読み終わった最初の印象はあっさり終わってしまったな、だった。
でも映画を見て、海へという曲を聴いてから再度読み直すと、すーっと腐に落ちた。
このマンガは、真冬がギヴンのメンバーだけでなく色々な仲間を通して由紀とのことに決着をつけ、立夏と音楽とともに一生生きていく決断をするまでの話だったのかなと。
真冬の中にいつまでも由紀がちらついてしまうのはある意味仕方がない。
由紀は真冬の一部で、それも含めて真冬だから。
それでも最終的に、音楽が上ノ山くんが好きだと言っているし、何よりはっきりと立夏に対して一緒に一生音楽がしたいと言っていますし、絶対に後悔させないとも言っています。
いちゃいちゃシーンはなくてもそれが全てなのかなと。
真冬はちゃんと立夏のことを想っていると感じられました。
真冬に、由紀の想いを歌にしてくれて、由紀のことも含めて真冬を包む立夏の大きな愛が伝わったと思うし、何より立夏自身が由紀の作りかけの曲を好きだと思い、その曲を真冬に返してやれた、柊、玄純にとっても正しい向きに進むためのすべてを全うしたと、満足だと言っているのだから、これで良いんだと思います。
立夏器が大きくてかっこ良すぎ!
ほんとに真冬はみんなに想われていて幸せ者だな。
最後の1シーンはなくても良かったかなとも思いますが、海デートには意味がありますし、真冬が言わないと先に進まない気も。
心残りなのは雨月さんです。幸せになって欲しい。真冬と天才同士の交流が続いているは何よりだけど。
続編期待しています☆
それで完結で、この巻はまだ通過点なのかもしれないですね。