♡

そしてもちろん温泉えっち!
露天風呂の濡れ場もエロエロなんだけど、その後の緊縛プレイが!!香さんがいつもと別人格でドSキャラ(演技よね)なの最高でした♡♡ 縛られる香さんも読みたいw

かっこよく成長した海香は海外留学へ。
子どもの成長と旅立ち、喜ばしいけどちょっと切ない…。

香さんが髪の色を銀髪に!これがめっっちゃかっこいい!別人みたい〜。それに対抗(?)して、司之介は裸エプロンに!香さん元気出過ぎちゃうに決まってるやんwww

ラストもとっても素敵でした。
前作に続き、今作もとっても楽しくて、最後は多幸感に包まれる素晴らしい続編でした!

ひとまずシリーズは一旦終わりとのことですが、司之介は自分の作品を監督するという目標もあるし、また続編をちょっぴり期待しています。

素敵な続編に感謝を♡♡

電子 白抜き修正
パートナー編なので、えっちな濡れ場たっぷり♡ 先生の描く濡れ場は白抜きでもエロエロですが、濡れ場多めのep.21はR18版の単話発売あり。他の方のレビューの通り、こちらは少なめ白短冊修正でカラーまであって、ものすっごい迫力です!

下巻には萌えがたくさんでした♡

(こちらは下巻のみのレビューです。以下ネタバレあります。)

上巻では鬼塚の目的は不明でしたが、下巻で徐々に明らかに。そんな重たい事情があったのか…。

一方竜冴はかつての飼い主・片桐から酷い目ににあったらしく、また以前のようなやさぐれた感じに(泣)
様子のおかしい竜冴を仕事の一環で温泉旅館に連れ出す鬼塚。船に乗って写真を撮っているうちに、竜冴の表情も戻ってきた。そんな竜冴を見つめる鬼塚の少し切ない表情がいい!
 
下巻では竜冴の不憫な子供時代の描写も出てくる。幼い頃から愛されたことがない竜冴にとって、鬼塚は初めて優しく人間扱いしてくれた人なのかもしれない。それは好きになっちゃうな…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

そして中盤、とうとう鬼塚も竜冴への気持ちを明かす。ようやく両想いに!泣いちゃう竜冴が可愛すぎる。よかった…こっちも泣けてきちゃう。゚(゚´ω`゚)゚。
ここからの濡れ場はあまあまでした、待ってた〜!

竜冴を秘書会=公式セックスから解放しようと動く鬼塚。大金を携え秘書会の片桐の元に行く。
ここで、まさか鬼塚があんな行動をするとは!と驚きました。惚れた男を救いたい漢気にグッときます。片桐の手が震えているのが印象的。

竜冴が鬼塚を部屋に招いて手料理を振る舞うシーン。エロなしでイチャイチャする二人が可愛くてほっこり。竜冴のニコッて笑顔、可愛いな。上巻読んでた時は、こんなに可愛くなるとは思わなかったよ〜。

色々方がつき、片桐と向き合う竜冴。竜冴に執着する片桐を引っ叩くシーンが、めちゃくちゃかっこいい!澄んだ表情がとても素敵。鬼塚の愛によって竜冴は変わることができたんだなと、すごくグッときました!しかし片桐がここまで竜冴に執着してるとは意外だった。

そして鬼塚が竜冴を救うだけでなく、鬼塚もまた竜冴によって救われたんだなと。「お互いさまだ…バカ…」というセリフにそれを感じ取れて、対等な関係性がとても素敵だなと思いました。手を繋いで二人並んだ後ろ姿、いいなぁ。

ラストの愛のある濡れ場も、とっても素敵でした。名前呼びいいなぁ♡

それから描き下ろし!ちょっと泣いちゃう竜冴がもう、めちゃくちゃ可愛い!!鬼塚の心臓が大爆発www

上巻を読んだ時には、まさか二人がこんな関係になれるとは思ってもみなかったなぁ。下巻は気持ちの通じ合った二人に、めちゃくちゃキュンとさせられました。とっても良かったです!

後書きによると、描き足りない、もっと描きたいとのお言葉。私もイチャラブな二人をもっと読みたいです!続編、または番外編、待ってます!

(タイトルは「私の声なき心を弾いて」という意味だそう。後書きによると「竜冴の本心を掻き鳴らす」というイメージだそうです。なかなか本心を言えない竜冴にぴったりのタイトルだなぁ)

紙本 ぐしゃぐしゃ塗り修正
(Renta以外の電子は白抜きなので紙本を購入。先生の描く濡れ場は迫力があるので紙でよかった!)

上巻は甘さ控えめ でも受けにギャップ萌え

先生の『pop one's cherry』がとても好きな作品。こちら初めは、セ、セックスバトルって…、と思いましたが、主に美形な攻めに惹かれて読んでみました。上下巻読みましたが、こちらは上巻をレビューします。

1話を試し読みして購入しましたが、実は竜冴(りゅうが)のような美人ではない筋肉受けは苦手でして…。でも鬼塚みたいな綺麗な顔で且つ雄みもある攻めは大好物だし、アズル先生の新刊はぜひ読んでみたくて購入しました。

正直セックスバトルシーンはあんまり好きになれなくて、上巻は何度かバトルシーンあるので、ちょっとスンとなってしまうことも。

でも竜冴が、鬼塚に駒ではなく一社員として扱われて通常業務をしていくうちに、普通の人っぽさを取り戻していくのはほっこりしました。

また鬼塚が口は悪いけど根っこはいい人で、仕事で色々失敗しちゃう竜冴に結構優しくて、竜冴が徐々に鬼塚に惹かれていく。そして時々照れ顔するのがツンデレで可愛いです。

後半のお風呂えっちは、竜冴がトロトロに可愛くなって、鬼塚も竜冴を憎からず思ってそうで、特にキスシーンがすごく良きでした♡

終盤、鬼塚に「お前は穢くねぇ」と言われて、顔を赤らめる竜冴も可愛い!こんなこと言ってもらえたら、そりゃ好きになっちゃうよ〜。

そして寝てる鬼塚におそるおそるキス!!んも〜、竜冴可愛い!ギャップ萌えですな!
鬼塚は起きていた(お約束)!けどそのまま甘いムードにはならなかった。鬼塚は何か重い目的があってバトルに参加しているらしい…。

上巻ラストは不穏な雰囲気で終了。あの人が出てきてちょっとびっくりした。下巻はどうなる?!

上巻のみ一読した時は、ちょっと自分には萌えが足りなくて、「う〜ん、萌かな?」と思ったのですが、下巻を読んで再読したら、上巻は萌2になりました!ぜひ上下巻あわせてお読みいただきたい作品。
下巻もレビューします。

紙本 ぐしゃぐしゃ塗り修正
(Renta以外の電子は白抜きなので紙本を購入。先生の描く濡れ場は迫力があるので紙でよかった!)

下剋上学園オメガバ めちゃくちゃ刺さりました♪

初読み作家様。レビューランキング上位で気になり、試し読みがとてもよかったので読んでみました。以下少々ネタバレあります。紙本で約180ページ。

学園ものオメガバース。
スクールカースト上位のα御園紅雄(みそのべにお)が、αと思われていた実はΩの優等生・藤波青(ふじなみあお)を事故で抱いてしまい、卒業まで恋人のフリをして番犬(いぬ)になれと命令されるお話。

まずは表紙がとても好きです。赤と青のコントラストが美しくて印象的!紙本の帯が邪魔に思えるくらい。
作画も、なんというか綺麗すぎない少しクセのある絵が好きです。濡れ場の描写もかなりえっちだな〜。

キャラクターもとてもいい!
受けの藤波は、αと思われていた孤高の優等生。Ωとバレて御園に抱かれてしまうけど、それを逆手に御園を脅す強い女王様でかっこいい!スクールカースト上位の御園を組み敷いて、「犬になれ」と命令するシーンにはゾクゾクします!自分は受けに惹かれることは少ないけど、藤波はすごく好きです!

一方攻めの御園は、いいとこのお坊ちゃんで容姿も良く、仲間を侍らせ遊びまくっている。ちゃらんぽらんなヤツかと思いきや、話が進むにつれ意外な顔が見えてきて、単なる放蕩息子じゃないギャップがいい。藤波の脅しなんて、どうにでもできそうなのに、素直に藤波の犬になっちゃうのも可愛い。返事が「わん」てww
こちらもすごく魅力あるキャラ。下剋上も良きですね〜。

体の関係から始まったしオメガバなので、もっとエロエロなのかと思っていたらそんなこともなく、二人がお互いの身の上を話して交流を深めていき、だんだんと惹かれあっていく描写が素敵でした。

中盤、お互い運命なのでは?と思いながらムラムラしてキスするシーン。とってもエロティックでゾクゾクします。ここまでされても拒否する藤波の強さ、かっこいい!でも御園はかわいそうw

プールで御園のラッシュガードの匂いでヒートしてしまう藤波。藤波の足に御園がキスするシーンも、すっごく素敵!女王様にかしずく番犬!そして犬さながらに藤波の体を舐め回す御園がエロい!先生の描く濡れ場は本当にゾクゾクさせられます。首を噛むのを我慢して、自分の腕を噛むのもいい!
塩対応なのに、御園にかっこいいって言われて真っ赤になる藤波、可愛いな♡

藤浪を本気で好きになって、勉強を頑張ったり、かっこつけたりする御園が愛おしい。こっちも可愛い♡

終盤、文化祭のコスプレ楽しい〜、と思ったらちょっと驚く展開!も収まって、ラストは二人が自分の気持ちを伝え合うシーンが素敵でした。
強気な藤波の「ありがとう」や、御園が「俺と一緒に生きて」と手にキス(?)するシーンにはキュンとしました。
最後の濡れ場は、足で御園をイかせちゃう!最後までしっかり女王様♡

終盤の展開はちょっと駆け足に感じました。惹かれ合いながらも、もだもだする二人の関係、学園生活を、上下巻くらいでもっとじっくり読みたかった気がします。
続編はなさそうなラストでしたが、この二人をもっと読んでみたい!続編描いて欲しいなぁ、と思いました。

素敵な作家様に出会えて嬉しいです。先生の他の作品も読んでみたいと思います♪

紙本 ぐしゃぐしゃ塗り修正
(シーモアだと竹書房は白抜きなので紙を購入。濡れ場数回で迫力ある描写なので紙で正解でした)

これぞ光のBL!かわいい二人の恋の話

数作拝読の作家様。『なんかもうあーあって感じ。』が好きです。本作も好みな雰囲気だったので読んでみました。以下少々ネタバレあります。

高校時代親友だった隼人と律。卒業後疎遠となっていた二人が社会人となって偶然再会、また以前のように一緒に過ごすようになる。隼人は律を密かに好きで…というお話。

まず作画なんですが、隼人が大卒で現在入社2年目らしいので24歳くらいかな?高校時代から5年くらい経ってるけど、ビジュがほぼ変わってない。ここはもうちょっと大人っぽくなってたらよかったなと感じました。

ストーリーは初めは攻め視点、次は受け視点で描かれます。高校時代の二人の回想も多く、二人のほんわかキラキラした両片想いのお話。
水族館デートしたり、お祭りデートしたり、ほんと可愛らしいですね〜。

しかし高校時代、なんとなくでキスする隼人って。そんなことしてるのに、律への気持ちに大学生になるまで気付けないって鈍すぎるww

両片想いのストーリーとしてはかなり王道というか、あまり意外な展開のない、すんなりくっついたお話でした。可愛い二人のほんわかしたラブストーリーで、これが光のBLってことかな。

これだけ評価高めなのに、そこまで自分には刺さらなくて、なんでかなと考えてみたんですが…。

まず自分にとっては攻めのキャラが重要で、攻めが刺されば大抵その作品を好きになる。隼人はイケメンだしワンコで可愛いけど、ちょっと容姿も性格も可愛すぎるかも。もうちょっと癖があったり、雄みがあったり、執着つよつよの攻めの方が好きなのかも。
あとストーリーもあまりにも光BLで、自分にはキラキラと爽やかすぎるのかもしれません。

隼人が寝ぼけてガツガツキスするシーンとか、ラストの濡れ場でちょっと意地悪な顔するシーンは好きでした。そういうところでもうちょっとSっ気出てくるとか、ギャップがあったらよかったかも。

普段はクールな律が、たまにニコッと笑う表情はとっても可愛らしかったです。ギャップ萌え。

ラストの時計に電池入れるシーンは、これからは二人で時間を刻んでいくという隼人の気持ちが感じられてキュンとしました。いいシーン。

作画もキャラもストーリーも可愛らしい光BL。そんな作品がお好きな方にはとても楽しめるかと思います。

電子 ライトセーバー(白抜き)修正(真っ白です)

コミカルでえちえちと思いきや、切ない展開もあり 素敵なお話でした♡

デビュー作『押しかけ淫魔くんとXLサイズの社畜さん』面白かったです。本作もキャラなど好みなので読んでみました。以下少々ネタバレあります。

20歳になるとAIを使ったマッチング相手を国が通知してくる(同性婚もありな)世界。
大学生の柊真(とうま)(受)は、幼馴染で片想い相手の陽太(ひなた)(攻)と同居中。20歳になって送られてきたマッチング相手はなんと陽太で…というお話。

柊真はクールめで実は天然な美人さん。陽太は柊真にはワンコだけど実は…なガタイの大きい執着攻め。体格差もあり、好きなタイプのCPです♪

初めは受け視点で、柊真の片想いみたいな出だしですが、陽太の態度から両片想いとすぐにわかります。
通知受け取った直後に、陽太が柊真にキスして速攻濡れ場に!陽太のド執着が感じられますw

『押しかけ〜』でも感じましたが、先生の描く濡れ場描写はドエロい!本作も陽太のねちっこ〜い&激し目な責めに、ウブな柊真がひんひん言わされちゃいます。あと陽太は少々Sっ気があって、噛みつき癖があるんですね。普段はにこにこなワンコのくせにムッツリだな〜ww

柊真がなぜ天然かというと、柊真大好きな陽太が「好き」と言っても全然伝わらない!「ド天然ポンコツ美人」ww ちょっと陽太が不憫に思えてくるww

そして陽太のド執着!
高校時代に柊真の友人に向ける闇の滲む目線や、柊真宛のラブレターをアレしていたなど、ヤンデレみのある男だった!いいぞいいぞ〜w

家族に挨拶したり、陽太の気持ちがようやく柊真に伝わったり(お姉グッジョブ!)、順調に進んでいると思ったら…。終盤に驚く展開が!ああ〜、こういうこと起きそう、政府がやらかしそう。

意外にもシリアス展開になって驚きました。
柊真にはある思いがあって、陽太から身を引こうとする。このシーン、かなり切なかったです。陽太の泣くところでちょっともらい泣きしちゃった…。

柊真に厳しくも優しくアドバイスする友人たちや、母の愛にもグッときました。
そして最後、河原でしっかり気持ちを確かめ合う二人。陽太がプロポーズするシーンにはキュンとしたなぁ。涙ぐむ二人が幸せそうでよかった…。

初めはコミカルな両片想いや、攻めの執着、濡れ場の迫力などに惹かれて読み始めたんですが、終盤には意外にもハートウォーミングな展開になって、大変素敵なお話でした。
次回作も楽しみにしています♪

電子 白抜き修正(tnは形のわかりやすい白抜き、anlは無修正箇所もあり。5話以外は濡れ場あり)

イケメン溺愛ワンコな攻めと、性格が男前な受けのキャラが好き

先生の作品は数作拝読しています。 
濡れ場が激しい印象の作家様。
本作は美しい攻めに惹かれて読んでみました。
以下少々ネタバレあります。

人気俳優・那由多(なゆた)(攻)の大ファンのアルバイターの武蔵(攻)。バーでバイト中になんと那由多が来店!内心浮かれていたら「手を触ると心が読める」と言われ口説かれて…というお話。那由多がサイコメトラーというファンタジー。

先生はエロエロな作品が多めで、割と早い段階で濡れ場に突入するイメージ。
しかし本作、1話で那由多が武蔵の心を読み口説くんですが、武蔵は流されず「自分のこと大事にして!」とお説教しちゃいます。おや、いつもと違う感じ?でも押し切られてえっちな流れになっちゃったw

武蔵はピアスもタトゥーも多めで、一見やんちゃに見えるんですが、心は硬派というギャップが良いキャラです。

那由多はすごい美形なんだけど、その能力のためちょっと心が荒んでいて、これまでは適当に遊んでたけど、気持ちのまっすぐな武蔵と出会い惹かれていく。多分これが那由多の初恋なんだろうな。ワンコな溺愛攻めになっていくのがとても可愛いです。

武蔵は那由多を信じていいのか悩みながらも、武蔵を求める気持ちをぶつけられて絆されていく。大好きな押しにこんなに想われてグイグイ迫られたら、それは絆されるねw

時々エッチなことはしちゃうけど、二人がすぐにはくっつかず、お互い悩みながら、デートしたり、気持ちを伝え合ったりして関係を深めていくのがいいなと思いました。

中盤、麻山という那由多に恨みを持つ人物が登場。いったいどんな恨みで、どんなことしてくるのかと身構えてたら、その恨みの内容も那由多への嫌がらせも、大した内容じゃなくてちょっと肩透かしでした。
まあ、あんまり酷いことされても作品が重くなっちゃうので、仕方ないかな〜。

終盤、ちょっと気持ちの行き違いが生じつつも、しっかり両想いのハピエンでほっこり。よかったね〜。

濡れ場は挿入無2回、挿入有2回、本作もエロエロな描写です。最中に手を繋ぐと、武蔵の快感がビリビリ那由多に流れ込んでくるのが面白い現象でした。

評価は萌と萌2で悩みましたが、イケメンで溺愛ワンコな那由多と、一途で真っ直ぐで優しい武蔵のキャラが魅力的だったのと、二人の体格差も好みで、キャラ萌えしましたので萌2とさせていただきます。

電子 白抜き修正(白抜きですが、だいたい形がわかるのと、迫力ある濡れ場描写で、白抜きによる煩わしさはあまり感じませんでした。主観ですが)